ここ数ヶ月、できるだけ週末はバンコク都心から離れるようにしている。
日常の生活圏の外へ出ることで、新しいアイデアや考え方に気づくことができるということがその理由だ。普段、点と点で考えていたことが線でつながるということがよくある。
バンコクから出なくても、中華街でもチャオプラヤー川でもいい。日常生活圏から一歩出ることが大切だと思っている。こうして週5回書いているYindeedマガジンの記事の企画も、バンコク都心から離れている時に浮かぶことがほとんどだ。
僕は海を眺めることが好きなので、週末はパタヤやその近郊で過ごすことが多い。先週末もまた、パタヤに行ってきた。
パタヤは、世界中から観光客が集まるバンコク以上に超多国籍な街。行き交う世界各国の人々を眺めていると、普段の思考回路にとらわれない柔軟な発想ができる。
僕は、将来は1年のうち数ヶ月はタイのどこかの島で暮らすようなライフスタイルを送りたいと思っている。
今は会社を立ち上げたばかりなので、数ヶ月を島で暮らすというようなことは、まだできる状況ではないが、せめて週末くらいは日常生活圏から離れ、海が見える街で過ごしたいと思っている。
毎週、島に行くことは難しいがパタヤなら可能だ。これからもしばらくは週末をパタヤで過ごすことが多くなると思う。
ということで、シリーズ「週末パタヤ暮らし」と題して、今後パタヤの情報を積極的に発信していきたいと考えている。ナイトライフではなく、昼間の過ごし方をメインに書いていくつもりだ。

さて、前置きが長くなってしまったが、今回は「週末パタヤ暮らし」の第1回目ということで、バンコクからパタヤまでバスでの行き方について説明したい。
僕の周りは週末をパタヤで過ごすという友人は少なくないが、バンコクからパタヤまでの行き方を聞くと、タクシーを使うという人が多い。
僕はいつもエカマイのバンコク東バスターミナルならバスで行くのだが、バスで行ったことがないという人が意外にも多いことに驚いた。
バンコクからパタヤまでタクシーだと1,000〜1,500B程度だろうか。数人で乗れば一人当たり500Bもしない。確かに1時間半〜2時間ほど乗ってその料金なら高くはない。
だがバスなら119B。
僕のような節約派の方やまだタイに赴任したばかりでパタヤに行ったことがないという方のために、今回はバンコクからパタヤまでバスでの行き方をご紹介したい。

パタヤ行きのバスは、エカマイの東バスターミナルから

pattaya

バンコクには、大きく3つ(東、北、南)のバスターミナルがある。行き先によって使うバスターミナルが異なる。各バスターミナルの主な方面は以下の通り。

  • 東バスターミナル(タイ東部方面)
    主な行き先:パタヤ、シーラチャ、サメット島、チャーン島、チャンタブリー、トラート、ラヨーン、ブリラム、アランヤプラテート(カンボジア国境)など
  • 北バスターミナル(タイ北部、タイ東北部・イサーン方面)
    主な行き先:チェンマイ、チェンライ、ウボンラチャタニー、ウドンタニー、ノンカーイ、ナコンラチャシマー(コラート)、コンケーンなど
  • 南バスターミナル(タイ南部、深南部方面)
    主な行き先:プーケット、チュムポン、スラータニー、クラビ、ハートヤイ(ハジャイ)、パンガー、サトゥーン、トランなど

今回は、パタヤ行きなので東バスターミナルを利用する。
東バスターミナルは、BTSエカマイ駅の目の前にある。
BTSエカマイ駅のトンローよりの改札を出て、左の階段を降りる(2番出口)。

pattaya

pattaya

階段を降りたら折り返して、真っ直ぐ進む。

pattaya

左手にあるのが、バンコク東バスターミナルだ。

ekamai busterminal

チケット売り場は方面によって分かれている。パタヤ行きのバスは向かって一番右手前のカウンター。

ekamai bus terminal
ekamai bus terminal28番のカウンターでチケットを購入

左奥にもパタヤ行きはあるが、直行せず下道で途中下車しながら向かう場合が多く、時間がかかる。必ず右手前のカウンターで買おう。
バスは頻繁に出ているので、特に時刻表を気にする必要はない。
ただし、土日や休日の午前中〜昼にかけては混み合うので、場合によっては1時間ほど待つかもしれない。
待ち時間が長い場合は、エカマイ駅前のショッピングモール、ゲートウェイ・エカマイで時間を潰そう。

gateway ekamaiゲートウェイ・エカマイ

右手前のカウンターでチケットを買った人は、ターミナルの一番右手前の1番プラットフォームからのバスに乗る。

ekamai bus terminal1番のプラットフォームから乗車

バスの到着が多少遅れることもあるが、ギリギリに行くと、すでにバスが出発してしまったということもあるので、必ず10分前までには乗り場にいるようにしよう。
実際に僕も先週の土曜日に、出発の5分前に着いたらすでにバスは出発し、置いて行かれてしまった。幸い、次のバスが10分後の出発で、席が余っていたので振り替えてもらったのだが、満席だったらさらに次のバスを待たなくてはならないところだった。

ekamai bus terminalパタヤ行きのバス

車内はこんな感じ。

ekamai bus pattaya

座席の背面に席番号が書いてあるので、チケットに記載された自分の席番号がついている席に座ろう。

ekamai bus pattaya

前の席との間隔は意外と広い。膝がぶつかるということもない。
パタヤまで途中トイレ休憩等もないので、出発前にお手洗いは済ましておこう。
エカマイからパタヤまでは、約2時間〜2時間半ほど。車窓を眺めていればあっと言う間に到着だ。

ekamai bus pattayaパタヤ行きのバスの車窓から