「明石さん、鍼や漢方での治療に興味があるっておっしゃっていましたよね? 実はうちでも半年前から始めたんですよ。一度、試してみませんか?」

と、お声がけいただいたのは整体クリニック「ペインアウェイクリニック」の菅谷院長だ。

菅谷院長は2年前に、アソークのインターチェンジ21にペインアウェイクリニックを独立開業。僕は前職時代から通算で7年のお付き合いになるが、菅谷院長を一言で表すとすれば、「ストイックな治療マニア」である。

洋の東西を問わず、世界中から様々な治療法を取り入れる彼のスタイルは、バンコクに整体クリニックは数あれど、唯一無二と言えるものだ。

「痛みを取るためには何でも取り入れます」

という菅谷院長が、満を持して導入した鍼治療。

実際に体験してきたので、今回はそのレポートをお届けしたい。

この記事の目次


治療一筋14年、これまでに10万人以上を治療。

pain away clinic

右から三番目が菅谷院長

鍼治療の話の前に少しだけ菅谷院長の紹介をしたい。

菅谷院長は2004年に来タイ。それから3年間タイマッサージの総本山「ワット・ポー」で修行を積み、マッサージだけでなくハーブ療法、タイ式ヨガ(ルーシーダットン)など、タイ伝統医学の治療法を体得した。

2007年からはバンコクの日系整体クリニックで店舗責任者として勤務。さらに5店舗の立ち上げに携わった後、2016年にペインアウェイクリニックを開業した。

タイで治療家としての道を歩み始めて14年、治療した患者は10万人を下らない。トップレベルのキャリアを持つ治療家の一人である。

最良の治療法を求め、進化を続けるクリニック

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ペインアウェイクリニック外観

冒頭で菅谷院長のことを「ストイックな治療マニア」と表現したが、彼は本当にいつも治療のことを考えている。

一緒に食事をしているときも、「あの人は◯◯が悪そう、多分原因は☓☓だな」と、聞いてもないのに解説を始める。

他人の身体に興味のない僕にとってはいい迷惑なのだが、そんな時の彼の目つきは真剣そのもの。治療家として天性の才能、そして人一倍の情熱を持っているのだと思う。

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欧米人客が50%以上。ウェブサイトも三ヶ国語対応だ

菅谷院長にたまに会うと、「新しい機械を導入しました。タイではまだうちだけです」と、最新技術やマシンの導入にも余念がない。

オープンからまだ2年だが、常に最新かつ最良の治療法を求め、進化を続けている。ペインアウェイクリニックはまさに菅谷院長の治療に対する情熱を体現しているクリニックなのだ。

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Maria Jose Loraさん

その技術力の高さを聞きつけ、最近ではタイのトップ俳優ナデート氏やミス・グランド・インターナショナルのMaria Jose Lora、多くのプロアスリートも通院している。

さて、前置きが長くなってしまったが、そんな進化系の整体クリニックであるペインアウェイでは、大きく3つの治療法を実践している。

ペインアウェイクリニックの3つの治療法

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ペインアウェイクリニックでは大きく以下3種類の治療法を実践している。

1. 中医学(鍼・カッピング、漢方処方)

2. 整体、タイ伝統医学(マッサージ、タイハーブ処方)

3. 理学療法(電気)

これから3回に渡り、上記3つの治療法の体験レポートをお届けしていく。今回はその第一弾として、中医学治療のレポートとなる。

中医学とは?

そもそも「中医学」とは聞き慣れない言葉である。グーグル先生に聞いてみると、以下の特徴があるようだ。

全身を見て治療を行う。西洋近代医学とは異なり、複数ある症状をもって「証」という概念で治療方針を決める。

人間の心身が持っている自然治癒力を高めることで治癒に導くことを特徴としている。そのために生薬などを用いる。

診断も、四診によって行う。西洋近代医学のように機械や採血の検査結果を用いることはない。よって、体を侵襲することがなく、害が少ないとされる。

出典:wiki「中国医学」

なるほど…つまり、どういうことなのだろうか?(笑)

細かい話は置いておこう。中医学について詳しく知りたい人は下記のサイトが参考になりそうだ。

中医学といっても様々な治療法があるようだが、ペインアウェイクリニックでは、以下の治療を行っている。

  • 四診(問診)
  • カッピング
  • 漢方

とにかく体験してみましょうということで、まずは問診からスタート!

まずは問診

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まずは菅谷院長による問診から。

通常は最初に姿勢測定器で体の歪みをチェックし、その測定結果をもとに治療法を決定する。

今回は鍼治療ありきなので、この歪みチェックのくだりは省き、次回詳しく説明することにしよう。

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続いて中医学の先生による問診(四診)を受ける。

四診とは、望診、聞診、問診、切診のことで、舌診や脈診、生活状況や自覚症状の質問などを行う。

先生の診断に寄ると、どうやら僕は肩こり、腰痛といった身体的な痛みだけでなく、肝臓や心臓も弱っているということだった。

続いていよいよ鍼治療へ。

タイでは珍しいドライニードル療法を導入

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長いものでは10㎝ほどもあるドライニードル

ペインアウェイクリニックの鍼治療では、「ドライニードル療法」を行っている。

日本や中国での一般的な鍼治療は経絡(けいらく)やツボに鍼を刺すが、ドライニードル療法は痛む場所に超極細の鍼を刺し、トリガーポイントや筋肉を刺激する(=しこりをほぐす)という違いがある。

トリガーポイントとは筋肉のしこりのことで、これが痛みの原因となっている場合が少なくない。

トリガーポイントをほぐすには、一般的な鍼治療で使われている鍼では短すぎるため、10㎝ほどの長さがある超極細のドライニードルを使う必要があるのだ。

ちなみにこのドライニードルは欧米を中心に理学療法に取り入れられており、タイでは大手私立病院などで導入されている。一般のクリニックで導入しているのはペインアウェイだけである。

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日本では接骨院で鍼をやってもらったことはあるが、ドライニードルは初めての体験。一体どんな感覚なのだろうか?

上着を脱いでうつ伏せで待機する。 

身体の奥にズキューンと響く痛み

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「ズキューン!」

鍼が入った瞬間、鈍い痛みが身体の奥から響いてきた。

これはトリガーポイントに鍼が刺さった証だという。

写真では分かりづらいが、5㎝以上も身体に鍼が入っている。

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 思わず「うぅぅぅう」と声を漏らしてしまうほどの鈍痛だが、しばらくすると痛みは消えていった。

菅谷院長曰く、

痛みが消える=筋肉のしこりがほぐれた

ということである。

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確かに肩こりや腰痛、首の付根の張りがだいぶ楽になっているような気がする。(施術直後は重い感じがするが、時間が経つと軽くなってくる)

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肩、首周り、腰、全部で20カ所以上

いかにも効きそうなカッピング

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ドライニードルの次は、カッピング(吸い玉)。

カッピングを経験したことがある人はあまりいないと思うが、その見た目からしていかにも効きそうである。

カッピングは痛みの治療だけなく内臓疾患の治療にも有効とされているが、最大の効能は血液の循環を高めて、内臓の働きを良くするという点。

サラサラな血液を保つことは万病の予防にもつながる。身体的な痛みよりも内蔵などの慢性的な疾患に効果的ということだ。

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ペインアウェイクリニックでは火を使ったファイヤーカッピングを行う。

シュポシュポと小気味良い音を立てながら、背中一面にカッピングが付けられていく。痛みや熱さは一切ないので安心してほしい。

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10分ほどしたらカッピングを外す。

ガッツリあとが付くが、一週間もすれば消えるので心配は要らない。

あなたに合った漢方を処方

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最後にもう一度、中医学の先生の問診を受ける。

食生活を含む生活習慣の改善についてのアドバイスを受けた後、漢方を処方してもらう。漢方についてもしっかりと説明をしてくれるので、わからないことがあれば遠慮なく質問しよう。(言葉が不安な方は菅谷院長が通訳をしてくれる)

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処方された漢方

漢方は症状次第で誰にでも処方をするわけではないということだが、希望をすれば処方をしてくれる。

僕はまだ飲み始めたばかりで効果を実感できるほどの日数は経っていないが、まずはこれを飲みきるまでは続けてみようと思う。 

予約はアプリが便利!

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ペインアウェイクリニックではスマホアプリから予約が可能だ。

言葉の不安を感じず誰でも簡単に予約ができるので、通院を予定している方は必ずインストールしておこう。

インストールは以下のより。

まとめ

以上、ペインアウェイクリニックの中医学治療(鍼・カッピング・漢方)のレポートをお届けした。

タイで鍼と聞くと、技術面や衛生面に不安を感じ、躊躇してしまうという人も少なくないだろう。実際、僕もそうだった。

今回ドライニードル療法を初めて受けたが、その治療効果の高さには正直驚かされた。日本の接骨院で受けた鍼治療は何だったのかと思うほどだ。

聞けば、ペインアウェイクリニックで中医学治療を担当する3人のスタッフ3は全員が中国(上海)の大学で中医学を修了しており、うち2人は主席とNo.2の成績で卒業しているという。

彼女たちの鍼の技術は菅谷院長のお墨付きである。

鍼治療を受けたいけど躊躇していたという方はもちろん、他のクリニックで鍼を受けたが効果がなかったという方も、ぜひ一度、ペインアウェイクリニックのドライニードル療法を試してみるべきだろう。

そして、あのズキューンという痛みから、しこりがほぐれていく感覚をあなたにも味わってほしい。 

ペインアウェイクリニックへの行き方&店舗詳細

interchange21

アソーク駅(スクンビット駅)直結のインターチェンジ21。

pain away clinic

エスカレーターでB1階へ。

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ペインアウェイクリニック地図