昨日、日本政府観光局（JNTO）より今年３月の訪日外客数が発表された。
JNTOの発表によると、2016年３月の訪日外客数は、前年同月比31.7％増の201万人となり、初めて単月として200万人を超え、過去最高の記録となった。（これまでの単月過去最高は2015年７月の192万人）
JNTOでは、好調の要因を以下のように分析している。
主な要因としては、近年さらに人気が高まっている桜シーズンを迎えたことや、昨年４月だったイースター休暇が今年は３月となり欧米市場や一部アジア市場からの訪日需要が増加したことが挙げられる。
また、継続的な訪日旅行プロモーションや、航空路線の拡大、クルーズ船の寄港増加、燃油サーチャージの値下がりも、引き続き訪日旅行者数の増加を後押ししている。
JNTO報道発表資料（PDF）
４月は、高い桜人気に加え、中華圏の清明節やタイのソンクラン（タイ正月）といった連休、クルーズ船の寄港などが増加要因として考えられるものの、「平成28年熊本地震」の影響も踏まえ、状況を注視していくとのことである。
2016年３月に訪日したタイ人は？
さて、肝心のタイ人はというと、上の表のとおり９万9700人（前年同月比7.9％増）となった。３月は連休がなかったことや４月のソンクラン休暇前の買い控えもあり、伸び率は一桁に留まったが、３月として過去最高を記録した。
１〜３月の累計では22万2100人となり、市場別で、中国（147万2100人）、韓国（137万9800人）、台湾（99万8400人）、香港（43万7800人）、米国（25万9700人）に次いで、第６位につけている。
JNTOでは、好調の要因を以下のように分析している。
一般消費者向けに開催された旅行博「TITF（２月17〜21日）」には、JNTOを含め日本から過去最高の85団体が出展し、現地旅行会社も来場者に対し様々な訪日旅行商品を販売したことも、３月の訪日需要増加に結びついた。
JNTO報道発表資料（PDF）
TITFのレポートはこちらより。
TITF 2016のレポートを映像でお届け！ | YINDEED MAGAZINE
今年のソンクランも僕の周りでも多くのタイ人が訪日旅行を楽しんでいた。昨年４月の訪日タイ人は11万7930人。はたして４月も昨年を上回ることができるのか？
それではまた！
