“ネクスト・オンヌット”として、タイ人や不動産投資家から注目を集めるウドムスック。
「えっ、ウドムスックってどこ?」
という方のほうが多いと思うので、まずは、なぜウドムスックが注目を集めているかを説明しておこう。 

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ウドムスック通り

ウドムスックとは、BTSウドムスック駅から北へ伸びるウドムスック通り(スクンビット・ソイ103)を中心としたエリアであり、将来バンコクの副都心になることが確実視されてるバンナーのすぐ隣に位置している。BTSウドムスック駅から1km足らずの距離には、モールグループによる東南アジア最大級のショッピングモール「ザ・バンコクモール」が建設中だ。
ウドムスック通りの北はシーナカリン通りに合流し、西はオンヌット通りに抜けられる。また、主要幹線道路バンナートラッドへのアクセスも容易である。

udomsukバンナーまで一駅BTSで西へ向かえばトンローやプロンポン、チットロム、サイアムといった都心へのアクセスも良く、東へ一駅行けばバンナーである。さらに、ウドムスック駅とバンナー駅間の高架下にはスカイウォーク(遊歩道)が建設中で、来年中の完成が予定されている。

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ウドムスック駅〜バンナー駅間に建設中のスカイウォーク

副都心化に向けて急ピッチで開発が進むバンナーの隣という立地に加えて、BTS、バンナートラッド、スクンビット通り、ウドムスック通りが利用できる抜群の交通アクセスの良さ、そしてレストランや食堂、スーパー、市場など庶民の生活に必要なインフラが整備されていることが、ウドムスックが注目を集める理由である。

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駅前にあるウドムスック市場

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業務用スーパーmakro

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駅周辺には高層コンドミニアムがそびえる

ウドムスックについての情報は、下記の記事を参照させていただいた。

この記事の目次


ウドムスックで過ごした2ヶ月

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立派なアパートだが、家賃わずか6,000B

冒頭から長々と語ってしまったが、実は僕も2年半前にウドムスックに2ヶ月ばかり住んだことがある。勤めていた会社を退職し、起業準備に駆けずり回っていた時のことだ。お金を節約するために、家賃6,000Bのアパートに暮らしていた。
たった2ヶ月とは言え、濃密な時間を過ごしたこともあり、ウドムスックへの思い入れは人一倍、は言い過ぎたが、人並みにはある。

udomsukウドムスック通りには今も屋台が立ち並ぶ特に印象深かったのは、美味しいタイ飯屋台や食堂が多かったことだ。ウドムスック通りには屋台が軒を連ね、早朝から深夜まで活気を帯びている。

今ではバンコク都心に屋台街は珍しくなってしまったが、ウドムスックでは顕在である。

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旨そうなおかず屋台

udomsuk一日中活気のあるウドムスック通り

ベトナム料理屋で自分史上最高のソムタムに出会った

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ウドムスック通りにある数々の屋台やレストランで食事をしたが、中でも衝撃を受けたのは、とあるベトナム料理屋で出会った“ソムタム”だった。
「ベトナム料理屋でソムタム?」
とは、意外な組み合わせに思うかもしれない。僕自身、なぜベトナム料理屋でソムタムを注文したのかも覚えていない。なにげなく注文したソムタムが自分史上最高と言えるほど旨かったのだ。

あれから2年半、屋台から高級レストランまで多くのタイ料理店でソムタムを食べてきた。だが、あの店を上回るソムアムには出会えなかった。
どこで食べても自分の中にはあのソムタムが君臨していたのだ。
しかし、ふと思った。本当にそれほど旨かったのか?  記憶が美化されて、ただ思い出補正がかかっているだけじゃないのか?
そう思うと、 居ても立ってもいられなくなった。
あの味よもう一度! ということで、昨日、2年半ぶりに件のベトナム料理屋へと足を運んだ。

2年半ぶりの再会

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件のベトナム料理屋

スクンビット通りからウドムスック通りを北上すること約2km。閑散とした雰囲気が漂う中にそのベトナム料理屋はある。まだ営業していたことに一安心。

udomsuk清潔な店内メニューを開くと、後ろの方にソムタムの所在を確認。

ベトナム料理屋にも関わらずイサーン料理のレパートリーも豊富だ。ガイヤーンとカオニャオも注文しておこう。

一日千秋の思いでソムタムを待つこと10分。

遂に念願のソムタムと再会!

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シンプルなソムタム・タイを注文

こ、こんな感じだったかな…?

見た目は置いといて、とにかく食べよう。

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やはり旨い。
旨いのは間違いない。
だが、“自分史上最高”という衝撃を受けた当時の味とは違う。
こんなに上品な味付けではなかったはず…
2年半という月日はソムタムの味を変えるには十分すぎる時間だったということか。

起死回生のガイヤーン登場

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見るからにうまそうなガイヤーン

若干落ち込み気味の僕の目の前に、あられもない姿でガイヤーンが現れた。

このガイヤーンが旨かった。
シンプルにナンプラーと塩コショウで味付けされたガイヤーン。甘くないのが良い。
エカマイのノムジット・ガイヤーンやルンピニーの珍平酒楼のガイヤーンが好みの方なら、ここのガイヤーンは口に合うはず。

欲を言えば、もっとジューシーなら文句なく最高のガイヤーンだ。

もちもち&ふっくらと炊かれたカオニャオ(もち米)も旨い。

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脇役だが、時には主役級の活躍をするカオニャオこの店ではベトナム料理を食べたことはないが、イサーン料理のレベルは高い。
仕込みをしていた店員はイサーン語(もしくはラオ語)を話していたし、きっと本場仕込みの味付けなのだろう。
わざわざスクンビットから食べに来る価値があるかと聞かれれば、「否」と答えるが、ウドムスックに来ることがあれば、立ち寄ってみてほしい。

もしかしたらあなたにとって最高の料理との出会いがあるかもしれない。

ウドムスックのベトナム料理店 基本情報

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  • 店名:แหนมเนืองลับแล สาขาอุดมสุข(Nam Nueng Lablae Udom Suk Branch )
  • 住所:585 หมู่ 12 ซอย สุขุมวิท 103 ปากซอยอุดมสุข 33 สุขุมวิท บางนา บางนา กรุงเทพฯ 10260
  • 行き方:BTSウドムスック駅から車で5分
  • 営業時間:10時〜22時
  • 電話番号:02-398-9587
  • 料金:ソムタム・タイ(60B)、ガイヤーン(190B)
  • HP:http://namnuenglablae.com/
Nam Nueng Lablae Udom Suk Branch地図