Yindeedでは経理業務を会計代行会社に依頼しているのだが、毎月3日までに前月の請求書や領収書、源泉徴収票等の経理に関わる書類を会計代行会社に提出しなければならない。
そのため毎月1日は、前月のそれらの書類の自社控え分をすべてコピーする必要があり、コピー機が悲鳴を上げるほどフル稼働させている。
そして今月1日のこと。ついにコピー機が逝った。
コピー機といっても家庭用のもの。酷使しすぎたのか、うまく印刷できなくなってしまった。
まだまだコピーしなければならない書類は山ほどあるのに…
これは、すぐに修理しに行かねばと急いでコピー機を抱えて外に出ると、土砂降りのスコール。今年の雨季はめったにスコールは降らないのに、こんな時に限って…
スコールが止むまで待っている時間はない。
タクシーはこのスコールでは絶対に乗車拒否されるはず。
絶対に乗車拒否しないというAll Thai Taxi(オールタイタクシー)もアプリでは一度も配車に成功したことがない。
タクシー配車アプリのGRAB TAXI(グラブタクシー)も雨が降っていると配車できないことが多い。
よし、それならUBER(ウーバー)を使ってみるか!
ということで、早速iPhoneのUBERアプリから配車をしてみることにした。

前置きが長くなってしまったが、今回はタクシー配車アプリ「UBER」の特徴とその使い方、そして乗車レポートをお届けする。
同業であるGRAB TAXIやAll Thai Taxiとは何が違うのだろうか?

この記事の目次


UBERとは?

uber bangkok

UBERとは、2009年にアメリカで生まれた、スマホアプリを使ったタクシー配車サービス。(今ではPCでも配車できる)
現在で世界50カ国以上でサービスを展開している。
日本(東京)には2013年に、タイ(バンコク)には2014年に進出しているので、利用したことがある方も多いと思う。
UBERに使われる車輌は、タクシーではなく運転手の自家用車。よって、UBERはタクシー配車というよりは日本で言うハイヤーのイメージに近い配車サービスである。

他のタクシー配車アプリとの違いは?

grab taxi
Grab Taxi

東南アジアでタクシー配車アプリといえば、マレーシア発のGRAB TAXIが最大手としてタイでも最も知名度がある。
以前、YindeedマガジンでもGRAB TAXIの乗車レポートを書いているのでGRAB TAXIをご存じない方は参考にして欲しい。
バンコクでタクシー配車アプリGRAB TAXIを使ってみた。

また、タイ国内勢のタクシー配車サービスとしては、“絶対に乗車拒否しない”がコンセプトのAll Thai Taxiも有名だ。
こちらも乗車レポートの記事を書いている。
絶対に乗車拒否しないと噂のAll Thai Taxiに乗ろうとした結果……

GRAB TAXIは、最大手だけあり登録台数が多く、配車の待ち時間が少ないという点が利用者としては使い勝手が良い。
だが、それでも雨が降っているとなかなか運転手が捕まらない。また、運転手から所在地確認のため電話がかかってくる。これがタイ語での会話となるためタイ語が話せない方にとってはハードルが高い。
All Thai Taxiは、車輌はすべてプリウスで、運転手の応対も良く、サービスのレベルは高いが、いかんせんアプリでは一度も配車に成功したことがない。

と、それぞれ一長一短である。それではUBERの強みとはどんなところなのだろうか?

UBERの特徴① 独自の料金システムを採用

uber bangkok
uber bangkok
上:UBER Xの料金設定 下:UBER BLACKの料金設定

UBERと他社の最も大きな違いは、その料金システムだろう。
他社は、タクシーを配車するためメーター料金が基本である。
タイのタクシー運賃は、初乗り1kmまで35B、それ以降の運賃は下記のとおり。

  • 1〜10km:5.5B/km
  • 10〜20km:6.5B/km
  • 20〜40km:7.5B/km
  • 走行速度が6km/h以下では1分につき2Bが加算される。

このメーター料金にそれぞれ配車手数料がかかる。2社の配車手数料は以下の通り。

  • GRAB TAXI:25B
  • All Thai Taxi:20B

一方のUBERは、タクシーではなくドライバーの自家用車を配車するため独自の料金システムを採用している。
UBERがタイで展開してるUBER X(乗用車)とはUBER BLACK(ハイグレードセダン)の料金システムは下記の通り。

UBER X(乗用車)

  • 初乗り:25B
  • 時間料金:1B/分
  • 距離料金:4.50B/km
  • キャンセル料:45B

UBER BLACK(ハイグレードセダン)

  • 初乗り:50B
  • 時間料金:2.50B/分
  • 距離料金:14B/km

UBERの場合、配車手数料はかからない。
UBER Xと配車手数料のかかる他社を比べれば、ほぼ間違いなくUBER Xの方が安くなるはずだ。

ただし、GRAB TAXIもGRAB CARというUBERのような配車手数料無料のハイヤー配車サービスを開始しているので、GRAB CARを利用した場合は、料金に大差はなさそうである。
GRAB CARの料金設定は以下の通り。

grab car
GRAB CARウェブサイトより

UBER Xにあたるエコノミークラス

  • 初乗り:50B
  • 時間料金:なし
  • 距離料金:0〜10kmまで10B/km、10km〜12B/km
  • キャンセル料:不明

UBER BLACKにあたるGRAB CAR+

  • 初乗り:75B
  • 時間料金:なし
  • 距離料金:0〜10kmまで12.5B/km、10km〜13.5B/km
  • キャンセル料:不明

UBERの特徴② すべてがスマホアプリ上で完結

uber bangkok

UBERの強みは料金だけではない。
配車から料金の支払いまで、すべてスマホアプリ上で完結することも他社にない強みといえるだろう。
UBERは、GRAB TAXIのように配車時にドライバーから電話がかかってくるということはない。(分かりづらい場所の場合は、電話がかかってくることもある)
ドライバーの到着が近づくと、アプリ上で通知してくれるので、外で待機していればよい。
そして、支払いも事前に登録したクレジットカードで決済するため現金を用意する必要がない。
タイのタクシーでは、支払い時に運転手が釣り銭を用意していないことが多々ある。
500Bや1,000B紙幣で支払うとかなりの割合でお釣りがないと言われる。
タイでは乗客側があらかじめお釣りが極力少なくなるように配慮しておかなければならないのだ。
これが面倒くさいのであるが、UBERではその心配はまったく不要ということなのである。

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