BTSサパーンタクシン駅のすぐそばにある49階建ての廃墟ビル「サトーン・ユニーク」。
好景気に沸いた1990年代半ばに高級コンドミニアムとして建設が開始されたが、1997年に起こったアジア通貨危機の影響で工事が中止となり、以来18年間取り壊されることなく今では廃墟ビルと化している。
手前のビルが49階建ての廃墟ビル「サトーン・ユニーク」
タイの若者からは「ゴーストタワー」と呼ばれ、絶好の心霊スポットとなっているのだが、ここ最近では欧米人を中心に観光地スポットとしても人気が出てきているという。
日本のウェブメディアでもこのサトーン・ユニークが紹介されているので、詳しく知りたい方は、以下の記事を参照して欲しい。
タイ・バンコクにあるゴースト・タワーが観光地化、49階建ての廃墟ビル「サトーン・ユニーク」 | Travel Press
オススメできない観光地！？バンコクにある49階建ての廃墟ビル、ゴースト・タワーに登ってみた | ガジェット通信
このゴーストタワーは頂上まで登れるようになっているが、廃墟なので当然エレベーターはない。崩壊等の危険もある。登っている途中に床や階段が崩壊し、怪我を負ったとしても、すべては自己責任ということは言うまでもない。
ただ登るだけでもそれなりの覚悟と体力が必要だが、なんとこのゴーストタワーをフリーランニングで頂上まで登ってしまう男たちがいる。
現代の忍者と呼ばれるフリーランニングとは？
CR : flickr @THOR
フリーランニングとは、特別な道具を使うことなく身体だけで、「走る」、「飛ぶ」、「跳ねる」、「登る」という技術を駆使して目的地へ移動することが目的のスポーツ。その人間離れした驚異的なパフォーマンスは、まさに現代の忍者のようである。
2002年にヒットした映画「YAMAKASI」は、フランスのフリーランニングチームである「YAMAKASI」を題材にしたものである。
そして、ゴーストタワーにフリーランニングで挑んだのが、タイを舞台に活躍するフリーランニングのチーム「Team Farang（チーム・ファラン）」だ。
※Farang（ファラン）とは、タイ語で「白人」の意味。
Team Farang Facebook
２人の男がゴーストタワーの頂上を目指し、超高層ビルの手すりから手すりへとジャンプしたり、駆けまわったりしながら登っていく様は、現実とは思えないほど驚異的な光景である。
それでは命知らずの男２人がゴーストタワーに挑む驚愕の動画をどうぞ！
Free Running in Bangkok’s Ghost Tower – Team Farang
※絶対にマネをしないでください。
それではまた来週！
TGIF!!!
