8月31日、スワンナプーム国際空港のすぐ近くにタイ初となる本格“ラグジュアリー”アウトレットモール「セントラルビレッジ(Central Village)」がオープンした。
その名のとおり、タイ小売最大手のCentral Pattanaが運営するアウトレットモールである。
これまでにもタイにアウトレットモールは、あるにはあった。だが、人気店や有名ブランドの出店は少なく、いまいちパッとしなかった。
今回のセントラルビレッジも正直たいしたことないのでは? と、さほど期待せずにオープンから1ヶ月ほど経った9月末、実際に足を運んできたのだが……
そこは、いい意味で予想を裏切る“買い物天国”だったのだ…!
屋外で買い物ができる体験もタイでは新しい
50%オフは当たり前。聞いたことがないようなブランドではなく、いつもセントラルで見かけるあのブランドも、あの店も!
アレも、コレも大幅ディスカウント!
「タイ初の本格ラグジュアリーアウトレットモール」という触れ込みに間違いはなかった。
実際にガッツリ買い物をしてきたので、話題のセントラルビレッジがどれほどお得なのか?検証しながらご紹介しよう!
全130店! セントラルビレッジのショップ一覧とおすすめ店
セントラルビレッジセントラルビレッジにはタイ国内外の人気店130店が出店。9月末の時点では、130店のうち7割ほどがオープン済み。年内にはほぼ全店がオープンするということだ。
全ショップリスト
フロアマップ
小さくて見づらいと思うので、ショップリストは公式サイトのSTOREページから確認してほしい。
敷地内はテーマパークのように美しく整備され、快適に買い物ができる
すべてのお店は紹介しきれないのが残念だが、目についた有名店・人気店をざっと挙げておこう。
各店の詳細は後ほど写真で紹介するので、まずは店名のみ。
スポーツ系
- アディダス
- PUMA
- Champion
- Super Sports
- ラコステ
- ルコック
- アンダーアーマー
スニーカー系
- コンバース
- Kenneth Cole
- Skechers
- Carnival
- Fitflop
- Crocs
アパレル系
- Ermenegildo Zegna
- MICHAEL KORS
- CALVIN KLEIN
- COACH
- ANELLO
- LESPORTSAC
- ティンバーランド
- ラルフローレン
- リーバイス
タイブランド
- ジムトンプソン
- ナラヤ
飲食店
- Food Village(フードコート)
- BonChon Chicken
- A PINK RABBIT CAKE CAFE + PALETTE
- スタバ
- NARA
- スシヒロ
- MKスキ
- スヴェンセン
今後オープン予定の注目店
- MARIMEKKO
- HARNN
- KATE SPADE
ざっと30店強挙げさせてもらったが、いかにもセントラルらしい店舗ばかりではないだろうか。
この店舗リストを見ているだけで、これまでのアウトレットモールとは一線を画する存在であることがお分かりいただけると思う。
ラグジュアリーアウトレットモールと呼ぶにふさわしい雰囲気
そして、これらの人気店が常時30%以上のディスカウントを行っているのだから、ここを買い物天国と言わずなんと言えよう。
おなじみの店が、常時30%以上のディスカウント!
冒頭でお伝えしたとおり、セントラルビレッジではすべての店で常時30%以上のディスカウントを行っている。
全商品が対象ではないが、売れ残りを大幅割引をしているわけではない。売れ筋商品でも余裕で50%以上の割引率で販売されているのには驚いた。
70%オフはざらにある
先に挙げた有名店・人気店の割引がどんなものか、実際に店内や商品の写真を撮ってきたので、カテゴリー順に紹介していこう。
【スポーツ系】
アウトレットとしてはアジア最大! アディダス
セントラルビレッジ内で一番人気だったのが、アディダス。
アディダスのアウトレットショップとしては、アジア最大規模の店舗だという。
トレーニングウェアからスニーカーまで、50%オフの商品が目白押し。
とにかく広い!
とくにスニーカー売り場はたくさんのお客で賑わっていた。
スニーカーは1,000B前後から
Champion
Photo:セントラルビレッジ公式Facebook
タイ人にはあまり人気はないかもしれないが、僕世代の日本人ならChampion好きは多いはず。
Tシャツとスウェット(レディース)がビンテージっぽくていい感じだったので、即購入。
それぞれの割引率は以下のとおり。
- スウェット:2,490B-50%=1,245B
- Tシャツ:1,290B-30%=903B
- 合計:2,148B
Super Sports Factory Store
セントラルの総合スポーツショップといえば、Super Sports。
セントラルビレッジ店もかなりの売り場面積を誇り、ナイキやノースフェイスをはじめ、人気ブランドが集結している。
アディダスと同じくらいの売り場面積
ナイキはスニーカーの品揃えが抜群
ノースフェイスの品揃えも悪くない
サッカーのスパイクも豊富
サッカー、ランニング、テニス、スイミング、アウトドアといったスポーツ用品を探している人は、必ず来店すべし。
アンダーアーマー
ラコステ
続いては、スニーカー系を見てみよう!
【スニーカー系】
タイでもコンバース
スニーカーといえば、コンバースは外せない。様々なデザイン、カラーのオールスターがずらりと並ぶ。
ハイカットのレザースニーカーは1,495B。定価を確認するのを忘れてしまったが、おそらく50%オフくらいの値段だろう。
気に入ったカラーのオールスターがあったのだが、残念ながらサイズなし。
だいたい1,000B前後の価格帯なので、コンバース好きな人は、なるはやで来店すべし。
デザインがいいKenneth Cole
セントラルの靴売り場でおなじみのKenneth Cole。僕もよくここの革靴を買っているので、今回の出店は嬉しい限り。
定価でも5,000B前後の価格帯の靴が多く、高級ブランドではないが、デザインがいいので気に入っている。
ちょうど黒のレザースニーカーを探していたので、こちらをGET。
- 黒のレザースニーカー:6,990B-60%=2,796B
これはいい買い物をした。
ストリート系スニーカーならCARNIVAL
ストリート系ファッションに合うスニーカーをお探しなら、CARNIVALへ。
カラフルなスニーカーが、20〜80%オフ!
人気サンダルが70%オフ! Fitflop
履き心地抜群のサンダルが人気のFitflop。定価では4,000B弱と、サンダルとしては高価で、なかなか手が出しづらいが、ここでは衝撃の70%オフ!
レザースニーカーの品揃えもいい
このサンダルは定価3,590Bが70%オフで1,077B!
このサンダルは定価3,990Bが70%オフで1,197B!
これから乾季を迎え、ビーチに出かける機会も増える。履き心地のいいサンダルをGETしておいてはいかがだろうか。
【アパレル系】
イタリア発の高級ブランド Ermenegildo Zegna
イタリア・ミラノ発の世界的ファッションブランドであるErmenegildo Zegna。
メンズのアパレルショップとしては、セントラルビレッジ内で最高級のブランドだろう。
スーツやネクタをはじめ、靴やバッグと言った革小物まで、デパートに引けを取らない品揃えだ。
新商品以外は30〜50%オフになっている商品も多いので、Zegnaファンはぜひ立ち寄りたい。
日本人にはネクタイが人気とのこと
20年ぶりの買い物。ティンバーランド
店頭で撮影を失念したため、数回履いたあと自宅にて撮影
僕の世代でティンバーランドといえば、高校生の頃に一斉を風靡したレザーのハイカットブーツ。
そのイメージが強すぎて、ほとんどティンバーの商品を買うことはなかったが、白のレザースニーカーに一目惚れ。
とにかく軽くて、履き心地がメチャクチャいい。白のレザースニーカーを探している人には、ぜひおすすめしたい。
それにしても、ティンバーの靴を買ったのは実に高校生以来だ。(笑)
- 白のレザースニーカー:4,500-50%=2,250B
こちらも50%オフ。ありがたい限りである。
日本発の人気バックパック Anello
2005年に誕生し、またたく間に世界に広がった日本発のバックパックメーカー「Anello」。タイでも大人気で、ほとんどのデパートに出店している。
ちょっと若者向けのデザインだなぁと思い、これまで手にすることはなかったが、こちらも50%オフということで、ついつい買ってしまった。(笑)
- 黒のフェイクレザーバックパック:3,490B-50%=1,745B
- オレンジのバックパック:2,490B-50%=1,245B
MICHAEL KORS
バッグや財布が人気の女性向けブランド「MICHAEL KORS」。
50%オフの商品もそれなりにあったので、奥さんや彼女へのプレゼントにいかがだろうか。
CALVIN KLEIN
ポロラルフローレン
LESPORTSAC
タイブランド
タイブランドは「タイパビリオン」というエリアに集まっている。
タイブランドの代表格! ジムトンプソン
タイブランドの筆頭として、旅行者、在住者を問わず人気のジムトンプソン。高品質でデザイン性の高いタイシルク製品は、お土産としても喜ばれること間違いなし。
人気のスカーフやワンピースも30〜70%オフ。
南国にぴったりのワンピース
カラフルで持っていると気分が上がりそうなバッグたち
手触りのいいスカーフ
カワイイ象の絵柄のスカーフを発見!
例えば、定価5,000Bのスカーフは2,000Bほど。手頃な価格で手に入れられるので、一時帰国のお土産や、ちょっとしたプレゼントに最適だ。
タイ土産の定番! ナラヤ
タイ土産の定番として根強い人気を誇るナラヤ。
50%オフの商品も多いので、まとめ買いもいいかも。
雑貨&インテリア
HOME & LIVING
それほど大きくはないが、生活雑貨やベッドシーツやタオルなどのリネン類、電化製品などを扱う店もある。
ペット(猫)用のバスタオルと旅行用のポーチが欲しかったので、購入。
定価がわからず、どれほどの割引率かは不明。
- バスタオル:197B×2=394B
- トラベルポーチセット:299B×2=598
- 合計:992B
飲食店
フジレストランやMKといったセントラルでおなじみのチェーン店が多い
唯一のインスタ映え系カフェ A PINK RABBIT CAKE CAFE + PALETTE
セントラルビレッジで唯一のインスタ映え系カフェがこちらの「A PINK RABBIT CAKE CAFE + PALETTE」。
ワット・ポーのすぐ近くにある美味しいケーキで知られる「A Pink Rabbit + Bob」の支店だ。
早くもインスタにたくさんの写真が投稿されているので、映えを狙いたい人は、ぜひチェックしてみてほしい。
https://www.instagram.com/explore/locations/110524780316221/a-pink-rabbit-cake-cafe-palette/
僕はアイスアメリカーノを飲んだが、ス◯バよりも旨かったので、美味しいコーヒーを飲みたい人にもおすすめしたい。
タイ料理だけじゃない! ハイレベルなフードコート「Food Village」
セントラルといえばフードコートのレベルが高いことで知られているが、セントラルビレッジのフードコート「Food Village」も期待に違わぬレベル。
イサーン料理、カオマンガイ、クイッティアオなど、ひと通りのタイ料理が揃っている。
さらには、日本食や中華、インド料理まであり、タイ料理が苦手な人でも安心して食事ができるのはありがたい。
見るからに旨そうなガパオライス
僕は、ガパオライスと味噌ラーメンを食べたが、どちらも満足度は高かった。
タイスイーツの品揃えも豊富だったので、スイーツ目当てに訪れるのもアリ。
セントラルビレッジで買い物した結果…
僕がセントラルビレッジで買ったモノと値段は以下のとおり。
はたしてどれほどお得だったのだろうか?
- Champion
- スウェット:2,490B-50%=1,245B
- Tシャツ:1,290B-30%=903B
- 合計:2,148B
- Kenneth Cole
- 黒のレザースニーカー:6,990B-60%=2,796B
- 合計:2,796B
- ティンバーランド
- 白のレザースニーカー:4,500-50%=2,250B
- 合計:2,250B
- Anello
- 黒のフェイクレザーバックパック:3,490B-50%=1,745B
- オレンジのバックパック:2,490B-50%=1,245B
- 合計:2,990B
- HOME&LIVING
- バスタオル:197B×2=394B
- トラベルポーチセット:299B×2=598
- 合計:992B
11,000Bもお得!
- 定価合計:21,250B(定価が不明だったHOME&LIVINGの992Bは含めず)
- 値引き後合計:10,184B
- 差額:-11,066B
全10点で、11,066Bも安く買い物をすることができた。
デパートでもセールを狙っていけば、これくらいのコスパを叩き出せるかもしれないが、ここではこれがアベレージ。
僕は利用するのを失念していたが、「The 1 TOURIST CARD」に登録すると、さらなる割引が可能なクーポンをGETできる。
念のため「The 1 TOURIST CARD」の登録方法を説明しておこう。
The 1 TOURIST CARDの登録方法
The 1 TOURIST CARDは、FOOD Village内にあるサービスカウンターにパスポートを持参し、登録する。
※10月中に登録カウンターとプレゼント交換カウンターは、FOOD VillageからRoyal Villageゾーンのdrop-off Gate Aに近くあるインフォメーションセンターに移動予定。
こちらのインフォメーションセンターに移動予定
ツーリストカード
ツーリストカード保持者はさらに40店舗でセール価格から、さらに5〜10%程度の割引が適用される。
さらに5,000B、10,000B以上の買い物でオリジナルバッグやポーチがもらえる特典もある。
セントラルビレッジに来たら、買い物前にまずは登録カウンターに足を運び、The 1 TOURIST CARDをGETすべし。
それでは最後にセントラルビレッジへの行き方を説明しておこう。
セントラルビレッジへの行き方
セントラルビレッジはスワンナプーム空港のすぐ南に位置している。バンコク都心部からの行き方は、無料シャトルバスとタクシーの二通り。
①無料シャトルバスで行く
シャトルバス
BTSウドムスック駅、セントラルワールド、エアポートレールリンク・ラックラバン駅から無料シャトルバスが運行されている。
BTSウドムスック駅−セントラルビレッジの時刻表
上がBTSウドムスック駅発→セントラルビレッジ行き
下がセントラルビレッジ発→BTSウドムスック駅行き
セントラルワールド−セントラルビレッジの時刻表
上がセントラルワールド発→セントラルビレッジ行き
下がセントラルビレッジ発→セントラルワールド行き
エアポートレールリンク・ラックラバン駅−セントラルビレッジの時刻表
上がラックラバン駅発→セントラルビレッジ行き
下がセントラルビレッジ発→ラックラバン駅行き
ウドムスック駅発のシャトルバスは、土日は混雑する可能性があるので、余裕を持って行動したい。
セントラルビレッジからの帰路にウドムスック駅までシャトルバスを利用したが、平日の夕方だったこともあり、渋滞に巻き込まれ、1時間15分もかかってしまった。
②タクシーで行く
行きはBTSウドムスック駅からタクシーで行ったが、20分150Bだった。
平日の朝夕のラッシュアワーでなければ、これくらいの所要時間で到着できると思う。
セントラルビレッジはまだ新しい施設なので、タクシー運転手が知らない場合もある。
運転手が行き方を知らないようであれば、上の画像を見せてほしい。
在住者、旅行者を問わず、行く価値あり!
以上、タイ初の本格ラグジュアリーアウトレットモール「セントラルビレッジ」をご紹介した。
人気店や有名ブランドが常時大幅ディスカウント価格で買える体験は、タイでは初めてのもの。
思わずたくさん買い物をしてしまったが、いい買い物ができたと自画自賛している。
年末年始に向け、続々と新店舗がオープンする予定なので、混雑する前にぜひ一度訪れてみてほしい。
セントラルビレッジ 店舗情報
- 住所:98,98/1, MOO 5, BANG CHALONG,BANG PHLI DISTRICT, SAMUT PRAKAN THAILAND 10540
- 営業時間:10:00〜22:00
- 定休日:なし
- 電話:02-550-6555
- HP:http://www.centralvillagebangkok.com/en/
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