ここ数か月前から、フカヒレスープにハマっている。
これまで全くと言っていいほどフカヒレには興味がなかったのだが、あるお店でフカヒレスープを食べて以来、すっかりその虜になってしまった。
その“あるお店”については、改めて記事でご紹介したいと考えている。
フカヒレスープの虜になったと言っても、フカヒレは高価なものだし、それほど頻繁に食べられるものでもない。休日に中華料理店が立ち並ぶヤワラー（中華街）やシーロム方面に出かけた際に、食べる程度である。
これまでフカヒレに対しては、全くアンテナを張ってこなかったので、情報も持ち合せていない。
ぜひ、ここがおすすめ！というお店があれば教えていただけると嬉しい。
個人的には、フカヒレスープはあっさり系よりもとろみのあるこってり系の方が好みである。
「とにかく旨いフカヒレスープが食べたい」
その一心で、今回から「バンコクで絶品のフカヒレスープを探せ！」という企画を立ち上げることにした。
第１回は、BTSトンロー駅前
さて、第１回目となる今回は、BTSトンロー駅前にあるお店を取り上げたい。
BTSトンロー駅４番出口から徒歩１分のスクンビット通り沿いという立地。おそらくこれまで数百回とこのお店の前を通り過ぎていたはずだが、全くその存在に気づかなかった。
先日、たまたま向かい側から通りを眺めていた際に、「頂上魚翅」という文字が飛び込んできた。
やはり、人間アンテナを張っていないと目の前にあっても脳にはインプットされないのだろう。
店名からしてフカヒレを売りにしていることは間違いなさそうである。これは行くしかない！ということで、昨夜、実際に行ってきた。
その名もスクンビット・シャークフィン
お店の上に掲げられている看板には、「頂上魚翅」と書いてあったが、実際の店名は「スクンビット・シャークフィン」というようである。
店構えと言い、店内の雰囲気と言い、老舗の中華食堂という趣のお店だ。
一等地でも価格は庶民派
来店したのは昨夜20時。店内には２組の先客がいた。
早速メニューを開くと、フカヒレスープは、300B、500B、800B、1,000Bの４種類。
フカヒレスープには、アワビご飯も外せない。
今回は、500Bのフカヒレスープと200Bのアワビご飯をオーダーした。
トンロー駅徒歩１分という一等地でありながら、価格は庶民派である。素晴らしい。
フカヒレスープが登場！
トンロー駅前の格安フカヒレスープ。 pic.twitter.com/HYGPOnmFuO
— Naoya Akashi (@naoya_bkk) 2016年11月10日
待つこと約10分、土鍋でグツグツ煮えたぎるフカヒレスープが登場。
これから口にするフカヒレの味を想像し、最も興奮する瞬間である。このグツグツの土鍋で視覚が刺激され、食欲が掻き立てられる。
もやしとパクチーを投入し、いざ実食。
まずは一口。
スープは、とろみの薄いあっさり目。たっぷり入ったフカヒレのプリプリとした食感がたまらない。滋味深い椎茸も忘れてはならない存在である。蟹の身もしっかりとした味わい。
個人的には、もう少しとろみのあるこってり系のスープが好みだが、久しぶりのフカヒレスープということもあり、あっという間に完食してしまった。
格安アワビご飯
アワビご飯は最も安い200Bのものだけあり、残念ながらアワビは少量。だが、とろみの強い濃い目の味付けのあんかけご飯は、あっさり系のフカヒレスープとの相性が良かった。
創業30年以上の老舗中華料理店
オーナーのティーさん（34歳）
このスクンビット・シャークフィンは、ティーさんのご両親が30年以上前に創業したお店で、現在はティーさんら兄弟がお店を切り盛りしているという。
場所柄日本人のお客さんも多いようで、店内には日本語の取材記事が飾られている。
トンローでフカヒレが食べられる中華料理店は貴重であり、古くから在住日本人に親しまれてきたのであろう。
２階には20席弱の個室があり、喫煙も可能だという。個室は要予約ではあるが、これからの忘年会シーズンにも使い勝手が良さそうである。
２階席
トンロー駅前という一等地で、両親から引き継いだ老舗の味を守り続ける兄弟。
トンローでフカヒレが食べたくなったらまた立ち寄りたいと思う。
スクンビット・シャークフィン店舗詳細
- 営業時間：11時〜22時 月曜休
- 住所：スクンビット・ソイ38と40の間のスクンビット通り沿い
- 行き方：BTSトンロー駅４番出口から徒歩１分
- 電話番号：02-391-3170, 081-300-9293
- 料金：フカヒレスープ300B〜、アワビご飯200B〜
