インドネシア・バリ島からイランまで続く、アジアを横断する現代のシルクロードと呼ばれるアジアハイウェイ2号線(AH2)。

アジアハイウェイ2号線 AH2 は、アジアハイウェイの路線の一つである。 総延長は13,177km[1] (8,230mi) で、インドネシア・バリ州のデンパサールからシンガポール、マレーシア、タイ、ミャンマー、インド、バングラデシュ、ネパール、パキスタンを経由して、イ ラン・ケルマーンシャー州のコースラヴィ(英語版)に終着する。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アジアハイウェイ2号線

バンコクからAH2を南下し、マレーシアのペナン島、マラッカに立ち寄りシンガポールまで、15年振りにマレー半島を縦断する旅に出ることにした。目的は、15年前に見逃した「マラッカ海峡に沈む夕陽」を見ること。
そのマレー半島縦断の旅の記録を連載でお届けしていく。
前回第3話では、バンコクから夜行バスとロットゥーを乗り継ぎ19時間をかけてペナン島に辿り着いたところまでをお届けした。
第4話となる今回はその続き、「ペナン島初日編」をお送りする。これまでの記事は以下より。

アジアハイウェイ2号線を南下せよ! 陸路で行くマレー半島縦断の旅

それでは第4話「ペナン島初日編」をどうぞ!

マレーシアといえばラクサ!

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さて、まずは腹ごしらえ。マレーシアに来て最初の食事はラクサ(カレーヌードル)と決めていた。

ラクサ (Laksa) とは、ガランガルやターメリックなどの香辛料が効いた東南アジアの麺料理。中華系の子孫を意味するババ・ニョニャの料理(ババ・ニョニャ料理またはニョニャ料理)を代表する食べ物である。
Wikipediaより引用

チュリア通りに出ると目の前にあった屋台が並ぶ一角に早速、ラクサ屋を見つけた。

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相席した中華系マレー人のおじさんが、「ここのラクサはベリーグッドや」と聞いてもいないのに太鼓判を押してきた。

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これがそのラクサ。
うん、確かにうまい。
麺はたまご麺とビーフンのミックス。スープはココナッツの甘味とほんのり香るスパイシーさが絶妙である。やはりマレーシアに来たらラクサしかない!と思えるほど、一度食べれば病み付きになるうまさだ。

  • ラクサ大:4RM(RM=リンギット。1リンギット=約31円=約9B)
  • スイカジュース:1.7RM

夕方とはいえ、まだ日中の熱気が残る時間帯。シャワーを浴びたばかりだが、汗が吹き出してくる。

汗をかきながら屋台でラクサを食べていると、「あぁ今はマレーシアにいるんだ」という思いが、しみじみとこみ上げてくる。
やはり宿で荷物を解き、すぐに外へ飛び出し、屋台でその旅初めての飯をかきこんでいる瞬間が、僕にとっては旅の中で最も興奮する瞬間なのである。

ラクサに大満足し、ぶらぶらと街を歩いているとまた屋台が集まる一角に出た。

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ちょうど汗を引かせたかったので冷たい中華スイーツをいただく。

penang中華スイーツ:4.4RM

見上げると目の前には、ペナン島最高層のビルであるコムタが見えた。

penang奥のビルがコムター

よし、コムターまで歩いてみるか。
コムターに向かう途中でスマートフォンショップを発見。マレーシアには今日を含めて3日間滞在する予定なので、マレーシアのSIMカードを買っておくことにした。

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  • SIMカード代:10RM
  • インターネット通信料:15RM(500MB)/7日間
  • 税金:1.5RM
  • 合計:26.5RM

ペナン島の回線速度はどうなのか? 念のため速度を計測してみた。

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  • 下り:5.81Mbps
  • 上り:8.96Mbps

と、まずまずの結果だった。

コムター手前の旅行会社が並ぶ一角に、バックパッカーが集まっていた。安いバスのチケットが手に入るかもしれないと思い立ち寄る。
明後日8月1日(土)朝9時発のマラッカ行きのバスのチケットを50RMで購入した。

penangコムター近くの旅行会社が集まる一角

タイのリペ島までのチケットも買えるようだ。

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リペ島については、こちらの記事を参照いただきたい。
本帰国までに行きタイ! タイ国内の旅。リペ島編

ペナン島からマラッカに向かうまでに、クアラルンプールに立ち寄るか迷ったが、今回の旅の最大の目的である「マラッカ海峡に沈む夕陽を見る」ということを最優先させるため、ペナン島から直接マラッカに向かうことにした。
コムターまで来てみたが、老朽化により中は寂れていた。特に目を引くものもなかったので、チュリア通りまで歩いて戻ることにした。

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チュリア通りのすぐ近くは中華街になっている。

penang味のある中華料理店。

penangコロニアル建築が並ぶ。

penangペナンではトライショー(三輪車タクシー)が現役。

途中、また屋台街を発見。ラクサに次いで食べたかった福建麺(ホッケン・ミー)の屋台だ。

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たいして腹は減っていなかったが、これは食べておかねば。
いかがだろうか、この真っ黒で決してうまそうには見えない見た目(笑)

penang福建麺:5RM

実際も決してうまくはなかった。。。

本来の福建麺は、この見た目とは裏腹に味わいはまろやかなはず。
中太麺は、コシがあり日本人好みの食感。強火で一気に焼き上げた麺は香ばしく、気付けばあっという間に平らげていた。
となるはずだったが、残念ながらここの福建麺はかなりしょっぱかった。。。

福建麺は大満足とは言えなかったものの、食べられたのでよしとしておこう。
宿への帰路。団子とドーナツ屋台を見つけてしまった。口直しにと1つずつ購入。

penangごま団子とドーナツ:3RM

penang夜のチュリア通り

宿近くのムスリム料理屋にシーシャ(水タバコ)が置いてあったので、一服してから帰路に着いた。

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今回は、とりとめのない記事となってしまった。

次回、アジアハイウェイ2号線を南下せよ! 陸路で行くマレー半島縦断の旅 第5話〜ペナン島街歩き&ビーチ編〜へと続く。

タイは、明日12日はシリキット王妃の誕生日で祝日となる。
それではまた木曜日に!