本日より、タイ大手英字メディア「Khaosod English」から、プミポン国王崩御関連や今月末にバンコクで計画されている爆弾テロに関連するニュースを翻訳して配信する。

なお、記事の翻訳・転載にあたっては、すべてKhaosod Englishより正式に許可をいただいている。

今回は、10月18日(火)16時50分に公開されたワチラロンコン皇太子の王位継承に関する記事をお届けする。

以下、転載。

プラユット暫定首相「新国王は間もなく即位」

バンコク:プラユット・ジャンオーチャ暫定首相は火曜日、ワチラロンコン皇太子が早ければ今週金曜日にも新国王に即位するとコメントした。

プラユット首相は火曜日、定例閣僚会議後の記者会見で、軍事政権は憲法23条に従って正統な王位後継者であるワチラロンコン皇太子の王位継承を行う予定で、国民は国王の空位による不安を募らせる必要は無いと呼びかけた。

プラユット首相は「この予定に疑いの余地は無い」とし、プミポン国王の葬儀開始の日から数えて7日から15日で即位は完了すると語った。

参考記事(英語):ワチラロンコン皇太子がプレム暫定摂政と会談、王位継承へ

(原題:Crown Prince Vajiralongkorn Meets With Regent, Will Take Throne

首相はまた、「新国王による新憲法草案への署名も規定の期間内に行われるだろう」とした。ワチラロンコン皇太子は父親であるプミポン国王の死後、一定期間の服喪を経てからの即位を希望しており、現行憲法に基づいて96歳のプレム・ティンスラーノン枢密院議長が暫定摂政として国王の職務を代行している。

さらに来年予定されている総選挙は、予定通り行われるとの見方も示された。 土曜日のテレビ会見でプラユット首相は、「皇太子は国民と共に父の死を悼む期間が欲しいとの意向を示しており、即位の準備が出来ていない」と繰り返し述べ、次期国王の即位はプミポン国王の葬儀が完了する一年後になるとの見通しを示していた。