バンコクの3大寺院と呼ばれるワット・プラケオ、ワット・ポー、ワット・アルン。
バンコクに来た観光客のほとんどが訪れる代表的な観光名所である。
この3大寺院の中で、“夜景といえばワット・アルン”というほど、ライトアップされた光り輝く美しい仏塔はバンコクを代表する夜景スポットでもある。

wat arunライトアップされたワット・アルン

チャオプラヤー川沿いに夜景を目的に訪れる方は、ワット・アルンだけを見て帰ってしまう方が多いかもしれないが、実はワット・ポーも夜でも入場することができる。
だが、そう聞いてはいたもののこれまで夜にワット・ポーを訪れたことはなかった。本当に夜でも入れるのか? お寺好きの自分としては一度は行ってみたいと思っていた。
せっかくなら旧市街の旨いものも食べたいと思い、バンコク最強のタイ飯ブログ「激旨!タイ食堂」の管理人さん(以下、Nさん)を誘い、昨夜21時、男2人でまずはワット・ポーへ向かった。

夜のワット・ポーに行ってみた

wat pho

ワット・ポーへ到着。扉近くにはサイクリングツアー客らしき観光客が数人。これは間違いなく入れそうだ。扉の近くにいた入口の警備員に尋ねると、23時まで入場可能だという。

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日中は入場料100Bがかかるが、夜間は無料日曜の夜だからか観光客はたまに欧米人の4〜5人のツアー客が訪れるくらいで境内は静寂に包まれている。
ライトアップされた仏塔が光り輝き幻想的な雰囲気の中、「これはフォトジェニックやな〜」と言いながら男2人で夢中で写真を撮りまくる。

wat pho

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この4基の仏塔は、ラーマ1世から4世までの歴代王のお墓であり、それぞれ色彩は異なる。仏塔は全て中国から運ばれた陶器の破片で装飾されており、ライトアップされた夜にはその美しさが一層引き立って見えた。
ワット・ポーは、アユタヤ王朝末期(1688~1703年)に建立されたといわれるバンコク最古にして最大の寺院。その敷地面積は50ライ(約80,000m²)にも及ぶ。ひと通り見て回るだけでもそれなりに時間はかかる。
さすがに巨大寝仏があるお堂は閉まっていたが、近くにあるモンドップ(仏堂)もライトアップされていた。

wat phoワット・ポーのモンドップ

境内にいた警備員に聞くところによると、夜間に入れる扉は1箇所のみだが、毎日開いているということだった。寝仏はロイクラトンや大晦日、元旦などの特別な時だけは夜も開いているという。
入場可能は扉はこの地図の場所。

夜のワット・ポー入口地図

1時間弱ほどワット・ポーの夜景を堪能し、続いては行列のできるバミーを食べに行くことに。

行列のできるバミー屋台 ティーズ・イエンタフォー

TEE4 red soup noodle

通り掛かるたびにいつも行列ができており、以前から気になっていたバミー屋台がワット・サケットの近くにある。この屋台はNさんも初めてということだった。

TEE4 red soup noodle

屋台には芸能人との写真が飾られ、かなりの人気店であることを伺わせる。聞くと1989年の創業以来、26年間ここで営業しているという。
「ティーズ・イエンタフォー(Tee’s Red Noodle)」という店名の通り、看板メニューはイエンタフォーということで、僕はイエンタフォー・トムヤムを、そしてNさんはバミー・トムヤム・ムートート(トンカツ)を注文。

TEE4 red soup noodleイエンタフォー・トムヤム(60B)

TEE4 red soup noodleバミー・トムヤム・ムートート(70B)

イエンタフォーは他店に比べて酸味は抑え目で、トムヤムの辛味とのバランスが良く、なかなかの味。
Nさんからバミー・トムヤムを一口いただいたが、これまで食べたどのバミー・トムヤムよりも濃厚なスープだった。トムヤム好きには堪らない一杯ではないだろうか。
ティーズ・イエンタフォーについての詳しいレビューについては、激旨!タイ食堂さんの以下の記事をお読みいただきたい。

【コラボ企画】夜のワットポー&激旨クイッティアオ ツアー! | 激旨!タイ食堂

tee4 red noodle美人店主のブンさん

ティーズ・イエンタフォー

  • 営業時間:18時半〜翌3時 無休
  • 住所:
ティーズ・イエンタフォー地図

以上、夜のワット・ポーと行列のできるバミー屋台をご紹介した。
夜の旧市街は、観光客が溢れる日中とは違った一面を見ることができる。ただし人通りが少ないので女性だけで散策するのはあまりおすすめできないが、機会があればぜひ出掛けてみて欲しい。

それではまた!