今日で6月も最終日、今年も上半期が終わる。そして今日はボーナスの日! というそこのあなた。ボーナスを受け取って、そろそろ年末年始の旅行先について検討を始めているのではないだろうか。
「一時帰国か、海外か、それとも今年はタイ国内にするか?!」と旅先を選ぶのは楽しい悩みである。駐在員の方であれば、一時帰国をする方が多いだろうか。
タイ在住の日本人の中で、最も多くの割合を占めるのは駐在員とその家族。駐在員の任期は平均3〜4年程度だと思うが、タイが好きで帰りたくないという方もいれば、食べ物や環境が合わず一刻も早く本帰国したいという方も少なからずいるだろう。
タイを好きでも嫌いでも、任期があるのはみな同じ。いつかは日本に本帰国する時が来る。それならタイにいる間に、タイ国内や周辺諸国への旅行を目一杯楽しんで欲しい。
ということで、Yindeedマガジンでは本帰国までに行っておきたいタイ国内や周辺国の旅行情報をシリーズで今後お届けしていく。
さて、第1回目の本日は、タイのモルディブとも呼ばれる「リペ島」をご紹介する。
僕はこれまでにリペ島には3度訪れたことがあるが、個人的には宿泊施設があるタイの島では最も美しい島だと思っている。
目を開けていられないほど真っ白な砂浜と、どこまでも透き通るアンダマンブルーの海。乾季の時期でもビーチによっては、まったく観光客がおらず貸切状態のところも少なくない。まさに“楽園ここにあり”という雰囲気で大好きな島のひとつである。
無数にあるタイの島の中でも、駐在期間中に一度は行ってみて欲しい島の筆頭である。
それでは行ってみよう!
シリーズ第2回はこちら。
リペ島ってどこ?
リペ島はアンダマン海の南部、マレーシア寄りにあるサトゥーン県タルタオ国立海洋公園の51島の群島の一つ。バンコクから最も遠いタイ最南端の島のひとつと言ってもいいだろう。
リペ島ってどんな島?
「リペ島って聞いたことあるけど、よく知らない。どんな島なの?」という方へ。僕が多くを語るより、まずはこの3つの動画を見てもらいたい。
日本でも話題のドローンやGoPROで撮影された非常にクオリティーの高いリペ島の動画だ。
Koh Lipe Drone April 2015
Koh Lipe @ Tarutao National Marine Park ( Top View )
Koh Lipe (Maldives Of Thailand)
リペ島の美しさが伝わる素晴らしい動画である。
これは行きタイ! という方へ、バンコクからリペ島まで4通りの行き方を説明しよう。
バンコクからリペ島までの行き方
リペ島への行き方は様々あるが今回は以下4つの方法をご紹介する。
- LCCのジョイントチケットで行く
- バンコクから鉄道で行く
- バンコクからバスで行く
- アイランドホッピングしながら行く
1. LCCのジョイントチケットで行く
エアアジアやノックエアで販売されている、航空券+港までの送迎+スピードボートがセットになったジョイントチケットを買うのが一番手軽である。
上の画像のように行き先に「Koh Lipe」を選ぶだけで、楽園行きのチケットが手に入る便利な時代になった。以前はモバイルアプリからはジョイントチケットは買えなかったが、今では買えるようになった。
Air AsiaもNok Airも、まずは飛行機でハート・ヤイ(Hat-Yai 以下ハジャイ)まで行き、そこからロットゥー(バン)でパクバラ港まで行く。パクバラからリペ島まではスピードボートで1時間半。早朝6時〜6時半にバンコク発の便で、13時頃にリペ島に到着する。
(料金目安)
- 時期によるがジョイントチケット(片道):2,000〜3,000B
LCCはちょっと苦手…という方は、タイ航空でハジャイまで行き、空港でロットゥーとスピードボートのジョイントチケットを買うというやり方もある。いくつかブースがあるので、買えないということはまずない。
2. バンコクから鉄道で行く
僕が初めてリペ島に行ったのは、まだタイへ移住する前。旅行で来ていて時間に余裕があったのでバンコクから寝台列車でトランまで行き、そこからリペ島に渡った。
フアランポーン駅を17時頃に出発し、トランに着いたのは朝7〜8時頃ころ。そこからロットゥーで港まで行き、フェリーに乗り換える。
トランから乗ったフェリー(2011年当時)
このときはスピードボートではなくフェリーだったため、リペ島まで4時間もかかった。リペ島に着いたのは14時頃。バンコクから20時間以上かかけて辿り着いたこともあり、真っ白なビーチと透き通る海を見た時は腰が抜けそうなほど感動したことを覚えている。時間に余裕がある方は、ぜひ寝台列車の旅で旅情を噛み締めながら行ってみて欲しい。トランの方が港までは近いが、ハジャイまで列車で行った方が、スピードボートの選択肢は多いかもしれない。
(料金目安)
- フアランポーン駅からトラン駅かハジャイ駅まで:1等寝台1,300B前後
- トラン駅やハジャイ駅からリペ島までのジョイントチケット:800B前後
3. バンコクから長距離バスで行く
できるだけ節約したいという方へ、バンコクからリペ島まで最も安い交通手段はやはりバスである。
バンコク南バスターミナル(北バスターミナルからもあり)からサトゥーンまで行き、そこからフェリーに乗り換えて行くという方法だ。
バスのチケットとボートのジョイントチケットは、以前この記事でご紹介した長距離バス予約サイト「12Go Asia」で購入できる。
行き先に「Koh Lipe」と入力するだけで、バス+スピードボートのジョイントチケットが購入できる。※サトゥーンのバスターミナルとパクバラ港までの交通手段は含まれていないので注意。
(料金目安)
- バス代が750B前後、スピードボートが650B
4. アイランドホッピングしながら行く
プーケットやピピ島、クラダン島、ランタ島などアンダマン海に浮かぶ美しい島々をアイランドホッピングしながら、リペ島に行くこともできる。
プーケットからはダイレクトではなく一度、ランタ島で乗り換える必要があるが、一度もタイ本土に寄らずリペ島まで行くことも可能だ。
船のチケットを予約できるサイトはいくつかあるが、使いやすいサイトを2つご紹介しておく。
ハジャイ空港や市内からパクバラ港までのロットゥーのチケットも買うことができる。
また、マレーシアのリゾートアイランドとして日本人にも人気のランカウイ島からもリペ島はスピードボートで2時間ほどの距離。リペ島にはイミグレーションもある。
時間に余裕があれば、リペ島から免税の島としても知られるランカウイ島にワンデイトリップというのも面白いかもしれない。ランカウイ島へのボートのチケットも上記サイトで購入可能だ。
※雨季(5〜10月)は運航していないルートが多いので注意。
(料金目安)
- プーケットからランタ島まで:1,700B 所要時間2時間
- ランタ島からリペ島まで:1,900B 所要時間3時間
- リペ島からランカウイ島まで:1,000B 所要時間2時間
どのビーチに泊まればいい?
マウンテンリゾートからの眺め
以前タイの穴場ビーチを紹介した下記の記事でリペ島のビーチについても書いているので、そこから引用する。
ゴールデンにウィークに行きたい! 観光客が少ないタイの穴場ビーチ4選!
リペ島にはパタヤビーチ、サンライズビーチ、サンセットビーチという3つのビーチがある。パタヤビーチは観光客が一番集まるメインとなるビーチであり、レストラン、バーが並ぶ賑やかなビーチでもある。
この3つのビーチの中で、僕がおすすめするのはサンライズビーチだ。
サンライズビーチの場所
サンライズビーチはパタヤビーチに比べて観光客も少なく、海も文句なく美しい。貸切状態になることも少なくない。
宿泊施設は、4,000〜5,000バーツクラスの高級バンガローから400〜500バーツクラスの竹で組まれたバンブーバンガローまで豊富にあり、ほとんどがオンザビーチのロケーション。朝はその名の通りサンライズビーチの真正面から日が昇る。
サンライズビーチの日の出
サンライズビーチの北側の一角にはマウンテンビーチと呼ばれるフォトジェニックなビーチがある。このマウンテンビーチ沿いに立つ唯一のバンガローであるマウンテンリゾートは、ハイシーズンは予約が困難なほど人気がある。一度は泊まってみたいバンガローのひとつである。
マウンテンリゾートの場所
いかがだろうか、リペ島。現在、リゾートアイランドとして目下開発中でいつまでもこの美しさが続くかは分からない。今しか見れない景色がある。
ぜひ一度、本帰国までに行ってみて欲しい島のひとつである。
その他、おすすめの旅シリーズはこちら。
「ドローンで行く! タイ国内と周辺諸国 絶景の旅」
タイ国内
タイ周辺諸国
「タイ国内の絶景スポットまとめ」
その他おすすめのビーチについての記事はこちら。
- 観光客が少ないタイの穴場ビーチ4選!
- プーケットのシークレットビーチ「フリーダムビーチ」に行ってきた。
- プーケット最後のシークレットビーチと呼ばれる「バナナビーチ」に行ってきた。
- 行くなら今! 美しすぎるカンボジアの秘島・ロン島へ
それではまた明日!