「いつも見ているウェブサイトはどれくらいアクセス数があるんだろう?」、「あの競合他社はどんな検索キーワードで集客しているんだろう?」、そう気になったことがある方は多いはず。
他社のウェブサイトのアクセス数やSEO対策の内容を知ることができれば自社のマーケティングにも活かせるのに。どうにか知る方法はないだろうか? と、今まさに思っているあなたへ。
実は、どんなウェブサイトでも解析できてしまうという便利すぎて恐ろしいツールがある。
それが今回ご紹介する競合サイト分析ツール『SimilarWeb(シミラーウェブ)』だ。

この記事の目次


SimilarWebとは?

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SimilarWebとは、イスラエルのSimilarWeb社が開発したウェブサイトのアクセス数や流入経路、検索キーワードなど様々な解析ができるマーケティングツールである。
無料版と有料版があるが、日本では株式会社ギャプライズがSimilarWeb社と業務提携し、有料版「SimilarWeb Pro(シミラーウェブ プロ)」を提供している。
ウェブサイト解析ツールといえば、Googleアナリティクスをほとんどの方が活用していると思うが、自分で管理しているウェブサイトしか解析できない。
このSimilarWebを使えば、どんなウェブサイトでもアクセス数や外部リンク、検索キーワード等が解析できてしまうという極めて便利なツールなのである。
ただし、一日の訪問者数が500以下のウェブサイトについては、解析できないこともある。またPCからのアクセス数のみしか解析できないということにも注意したい。
このSimilarWebはWebマーケティングに取り組む方であればご存知の方も多いと思うが、「これからWebマーケティングに取り組みたい」という方や、「取り組んでいるけど効果が表れない」とお悩みの方に向けて、今回は無料版の使い方を説明したいと思う。

使い方はとても簡単。検索窓にURLを入力するだけ。

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それでは実際に、Yindeedのウェブサイト(http://yindeed.asia)を解析してみよう。

月間アクセス数

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まずはランキング。
世界ランキング:974,290位
タイ:19,012位
このランキングというのはたいして気にする必要はない。

グラフは直近6ヶ月の月別訪問者数の推移を表している。
Yindeedのウェブサイトは、今年1月に開設したので1月から順調にアクセスが増加していることが分かる。
右側は3月の解析数値。

①Estimated Visitor(月間訪問者数):25,000

②Time on Site(平均滞在時間):2分18秒

③Page View(平均ページビュー):1.75

④Bounce Rate(直帰率):64.62%

Googleアナリティクスの解析と比較してみる。

Googleアナリティクス解析結果similarweb

Googleアナリティクスでは「ユーザー サマリー」が同様の解析となる。

①セッション数(月間訪問者数):11,639

②平均セッション数:1分50秒

③ページ/セッション:1.72

④直帰率:75.63%

②と③は大きな開きはなかったが、①については半分以下、④についても10%近い開きが出ている。
まだサイトを立ち上げてから2カ月目時点でのデータなので、数値にバラつきがあるということかもしれない。
では、次の解析データへ。

集客チャネルの分析

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Traffic Sourcesというのは、どんなチャネルからウェブサイトに訪問しているかというデータである。

①Direct(ブックマークなどの直接的なアクセス):29.69%

②Referrals(外部リンク):5.30%

③Search(検索エンジン):17.04%

④Social(Twitter、FacebookなどのSNS):47.79%

⑤Mail(Eメール):0.18%

⑥Display(ディスプレイ広告):0%

これもGoogleアナリティクスと比較してみる。

Googleアナリティクス
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①Direct:15.88%

②Referral:3.26%

③Search:16.43%

④Social:64.44%

①は約半分、④は16%の開きが出た。

地域の分析

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タイ:63.72%

日本:27.73%

シンガポール:4.49%

Googleアナリティクスの解析結果
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タイ:68.54%

日本:23.35%

米国:1.72%

SimilarWebで3位のシンガポールは、Googleアナリティクスでは0.30%しかなかった。1、2位の誤差については範囲内だろう。

流入元サイトと離脱先のサイト

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一番上の5.3%というグラフは、全アクセスに占める外部リンク経由のアクセスの割合を表している。
左側のTop Refferring Siteというのは流入元のウェブサイト。
右側のTop Destination Sitesというのは、離脱後にアクセスしたウェブサイトである。

この解析については実際のGoogleアナリティクスのデータをお見せすることはできないが、そもそも外部リンク経由の流入が少ないので、解析結果に大きな開きはなかった。
まだまだ外部に貼られているリンクが少なく、外からの流入は極めて少ない。外部リンクの獲得は、検索順位にも大きな影響を与える。
ほかのサイトでも紹介してもらうためには(外部リンクの獲得)面白く役に立つ記事をコツコツと書いていくしかない。

検索エンジンからの流入

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Search Trafficというのは、検索エンジン経由でのアクセスを表している。
Organicキーワードというのは、どんな検索キーワードでアクセスされているかという解析。
「コンテンツマーケティング」や「LINE@」というキーワードからアクセスがあるということが分かる。
この解析についてもGoogleアナリティクスのデータはお見せできないが、ほとんど同様の結果である。
また、Googleアナリティクスでは、「not provided(キーワード匿秘状態)」といって表示されないキーワードも多いが、このSimilarWebにはnot providedはない。
競合サイトがどんなキーワードで集客をしているか調べることができるので、マーケティングに活用できる。無料版の中では最も有用な機能だろう。

Paid Keywordは、リスティング広告(Google AdWordsなど)経由でのキーワードのこと。Yindeedではリスティング広告を行っていないので表示されない。

ソーシャルメディアからの集客

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FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアからどのくらいの割合でアクセスがあるかという解析。

Facebook:96.53%

Twitter:3.30%

Pocket:0.09%

はてなブックマーク:0.08%

Googleアナリティクスの解析は以下の通り。
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Facebook:97.41%

Twitter:2.29%

はてなブックマーク:0.13

Pocket:0.03%

ソーシャルメディアの解析については大きな開きは見られなかった。

Display Advertising

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Googleディスプレイネットワーク(GDN)などのディスプレイ広告(バナー広告)経由のアクセスの解析。Yindeedではディスプレイ広告は出稿していないのでデータなし。

Audience Interests(ユーザーの興味・関心)

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ウェブサイトにアクセスしたユーザーの興味・関心についての解析。
Categories:興味のあるジャンルについて。
Also visited websites:よく見ているウェブサイト。
Topics:関心のあるキーワード。関心度が高い程、大きく表示される。

Similar Site(似ているサイト)

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テーマが似ているウェブサイトが表示されるが、今のところデータなし。テーマが似ているということは、競合サイトといえるかもしれない。見たことのないサイトが表示されたらチェックしてみよう。
続いてのMobile Appsは、モバイルアプリをリリースしていればそのアプリも表示される。

SimilarWebの活用方法

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ご覧のとおり、無料版でも様々な解析データを入手することができる。
このSimilarWebは、Webマーケティング(インターネットを活用した集客)には欠かせないツールといえるだろう。
自社サイトの分析ももちろんだが、競合サイトの検索キーワードや広告出稿状況等の様々なデータを入手することができるので、他社がどうやってインターネットから集客をしているか? ということを丸裸にできてしまうのだ。
Webマーケティングも実際のマーケティングと同様に、まず競合分析をするところから始めるのが大原則である。
これからWebマーケティングに取り組みたいという方や、取り組んでいるけどなかなか効果が出ない、他社はどうやっているんだろう? とお悩みの方は、ぜひ活用してみて欲しい。

それでまた明日!