タイ在住8万人の日本人に朗報! 日本で最も美味しいお米がタイで食べられるようになります。

日本穀物検定協会による「美味しいお米ランキング」で、毎年最上級の特Aランクを獲得している「北海道産ゆめぴりか」と「南魚沼産こしひかり」。日本で最も美味しいお米としての地位を不動のものにしているこの2つのお米が、ついにタイでも食べられるときが来た。

タイ産日本米「のりたけ米」の生産販売を行うRice Creation社が、プレミアム無洗米として「N Rice」のブランド名でこの2つのお米を発売することが決まったのだ。

9月27日、フジスーパーをはじめ、主要スーパーマーケット各店にて販売がスタート!

お米に詳しい人なら、ゆめぴりかと南魚沼産こしひかりの名前を聞いて、「おぉ!あのお米か」とピンと来るかもしれないが、僕のようにお米のブランドの違いがよく分からないという方のために、この2つのお米とN Riceについてご紹介しよう。

この記事の目次


お米の王様「南魚沼産こしひかり」と新時代の王者「ゆめぴりか」

Noritake のりたけ米

お米といえば、こしひかり。僕が子供の頃からそうだった。

同じこしひかりでも、産地によって味は異なる。水、土、気候など、さまざまな要因によってお米の味が決まるが、こしひかりの中でも最も美味しいと評価されているのが、新潟県南魚沼産のこしひかりだそうだ。

冒頭でご紹介した美味しいお米ランキングで南魚沼産こしひかりは、過去33回最上級の特Aランクを獲得。名実ともに日本一美味しいお米という評価を得ている。

「お米=こしひかり」、という時代が長く続いていたが、2000年代以降、日本のお米は新時代に突入。その代表格が北海道産のゆめぴりかだった。

それまでお米の生産には適さないとされていた北海道。だが、「北海道でも美味しいお米を作りたい。こしひかりを超える品種を出すぞ」という米農家のたゆまぬ努力と情熱により、ゆめぴりかが生まれた。

2011年に美味しいお米ランキングに登場後、毎年特Aを獲得。ついにゆめぴりかは、新時代の王者とまで言われるようになった。

そんな日本のお米の双璧とも言える2つのブランドが、タイで食べられるようになったのだ。

プレミアム無洗米「N Rice」とは

Noritake のりたけ米

フジスーパーに並ぶN Rice

今回、「N Rice」のブランドで発売するお米は次の3つ。いずれも無洗米だ。

  • 南魚沼産こしひかり
  • 北海道産ゆめぴりか
  • こしひかりオリジナルブレンド

1つずつその特徴とこんな人におすすめというポイントを解説していこう。

お米の王様「南魚沼産こしひかり」(375B/1.8kg)

Noritake のりたけ米

南魚沼産こしひかりは、最上級の特Aを最多受賞し、名実ともにお米の王様という存在。

米どころ新潟の中でも南魚沼地域は、お米が美味しく育つ3つの最適な環境が整っている。

  • 昼夜の寒暖の差
  • 粘土質で窒素の少ない土壌
  • ミネラルを含む雪解け水

その希少な環境でしか育てられない南魚沼コシヒカリは当然生産量も少ない。日本のお米に占めるシェアはわずか0.3%。まさにプレミアムなお米なのである。

その類まれなる美味しさから国賓を招いた際や有名店で使用されている。

  • 世界各国の国王や大統領などを迎える迎賓館赤坂離宮
  • 後陽成天皇の御在位中(1586〜1611)より、御所の御用を勤めている395 年続く “虎屋菓寮”

まさに日本を代表するプレミアム米といえる存在なのだ。

南魚沼産こしひかりはこんな方におすすめ!

  • こしひかりが好きな方
  • 柔らかいお米が好きな方

新時代の王様:北海道産ゆめぴりか(355B/1.8kg)

Noritake のりたけ米

「北海道でこしひかりを超える品種を出すぞ!」という想いで北海道中から研究者を集め、品種開発をスタート。10年かけて、15万体の稲の中から試験し、最適な稲をついに発見した。

その並々ならぬ研究者の努力から、美味しさが生まれ、デビュー当初から13年連続で最上級の特Aを獲り続けている。

ゆめぴりかの美味しさの秘密は、アミロースとタンパク質の低さ。

アミロース値が低いほど粘りが強く、また、タンパク含有率が低ければ柔らかい炊きあがりのお米になる。

お米の甘み成分である糖類の含量を測定したところ、「ゆめぴりか」が一番豊富な甘み成分を含んでいることが判明している。

品質基準を設け、それに合格しない物は「ゆめぴりか」を名乗れない。それにより、バラつきがなくなり、いつでも美味しい品質を保っているのだ。

ゆめぴりかの美味しさはこんなところにも認められている。

  • ANA(全日本空輸)のファーストクラスとビジネスクラスの機内食に採用。
  • 京都・祇園にある創業200年以上の老舗料亭「いづみ橋」

北海道産ゆめぴりかは、こんな方におすすめ!

  • もちっとしたお米が好きな方
  • 甘いお米が好きな方

5つ星マイスターがこだわったこしひかりオリジナルブレンド(485B/4.5kg)

Noritake のりたけ米

こしひかりは国内栽培面積の1/3を占める人気のブランド米。人気、味、生産量において長年日本一の座に輝き、「お米の王様」と呼ばれている。

日本産のこしひかりは美味しいものの、タイでは高価で日常的に手が届かないことが悩みだった。

「もっと気軽に日本産こしひかりを楽しんでいただきたい」という則竹社長の願いから、ゆめぴりかや南魚沼産こしひかりに比べ、20%以上も安いお手頃価格での提供が実現した。

お米によって、「甘み」、「粘り」、「香り」などのお米自体の個性がしっかりしており、料理によってはお米の特徴と合わないことも。

美味しさを保ちつつ、どんな料理にも合うように5つ星マイスターがオリジナルでブレンドしました。

こしひかりオリジナルブレンドはこんな方におすすめ!

  • さまざまな料理に使いたい方
  • 値段は抑えつつ、美味しい日本産米を使いたい方

パッケージデザインは日本人の女性デザイナーが担当

Noritake のりたけ米

ほかのお米とは一線を画す、高級感あふれるパッケージデザイン。キッチンやお店に飾りたくなるほどの美しさだが、パッケージデザイン含め、ブランディングは日本人デザイナーの石田杏奈さんが担当している。

石田杏奈さんバンコクでデザイン会社を経営し、同時期に発売となった和食調味料ブランド「響(Hibiki)」のデザインも手掛けている。

Noritake のりたけ米

 石田杏奈さんにデザインやブランディングの相談をしたい人は、下記Eメールまでお問い合わせください。

最強のTKGが完成

Noritake のりたけ米

南魚沼産こしひかりをいただいたので自宅の炊飯器で炊いてみたが、もちっとした食感で甘みもあり、めちゃくちゃ美味しかった。

響の万能しょうゆで卵かけご飯にしたが、もうそれはそれは。間違いなく人生で最高のTKG。

糖質制限中だったが、一瞬でかきこんでしまった。

こんなに美味しいお米がタイで食べられるのは、本当にありがたき幸せ。

料金も良心的。食べざかりのお子さんがいる家庭では、コスパを考えればのりたけ米のほうがいいかもしれないが、量より質を求めるならぜひN Riceをお試しいただきたい。

日本産日本米の本来の美味しさをタイに。

Noritake のりたけ米

則竹社長

これまでも日本産の日本米はタイでも販売されていた。だが、

「タイにある日本産の日本米には重大な問題があるんです」

と、則竹社長は言う。

なにが問題なのか?

それは、タイには関税の問題で4ヶ月に1度しか輸入できないことだという。

どういうことか?

お米は生鮮品なので、美味しく食べるには、精米してからどれだけ時間が経っているかが重要。

日本のスーパーで売られているお米は、精米後1ヶ月以内のものばかり。1ヶ月を過ぎると味が落ち、セールに出される。日本はそれだけお米に対してシビアで、しっかり管理されているのだ。

タイには4ヶ月に1度しか輸入できないので、タイの店頭に並ぶ日本産のお米はどれも精米後1ヶ月を過ぎたものばかりになってしまう。

これではお米本来の美味しさを味わうことができないのだ。

Noritake のりたけ米

「日本産の日本米の美味しさは、こんなものではない」

則竹社長は、常々それが悔しかったという。

「日本米の本来の美味しさをタイ在住のみなさんにお届けしたい」

そう思い続け、ついに実現したのが、N Riceなのである。

なぜ、N Riceが実現できたのか?

Noritake のりたけ米

のりたけ米を生産販売するRice Creation社の母体は、名古屋に本社を構える㈱名古屋食糧。昭和22年創業の老舗であり、日本全国に事業所を展開する大手精米業者だ。

名古屋食糧が農水省の戦略的輸出パートナーに認定されたことで、政府から販促プロモーションの補助を受けられるようになり、コストを抑えて輸出できるようになった。

タイ側では輸入パートナーのネットワークを構築。これまで4ヶ月に1度だったところを頻度高く輸入できるように。そして輸入してすぐに脱気包装(真空パック)することで、未開封なら1年以上美味しさを保つことが可能になった。

日本側とタイ側、それぞれ課題をクリアしたことで、日本米が持つ本来の美味しさをタイの食卓に届けることができるようになったというわけである。

「日本米の本来の美味しさをタイ在住のみなさんにお届けしたい」

則竹社長の心意気を、ぜひN Riceで感じてほしい。

N Riceの販売店一覧

 N Riceの販売店は以下のとおり。(2023年10月現在)

南魚沼コシヒカリとゆめぴりかを使用しているレストラン

N Riceの南魚沼産こしひかりと北海道産ゆめぴりかを使用する日本食レストランも、バンコクを中心に拡大している。自宅だけでなく、ぜひレストランでもN Riceを体験していただきたい。(2023年10月現在)

N Riceのお問い合わせ先

お問い合わせ先

  • 会社名:Rice Creation (Thailand) Co.,Ltd
  • TEL:+66(0)65-491-9888(りょうとう)
  • E-mail:y-ryoto@meisyoku.co.jp