2016年11月にグランデ・センターポイント・トンロー・ホテルの5階にオープンした温泉&スパ施設「レッツリラックス」。
タイ国内で26店舗を展開する人気のスパ&マッサージ店であるレッツリラックスが、満を持してオープンした温泉施設ということで、開業直後から在住日本人の間で話題になっていた。
トンローにレッツリラックスがオープンし、友人からの評価も高かったので気にはなっていたのだが、自宅のあるラチャダーからは遠く足が向かなかった。
だが、昨年プラカノンに引っ越したこともあり、トンローが身近に。
オープンから1年以上経った今月上旬、ようやく初めてレッツリラックス温泉に行ってみたのだが、もっと早く来ておけば良かったと後悔を覚えるほど、素晴らしい温泉だった。
サバイサバイなお国柄のタイで、ここほどサバイ場所はないと断言できる。
なにがそんなにサバイのか? 今回はレッツリラックス温泉がサバイ9つの理由をプレゼンさせていただきたい。
サバイ理由その1 お湯の種類が豊富!
まずは何と言ってもその豊富なお湯の種類。レッツリラックスには下記4つの温泉と水風呂、2つのサウナがある。
温泉システムの設計は日本の温泉専門家、河野好高氏が担当している。
- 下呂の湯(42℃前後、屋内)
- シルクの湯(40℃前後、屋内)
- 炭酸泉(36℃前後、半屋外)
- マッサージバス(38℃前後、半屋外)
- 水風呂(17℃前後、屋内)
- サウナ(80℃弱)
- スチームサウナ(45℃前後)
僕は熱いのが苦手なので42℃前後の下呂の湯は最適な湯加減。炭酸泉とマッサージバスは温めだが、外の空気を感じながらいつまででも入っていられる。それがまたいいのだ。
水風呂も広く5〜6人は入れるサイズで芋洗い状態になることはない。
サバイ理由その2 交互浴に最適
日本の人気ライター「ヨッピーさん」をご存知だろうか? ヨッピーさんは“銭湯神”を自称するほどの銭湯好き。その彼が絶賛するのが「熱い湯と水風呂に交互に入る」交互浴だ。
ヨッピーさんによると、交互浴にはこのような効果があるという。
最近の人は運動しなかったりエアコンで年中同じ温度の中で働いてたりする事で、この交感神経と副交感神経の切り替えスイッチがバカになっているわけであります。
そのせいで冷え性や肩こりなんかの原因になるとも言われてるので、こうやって暖かいお風呂に入って交感神経を高めたり、水風呂で副交感神経を高めたりっていう、いわば切り替えスイッチの訓練をすることで自律神経が徐々に整えられていく、っていう寸法!
その結果、不眠が解消されたり冷え性が治ったり、ストレス解消や疲労回復にもバッチリっていう僕がおススメする最高の入り方が交互浴ってワケ!
銭湯神ヨッピーが語る!東京都内のおすすめ銭湯&交互浴のススメより引用
僕も温泉やサウナに来ると必ず交互浴をするが、体が軽くなるのはもちろん、思考がクリアになり、良いアイデアが浮かんだり、気の利いた言い回しが降りてきたりすることもある。ヨッピーさんが言う、交感神経と副交感神経の切り替えスイッチがしっかりと作動している、ということが身をもって体験できるのだ。
個人的には以下の順番での交互浴がオススメである。
サウナ→水風呂→下呂の湯→休憩→サウナ→水風呂→下呂の湯…
水風呂から下呂の湯に入った瞬間に、全身指の先まで血が行き渡る快感はサウナと水風呂だけでは味わうことはできない。
前述の通り水風呂は5〜6人は余裕で入れるサイズなのでサウナから上がって、すぐ水風呂に入りたいのに水風呂待ち…ということはほとんどない。
男風呂の場合、サウナの目の前に水風呂があり、水風呂の目の前に下呂の湯がある。まるで交互浴をするために作ったとしか考えられない配置だ。
サバイ理由その3 洗練された和モダンなデザイン
レッツリラックス温泉に来て驚いたのは、その洗練された和モダンなデザイン。
これほどハイセンスなデザインの温泉は日本の高級旅館でも滅多にお目にかかれないのではないだろうか。
「和+モダン+高級感」をこのように表現したデザイナーは賞賛に値すると思う。
在住者、旅行者を問わず、日本人であれば一度は体験しておいて損はない。
サバイ理由その4 アメニティの香りがGood!
店内ロビーでBloomingのスパプロダクトを販売している
温泉内のシャンプー、コンディショナー、ボディーソープは、レッツリラックスのオリジナル・スパプロダクト「Blooming」を使用している。
これらのアメニティは全てジャスミンの香り。濃厚でエキゾチックなジャスミンの香りは癒やし効果も抜群である。
ジャスミンの香りを嗅ぐと、「あぁ、タイにいるなぁ」と感じられるのもまた良い。
人気のハーバルボールも生とドライの二種類を販売。写真は生。
サバイ理由その5 ヒマラヤ岩塩を使用した岩盤浴
岩盤浴ルーム
レッツリラックスにはなんと岩盤浴もある。しかもヒマラヤ岩塩を使用している。ヒマラヤ岩塩というだけでなんとなく良さそうな気がしてしまう。
岩塩から放出されるミネラルと遠赤外線を全身で吸収することで、体内の細胞が活性化し、汗とともに大量の老廃物を排出してくれるらしい。
岩盤浴は43℃前後。岩盤浴としては温めで、横になってもしばらくは汗をかかない。ポカポカと暖かく眠気を誘う気持ちよさだ。説明書きを見ると岩盤浴は15分ほどが最適と書かれているが、僕は1時間入っていた。それでようやく汗ダクになるという感じだ。
岩盤浴は汗だくになってもベタつかず、サラッとしている。僕みたいなおっさんでも肌がサラサラになると嬉しいものである。
バンコクで岩盤浴スパに行くと600B/時間はかかる。この岩盤浴だけで十分に入浴料の650Bはほぼ元が取れてしまう。
サバイ理由その6 畳のリラックスルームでゴロゴロできる!
広々としたリラックスルーム
お風呂上がりはゴロゴロ、ダラダラしたいもの。レッツリラックスには畳張りの広々としたリラックスルームが用意されている。エアコンが効きすぎということもなく、室内は適温。
スマホをいじるもよし、仮眠を取るもよし。心ゆくまでダラダラと湯上がりの余韻に浸れるのだ。
サバイ理由その7 クールルームで汗が一瞬で引く!
クールルーム
せっかく温泉でさっぱりしても常夏のバンコクでは外に出た瞬間に汗が噴出。家に帰ってまたシャワーを浴びるハメに…というのがいつものパターンなのだが、レッツリラックスにはクールルームが用意されている。
室温11℃前後で汗が一瞬で引く。毛穴を締めて外へ出よう。
サバイ理由その8 スパ・マッサージのレベルが高い
マッサージ用の個室
レッツリラックス温泉にはもちろんスパ・マッサージが併設されている。さすがに人気店だけあり、セラピストのレベルは高い。
温泉&岩盤浴だけでも十二分に癒されるが、風呂上がりにマッサージも受けてしまえば、もう天国行きは待ったなし。
トンローの中心で昇天すべし。
サバイ理由その9 Wi-Fiが爆速!
もはや人類に欠かせないツールとなったWi-Fi。4G使用量に制限のあるSIMを使っている旅行者なら、なおさら無料Wi-Fiは嬉しいはず。
だが、それも遅ければ意味がない。
レッツリラックスの館内ではどこでも無料Wi-Fiを利用することができる。それくらいは今のバンコクなら当たり前だが、その速度が爆速なのだ。
<ロビー>
- 下り 89.2Mbps
- 上り 60.9Mbps
<リラックスルーム>
- 下り 13.9Mbps
- 上り 7.76Mbps
<クールルーム>
- 下り 20.7Mbps
- 上り 6.78Mbps
ロビーは圧巻の89.2Mbps! バンコクに暮らして7年、これほど速いWi-Fiは体験したことがない。
空いてる時間を狙うべし!
これだけ素晴らしい温泉施設なのだから混んでて当たり前。だが、できれば空いているときにゆっくりと利用したいもの。
ネットでいろんなブログを見てみると、「良かったけど混んでて…」という記事を見かける。
なので僕はできるだけ空いてそうな時間帯を狙って行くようにしている。
これまで3回訪れているが、いずれも空いていた。
平日の21時過ぎ、土日の午後早め(15時〜18時)ならそれほど混み合うことはないと思う。
以上、トンローのレッツリラックス温泉がサバイ9つの理由をお届けした。
在住者はもちろん、旅行でバンコクに来ている人も、ここで旅の疲れを癒やしてから帰国してはいかがだろうか。
必ず気に入っていただけると思う。
レッツリラックス 温泉 店舗詳細
- 店名:レッツリラックス 温泉&スパ バンコク・トンロー店
- 住所:トンロー・ソイ8とソイ10の間のトンロー通り沿い。
Centre Point Sukhumvit 55 ,300 Sukhumvit Soi 55 (Thonglor) Sukhumvit Road, Kwang Klongtonnua, Khet Wattana , Bangkok. 10110 - 最寄り駅:BTSトンロー駅から徒歩10分
- 料金:温泉&岩盤浴(650B。バスタオル、フェイスタオル、甚平付き)、温泉&タイマッサージ1時間(1,100B)ほか。
- クレジットカード:可
- 営業時間:10時〜24時
- 電話番号:02-042-8045
- HP:https://letsrelaxspa.com/bangkok/thonglor/
- Facebook:https://web.facebook.com/letsrelaxspa.official