「天国」と名の付くリゾートがランタ島にあるらしい。 

そう聞いたのは、タイが乾季に突入したばかりの昨年11月のこと。

そのリゾートもそそられるが、そもそもランタ島とはどこにあるのか? Googleマップを開いてみると、

ランタ島は、タイ南部クラビ県の南端に位置するなかなか大きな島のようだ。

実は一昨年の年末年始にランタ島へ行こうと思い立ち、バンコクからバスでクラビへと向かった。そのバスの中でランタ島の情報を調べていたのだが、なにせ情報が少ない。

「海はキレイなのか?」、「一人旅でも楽しめる島なのか?」など、知りたい情報が見つけられなかった。やはりせっかくの年末年始だし、賑やかな場所で過ごしたいと思い直し、クラビに到着してから急遽行き先をプーケットへと変更してしまった。

以来、ランタ島について情報収集をすることはなかった。

それから約1年が経ち、タイが観光のベストシーズンとなる乾季を迎えた11月。今年はどこのビーチに行こうかと思案していた矢先に、「天国と名の付くリゾートがランタ島にあるらしい」、という話を聞いたのだ。

これは呼ばれているのかもしれない。しかも「天国」と名の付くリゾートがあるのならば、ぜひ行ってみたい。

この記事の目次


ハリウッドセレブもお忍びで訪れる極上リゾート Pimalai Resort & Spa

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Pimalai Resort & Spa

天国と名が付くリゾートは、「Pimalai Resort & Spa(ピマライ・リゾート&スパ)」のことである。

「Pimalai」とは、古代サンスクリット語で「a little patch of Heaven=天国の小さなパッチワーク」を意味するらしい。

「て、天国のパッチワーク!!」 

……日本人的には正直ピンと来ないフレーズだが、天国に変わりはないはず。細かいことは気にしないでおこう。

しかし、本当に天国なのだろうか? 高級リゾートに泊まるのであれば、絶対に外したくはない。そのためにはネットの口コミチェックは欠かせない。

ピマライリゾートについてググってみると、どれも絶賛するレビューばかりが並ぶ。 

トリップアドバイザーには、1900件以上のレビューが書き込まれており、そのほとんどが五つ星の評価である。レビューの見出しの一例を見てみよう。

トリップアドバイザーのレビュー

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私至上最高のホテル!

プールビラ、最高!!!”

とても贅沢な時間を過ごせます

“One of the best resorts in Asia and the world”

“5 star tranquility!”

“LOVE. LOVE. LOVE.”

大絶賛もいいところである。

しかし、トリップアドバイザーは欧米人のレビューが多く、日本人のレビューが少ないのが気になる。念のため、日本人のレビューが豊富なホテル予約サイトagodaの口コミもチェックしておこう。

agodaのレビュー

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プライベートビーチと山の中で、心から安らげる場所。子供達は一日中、部屋のプールに入っていました。

最高の贅沢を味わえました

帰りたくない

細部に亘って、サービスが行き届いていました

AGODAでも最高クラスの「9.1」という評価を叩き出し、口コミも絶賛するものばかりである。

どうやらピマライ・リゾート&スパは、タイ最高峰の極上ビーチリゾートということに疑いはなさそうだ。

天国のリゾートを体感すべく、昨年11月下旬、友人たちと二泊三日でピマライ・リゾート&スパに行ってきた。

それでは今回は、Yindeedマガジンの歴代1位のアクセス数を誇る大人気企画「本帰国までに行きタイ! タイ国内の旅」のリペ島編に続く第2弾として、ランタ島「Pimalai Resort & Spa編」をお届けしたい。

ピマライ・リゾート&スパへの行き方

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クラビ空港でお出迎え

ピマライ・リゾート&スパの最寄りの空港は、クラビ空港である。

バンコク−クラビ間は、タイ航空、バンコク・エアウェイズ、エアアジア、ノック・エア、タイスマイルなど、多数のエアラインが就航しており、便数も豊富。

リゾートの予約時に便名と到着時刻を伝えておけば、クラビ空港までピマライ専用車で迎えに来てくれる。

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専用車で送迎

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プライベートボートでリゾートへ

空港から港までの所要時間は1.5時間ほど。港でピマライ専用のスピードボートに乗り換え、リゾートまでは約30分。

バンコクを朝便で出発すれば昼前にはリゾートに到着することができる。

※天候が悪く海が荒れていた場合、倍以上の所要時間がかかる場合もあり。

山派? ビーチ派?

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ビーチ側がBeach side、山側がHill side

ピマライ・リゾート&スパは、ランタ島南西部に位置し、アンダマン海を一望できる山の斜面を丸ごと利用して建てられた自然と一体となったリゾートである。

リゾート内は、山側の「Hill side」とビーチ側の「Beach side」の2つのエリアに分かれている。もちろんどちらのエリアに宿泊しても、両エリアの施設を利用することができる。

リゾートの敷地は広大で、特にHill sideは急な斜面に客室が点在していることもあり、リゾート内の移動は全て車かカートとなる。部屋から外出する際はフロントに電話をして手配し、レストランなどの施設ではレセプションで車を回してもらう。集合時間が定められたツアーやワークショップに参加する際は、15分前までには車の手配をしておいた方がよいだろう。

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カートか車で移動

Beach sideとHill side、どちらもロケーションに申し分はないが、おすすめはネットの口コミでも絶賛されていたHill sideにあるプール付きのヴィラタイプの客室だ。

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Hill sideのプールヴィラ

各ヴィラは、お互いに視界を遮らないよう山の斜面を上手く活用して建てられている。どの客室からでも真正面には、ドーン!と開けたアンダマン海の水平線が広がる。

誰でもこの絶景を目にすれば、「うおぉぉぉぉおっ!!」と感嘆の声を上げるはず。客室は全て西向きなので、サンセットも誰にも邪魔されずに堪能できる。

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Hill sideのプールヴィラ

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Hill sideプールヴィラのベッドルーム

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Hill sideプールヴィラのバスルーム

これを最高と言わずなんと言うのか。熱帯雨林のジャングルに囲まれていながらも、眼下には絶景のビーチが広がる。山とビーチ、その両方を堪能できるのが、このヴィラの最大の魅力だ。

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Beach sideのプールヴィラ 

気になる宿泊料金は

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これだけの客室なら気になるのはその宿泊料金。上の料金表は、ピマライ・リゾート&スパの公式ウェブサイトに掲載されているもの。

1ベッドルームタイプ(204㎡!)のHill sideのプールヴィラでは、各シーズンの料金は以下のとおり。

  • ローシーズン(5月1日〜10月31日) 17,300B
  • ハイシーズン(11月1日〜12月20日、1月11日〜4月30日) 29,050B
  • ピークシーズン(12月21日〜1月10日) 39,700B

ハリウッドセレブもお忍びで訪れるレベルのヴィラが、ローシーズンなら一泊5万円代なのだ。タイ国内ではもちろん高額な部類に入るが、日本のリゾートに比べれば格安と言えるのではないだろうか。

最高にフォトジェニックなプール

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Hill sideのプール

リゾートと言えばプールも大きな楽しみのひとつ。ピマライリゾートには、Beach sideとHill sideの両方にプールがある。

Hill sideのプールは、アンダマン海を180度のパノラマで見下ろす高台に位置する美しい曲線を描いたインフィニティプール。ここからの眺めはピマライリゾート内随一の光景だろう。最高にフォトジェニックなプールだ。

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最高の景色!(Hill side)

Beach sideのプールは、南国の植物に囲まれた森の中でありながらも、目の前がビーチという絶好のロケーション。いつでもビーチに出られるのが魅力だ。

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Beach sideのプールも捨てがたい

絶景レストラン or 極上のタイ料理

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The Seven Seas

ピマライリゾートには3つのレストランがある。ロケーションは、Hill sideとBeach sideの各プールサイドとオンザビーチだ。

先にご紹介したとおり、Hill sideのプールは高台にある。そのプールの一段上に位置するレストラン「The Seven Seas」は、何と言ってもその眺望が魅力。必ず一度はディナーでここを利用して欲しい。

ディナー時はテーブルにキャンドルが灯され、優しい明かりがレストラン全体を包みこむ。あまりにもロマンチックすぎて、もし結婚前のカップルが訪れたら思わずプロポーズをしてしまうだろう。「ここでせずに、いつするんや!」という雰囲気なのである。

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The Seven Seas

肝心の料理はインターナショナルブッフェやBBQなど。タイ料理のレベルで言えば、次にご紹介するBeach sideのレストラン「Spice N’ Rice Thai Restaurant」の方が上回る。 

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Spice N’ Rice Thai Restaurant

Beach sideのプールサイドに位置する植物に囲まれた南国ムード満天のレストラン。内装も洒落ている。

高級ホテルのタイ料理は外国人向けの味付けになっていることが多く、正直あまり期待していなかった。だが、良い意味で裏切られた。

想像以上の味。これほど旨いタイ料理を食べたのはいつぶりだろうか。いや、初めてかもしれない。

上品な味付の中にも、しっかりと香辛料のパンチが効いており、本格派タイ料理と言える味わい。

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絶品のマッサマン・カレー

特にマッサマンとヤムウンセンは絶品だ。間違いなくバンコクに戻ってもここのマッサマンが恋しくなるだろう。それほど印象的な逸品であった。 

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Rak Talay Beach Bar and Restaurant

3つ目のオンザビーチのレストラン「Rak Talay Beach Bar and Restaurant」では食事はしていないので、料理についてはコメントできないが、オンザビーチというロケーションは他の2店にはない魅力だろう。次回は、夜のバーだけでも利用してみたいものだ。

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Rak Talay BeachのBar

ジャングルの中にある野趣あふれるスパ

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ジャングルに囲まれたPimalai Spa

リゾートで極上の時間を堪能するためには、スパは欠かせない。女性ならば、「リゾートでスパ三昧!」というのが何よりの贅沢なのではないだろうか。

ピマライリゾートのスパは、「熱帯ジャングルの中にスパを造りました!」というような野趣あふれる環境で、各部屋は全て独立したコテージになっている。

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爽やかなアロマの香りに包まれて、全身から力が抜けていく。限りなく天国に近づいていると実感できる夢の様なひとときだ。

できるだけ長く味わっていたいと思いつつ、あっさりと寝落ちしてしまったのが残念でならない。

どこまでも青いランタブルー! スノーケリング&サンセットクルージングツアー

pimalai resort and spa koh haa秘島・Koh Haa

ランタ島沖には、実はタイでトップレベルの透明度を誇るダイビング&スノーケリングスポットがあるのだ。

ピマライリゾートでは、スノーケリングやダイビングのツアーを催行しているが、シーズンによって行き先は変わる。11月〜4月の乾季は、「Koh Haa(ハー島)」または「Koh Rock(ロック島)」、5月〜10月のグリーンシーズンは、「Koh Ngai(ンガイ島)」へのツアーとなる。

今回は、Koh Haa行きのスノーケリング&サンセットクルージングツアーに参加したのだが、それはそれは素晴らしい体験だった。

秘島Koh Haaでのスノーケリング

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Koh Haa

14時半にリゾートを出発し、スピードボートでKoh Haaへ向かう。リゾートからひたすら直進すること1時間、ピピ島のように大きな岩に囲まれた島々が見えてきた。

ここが、アンダマン海の秘島・Koh Haaである。

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いかがだろうか、この鮮やかなブルー。透明度も抜群である。熱帯魚が群れをなし、海底には美しい珊瑚が広がっている。

これまでいくつものタイの島々を回ってきたが、Koh Haaの青は、他では見たことがない吸い込まれそうな鮮やかな青。「ランタブルー」と命名したい。

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このスノーケリングツアーは、ボートの周りをちょこちょこと泳ぐようなものではなく、スノーケリングしながら島を一周するガッツリと泳ぐ内容だ。

泳ぎが苦手な人や小さなお子様には向いていない。あと、運動不足の人も。(笑)

僕は開始10分ほどで足がつり、深く潜ることが出来なかった…(泣)

だが、ガッツリとスノーケリングを楽しみたいという方にはぜひ、体験していただきたい。

同行したスノーケリング好きの友人も、Koh Haaのスノーケリングツアーは、これまでのどのツアーよりも楽しかったと絶賛していた。

ピピ島のように混雑することもなく、最高のスノーケリング体験ができることも、ピマライリゾートの大きな魅力だろう。

気分は完全にセレブ サンセットクルージング

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Koh Haaに夕日が沈んでいく

1.5時間ほどスノーケリングを堪能したら、リゾートまでの帰路は夕日を眺めながらのサンセットクルージングとなる。ボートには、ビールやワイン、おつまみ、フルーツが用意されている。泳ぎ疲れた身体にビールが沁みる。

Koh Haaに夕日が沈んでいく。どこまでも広がる燃えるような赤い空。

「#最高かよ」という言葉しか出てこない。

これ以上の時間の過ごし方があるだろうか。この世の全てに感謝したくなる瞬間だ。

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普段、都会で暮らす我々には、時には何も考えず、ただ夕日を眺め、全てをリセットする時間が必要ではないだろうか。

緑に囲まれたビーチサイドのYOGAスタジオ

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Beach sideの森の中にあるYOGAスタジオ

リゾートと言えばヨガは欠かせない。と言いつつ、実はYOGA初体験。

ピマライリゾートのYOGAスタジオは、ビーチ近くの森の中にある。波の音と鳥のさえずりしか聴こえない、最高のロケーションだ。

90分という長丁場だが、運動不足の自分に耐えられるのだろうか…

参加したのは、イン・ヤンというスタイルのヨガ。

最初は余裕余裕と思っていたが、終盤はプルプルと小鹿のように震え、ポーズを取ることが精一杯に。

90分のレッスンが終わるころには、心地良い疲労感に包まれ、頭もクリアになり、爽快な気分だった。これはハマりそうだ。

最高のロケーションで初めてのYOGAを体験できたことは、僕にとって素晴らしい体験となった。

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熱帯の植物に囲まれたリゾート敷地内

その他のアクティビティ

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The Seven Seasで行われるタイ料理クッキングクラス

ピマライリゾートのアクティビティは、他にもタイ料理のクッキングクラスや象乗り体験が用意されている。お子様連れの方にはこれらのアクティビティもオススメだ。

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象に乗りながらトレッキングを楽しめる

人生で最高のリゾート体験を

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Hill sideプールヴィラからの眺め

ピマライリゾートは、海と山、その両方が楽しめる素晴らしい環境だった。二兎を追う者は一兎をも得ずというが、ここでは二兎を得られるのだ。

ヴィラ、プール、レストラン、スパというファシリティ面は言うまでもないが、スタッフのサービスも素晴らしく、細かい気遣いも嬉しかった。

トリップアドバイザーやagodaのレビューに偽りはなく、ピマライリゾートで過ごした三日間は、これまでの人生で最高のリゾート体験を味わうことができた。

ぜひ本帰国までに一度は訪れていただきたいリゾートだ。

Pimalai Resort & Spa詳細

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  • 名称:Pimalai Resort and Spa(ピマライ・リゾート&スパ)
  • 住所:99 Moo 5, Ba Kan Tiang Beach, Koh Lanta 81150, Thailand
  • HP:http://www.pimalai.com
  • 電話番号:+66 (0) 2320-5500
  • E-mail:reservation@pimalai.com
Pimalai Resort & Spa地図