バンコク、特に日本人が多く暮らすスクンビットで、IQOSやVapeなど電子(加熱式)タバコの所持・使用による日本人の逮捕者が続出している。
YiNDEEDでは以前から下の記事などで注意喚起を促してきたが、タイでは電子タバコ(加熱式含む)の所持および使用は違法であり、違反すると最高で懲役10年、罰金50万バーツ(約170万円)のいずれかが科される。
これほど重たい罰則にもかかわらず、バンコクやパタヤ、プーケットなどの観光地では、電子タバコを吸っている日本人をよく見かける。
警察に見つかれば、もちろん「知りませんでした」では通用しない。
とうとう先週、知人がIQOS使用の現行犯で逮捕されてしまった。警察署に連行され、罰金5万バーツを請求され、最終的には2万バーツを支払ったという。
このことをツイートしたところ、ものすごい反響があった。
バンコクで電子タバコの使用による日本人逮捕者が続出中!
バンコク、特にスクンビットでIQOSなど電子タバコの所持・使用による日本人の逮捕者が続出している。
知人は先週ソイ39のフジスーパーでIQOS使用の現行犯で逮捕され、警察署に連行。罰金5万Bを請求され、最終的に2万Bで手を打ち釈放。— Naoya Akashi@バンコク (@naoya_bkk) 2018年7月16日
これから夏休みでタイを訪れる観光客の中には電子タバコの愛用者も多いことだろう。
今回は改めて注意喚起を促すために、この知人(A氏)が捕まった経緯から警察署での罰金の支払いまで、本人へのインタビューをお届けしたい。
17時、フジスーパーにて
写真はイメージです
そして、警察官がこちらに向かってきたんです。
罰金5万バーツが請求される
タバコのポイ捨ては罰金2,000バーツなのだから、それくらいの額が妥当ではないか?と交渉をしましたが、警察は「話にならん」と取り合ってくれません。
インタビューは以上。
日本人が狙い撃ちにされている!
A氏によると、警察署にいた数時間の間に何組もの日本人がiQOSの使用で連行されてきたという。
日本人がiQOSを愛用していることは警察の間でもよく知られており、日本人が多く集まるスクンビットの各所(フジスーパー各店、クラブタイランドカフェ、ソイカウボーイ、スクンビット通り、ナナ周辺)で重点的に取り締まりを行っているようだ。
最近、車輌検問がいたるところで行われているが、検問の所持品検査でiQOSや電子タバコが見つかれば、現行犯逮捕となる可能性が高い。
A氏は、「法律は知っていたけど、まさが自分が捕まるとは思ってもみなかった」と言っていたが、おそらく大半の方がそう思っているのではないだろうか。
電子タバコの所持・使用で多くの日本人が捕まっているのは事実である。
在住者、観光客を問わず、iQOSやVape、電子タバコの類はタイでは控えるべきだろう。
せっかくの楽しいタイ旅行が警察に捕まり、台無しにならないよう、くれぐれも注意してほしい。