洪水やデモ、クーデターが起きながらも右肩上がりに成長を続けるタイ経済。

thaikeizai出典:世界経済のネタ帳

好況を背景に、日系を中心とした外資系企業の進出が加速し、バンコク都心部では駐在員社会が膨張している。
特に日本人駐在員が多く住み、日本人居住区ともいうべきスクンビットエリア(BTSアソーク〜エカマイ間)では、駐在員を受け皿としたコンドミニアムの建設がまだまだ盛んである。
だが、スクンビットエリアだけでは増え続ける日本人を吸収しきれず、BTSの延伸に合わせて日本人居住区も東へと拡大している。
統計が出ているわけではないので感覚の話になってしまい恐縮だが、特にBTSエカマイ駅から1駅目のプラカノン駅や2駅目のオンヌット駅周辺に住む日本人は急増している感がある。駐在員だけでなく、現地採用者の存在も大きい。
僕も現地採用として3年半働いていたので分かるが、スクンビットエリアのコンドミニアムの家賃は、現地採用者が自腹で払うには高過ぎる。
プラカノンやオンヌットエリアであれば、ワンルームタイプならプール・ジム付きのコンドミニアムが1万B程度で借りられるのだ。
事実、僕の周りの現地採用者はほとんどがプラカノン、オンヌットエリアに住んでいる。これだけ日本人が明らかに増えてきているにも関わらず、日本食レストランなどの日本人向けのサービスはほとんどない。
だかここ最近、日本人向けのサービス業が次々と進出し、競争が激化するスクンビットを避け、競争の少ないエリアを探す動きも出てきてた。
そこで「ネクストスクンビットを探せ! 」と題して、これから日本人向けサービスの需要が増えそうなエリアを紹介していきたい。シリーズ化するかは反響次第である。
さて、前置きが長くなったが、今回は第1弾として「プラカノン」を紹介したい。

この記事の目次


発展するプラカノンを象徴する新ランドマーク

phrakanong wdistrict

絶賛開発中のプラカノンの顔とも言うべき存在になりつつあるのが、昨年オープンした「W District」だ。

phrakanong wdistrict

高層コンドミニアム2棟に24時間営業のカフェやレストラン、コワーキングスペース、ギャラリーなどが入居する複合施設だ。コンドミニアムの屋上には、地上46階のルーフトップレストラン「CIELO SKY BAR & RESTAURANT」もある。
このコンドミニアムの賃料は1ベッドルームで2万B〜といったところだろうか。
今なら1年契約で1ヵ月フリーレントというプロモーションを実施しているようである。

wdistrict phrakanong

のちほど紹介するが日本食レストランも入居している。

抜群の交通アクセス

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BTSプラカノン駅とW Districtの間には、バンコク随一のオフィス街であるサトーン・シーロムエリアへ向かうラマ4世通りの始点がある。空いていればサトーンまでは車で10分程度で行ける。スクンビットエリアよりもサトーン方面への便は良い。
この交通アクセスの良さがプラカノンが注目される理由のひとつでもある。
日本食レストランも少しづつだが増えてきている。
おそらく7〜8軒程度はあるだろう。中でも日本人が足を運びやすいオススメのお店を5軒紹介しておく。

ラムカムヘンからカムバック! うま食堂

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もともとプラカノンのサービスアパート「ホープランド」に入っていたが、一昨年8月にラムカムヘンに移転。そして今月、2店舗目を再度プラカノンにオープンさせた。うま食堂ウェルカムバック!
ラムカムヘンは、日本食レストランの完全なる不毛地帯であり、ライバル不在で一人勝ちができる環境かもしれないとオープン前は想像していたが、蓋を開けてみれば「ライバル不在=需要も不在」ということだった。オープン当初、経営はかなり厳しかったと聞いている。
しかし、オーナーの地道な経営努力により過酷な状況を持ちこたえ、ようやくラムカムヘン店の経営は安定した。そして満を辞してのプラカノンへの再出店となったのである。
一品料理や定食からラーメンまでメニューが豊富で味もよし。価格も手頃で毎日でも通える昔ながらの定食屋という雰囲気だ。
ぜひ、近所に住んでいる方は足を運んでみて欲しい。個人的には唐揚げ定食(180B)がイチオシだ。
場所は、プラカノン駅からホープランドに向かって歩き、ホープランドのすぐ手前にある。

昔ながらの定食屋 うま食堂
営業時間:12時〜24時 
電話番号:0-2101-9904

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バンコクの沖縄料理店といえば金城

phrakanong kinjo

今や日本人だけでなくタイ人にも人気のバンコクを代表する沖縄料理店として有名な金城。
僕はここのコロッケ定食が大好きで月に1度は必ず食べに来る。定食には、コロッケ、サラダ、沖縄そば、ご飯、ジーマーミ豆腐が付く。ボリュームがとても多いので完全に満腹になる。女性1人では食べきれないだろう。もちろん味も旨いのは言うまでもない。
詳しい店舗情報は下記、金城HPを参照。

バンコクの沖縄料理&居酒屋「金城」
http://kinjo.namjai.cc/
営業時間:11時半〜24時(23時ラストオーダー) 
無休(タイ祝日休みの場合あり、電話にてご確認お願いします)
電話番号:08-9047-1456(日本語可)、0-2711-0536(店舗)

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バンコクでは珍しい岡山料理 居酒屋ぼっけえ

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先月オープンしたばかりの居酒屋。バンコクでは珍しい岡山料理のお店だ。
他では食べられない岡山名物のホルモンうどんや牡蠣のお好み焼きが旨い。気軽に使える居酒屋として、重宝される存在になりそうだ。
詳しい店舗情報は下記ぼっけぇFacebookページを参照。

居酒屋ぼっけぇ
https://www.facebook.com/bokkeh
営業時間:18時〜24時
電話番号:0-2751-2882

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しゃぶしゃぶブッフェのパイオニア・秋吉

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しゃぶしゃぶ・すき焼き食べ放題の老舗。今となればタイ人に一番人気のある日本食といえば「しゃぶしゃぶ」というほど浸透しているが、タイにおけるしゃぶしゃぶブッフェの草分け的存在がこの秋吉だ。アジアティークやサイアムスクエアワンに支店があるが、ここプラカノンが本店。今でも多くのタイ人で賑わっている。ランチは価格も安くボリュームが多いのでオススメだ(友人談)。
秋吉
営業時間:11時~14時、17時半~22時

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読みづらいぞ! 艸庵 暁雨(そうあん ぎょうう) ※閉店済み

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W District内にオープンしたばかりの日本食レストラン。まだ入ったことがないのでなんとも言えないが、しっかりとした店構えで雰囲気は良さそうだ。
詳しい店舗情報はタイ自由ランドHPを参照。
http://jiyuland5.com/貴重な和食屋さん「艸庵-暁雨」

飲食以外の日本人向けサービス

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駅前にあるMaxValu

その他の日本人向けのサービスとしては、日本人が常駐する薬局「KENKO PHARMACY」や、総合格闘技ジム「心技道場」、リサイクルショップ「Tokyo Joe」などがある。駅前には24時間営業のスーパーマーケット「MaxValu」もある。

新旧が共存する魅力ある街へ

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プラカノンはもともとプラカノン市場を中心としたバンコクの下町という位置付けの街。ローカルな雰囲気が色濃く残るエリアであり、町歩きもなかなか面白い。
プラカノン市場は新鮮な食材や安価な衣料品が買えることで有名だが、個人的には、W Districtのすぐ裏を通るソイ(69から71に抜けるソイ)がお気に入りである。

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昔ながらのレトロな商店が並ぶ中に、ギャラリーや飲食店などがオープンし、新旧が共存するとても魅力あるソイに変わりつつある。

phrakanong
phrakanong ossan

プラカノンはネクストスクンビットとしてイチオシのエリアである。

スクンビットまですぐに出られるし、wifiが使えるカフェも多い。(←個人的にこれが一番重要)
日本人向けのサービスをこれから始めるには、検討すべきエリアのひとつだと思っている。
反響がよければ第2弾はオンヌットを紹介するつもりだ。(オンヌットは第3弾に延期)

それではまた!

明石

第2弾はこちら!
ネクスト・スクンビットを探せ! 第2弾 今、タイカルチャーセンター駅がアツい!