「コンドニホンニイクノデ、ニホンノオカネミセテクダサイ」と、バンコクで中東・アラブ系またはインド系の男女2〜3人組に話しかけれられたら要注意! それは詐欺だ!

バンコクでは数年前から被害が多発し、インターネット上や旅行ガイドブックでも注意喚起がされている。タイ在住が長い方は、まず騙されることはないと思っていた。
だが、間もなく在タイ4年になろうとしている僕も目の前で引っかかりそうになった(笑)
これはイカン、きっと騙されてる人はまだいるはず、ということで改めて注意喚起したい。

日本円見せてくれ詐欺とは?

10,000 Yen

タイで日本人がターゲットにされる詐欺として非常に有名だ。詐欺師は、アラブ・中東系、もしくはインド系の男女2〜3人組のパターンがほとんど。
声をかけてくる場所は、路上やデパート、アジアティーク、セブンイレブン(!)など、まさに神出鬼没である。
実は僕も今月だけで3回もこの詐欺師に遭遇した。毎回違うグループだが、すべて同じ場所だ。そこは、アソーク・スクンビット交差点付近、スクンビット通り・ソイ21〜25の間。時間帯は23時前後だったと思う。
okanesagiアソーク・スクンビット交差点

okanesgi

ソイ23と25の間。この辺りはまだ明るい

特に23〜25の間にある歩道橋の下あたりは、街灯もなく薄暗いので頻繁に出没するスポットだ。

okanesagiソイ23と25の間にある歩道橋

okanesagi

okanesagi歩道橋周辺の様子

今回この記事を書くにあたってなんとかその詐欺師の顔を写真に撮ってアップしようと思い、昨夜も歩いてみたが残念ながらその姿を捉えることはできなかった。
詐欺を体験してみたいという方は、夜間この辺りをうろついていれば、かなりの確率で遭遇できるはずだ。
ちなみにソイ21と23の間には、日本人常駐薬局『ブレズ薬局』がある。
okanesagi詐欺とはまったく関係ない話だが、ここに売っている黒ウコン(クラチャイダム)のサプリは非常に効果が高く、愛用している。

詐欺の手口は?

手口は何パターンかあるが、基本的にはこのような流れだ。

  • 道やレストランの場所を聞かれる
  • ところで何人だと聞かれる?
  • 日本人と答えると、冒頭のように「今度日本に行くが、日本円を見たことがないので見せてくれ」と言ってくる。
  • ここで財布から日本円を見せて渡してしまうと、手品のように目の前で見ているにもかかわらず、立ち去るときには何枚か抜かれている。

見ず知らずの外国人に目の前とは言えど、お金を渡すなんて警戒心が足りないなと思ってしまうが、日本人の親切心につけ込んだ悪質な詐欺だ。
在住者であれば日本円を持ち合わせていることは少ないと思うが、日本円ではない場合もある。
僕が以前、戦勝記念塔付近で遭った時は、日本円がないと言うと今度はまだタイに着いたばかりでタイのお金を持ってないから見せてくれと切り返してきた。
さすがにこれには、「お前ら一体どうやってここまで来たんだよ(笑)」と笑いを堪えるのに必死だったが、これでも騙される人がいるのだろう。

「日本円見せてくれ詐欺」で検索すると、このようにかなりの数ヒットする。

以前、両親が来タイした際に、チャトチャックマーケットに連れて行ったが、そこでも詐欺師は両親に声をかけてきた。うっかりお金を見せそうになっていたのですぐに追い払ったが、初めてタイに来る方には念のためこのような詐欺があるということを知らせておいた方がよいだろう。

これからこのシリーズでは、日本人が被害に遭いやすい詐欺の事例を紹介していきたい。ぜひ、新手の詐欺などの情報があれば教えて欲しい。

それではまた!

明石