もしあなたが本帰国するとしたら、もう一度食べておきたい一品を紹介してもらおうという連載企画。

第2回目となる今回は、インスタグラマーとしても活躍されていた三浦茉莉さん(以下、茉莉さん)。

茉莉さん(@mari_bangkok_life)は2月5日付けでの本帰国が決定。

本帰国前の忙しい中、お気に入りのレストランでインタビューをさせていただいた。

この記事の目次


第2回 三浦茉莉さん

 
 
 
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バンコクでインスタをやっている人なら誰でも知っているだろう茉莉さん。最近ではYoutube「タイ駐在チャンネル」にも出演し、活動の幅を広げている。

インスタをやっていない人のために簡単にプロフィールをご紹介しておこう。

  • 2005〜2010年 元東海テレビアナウンサー
  • 2010〜2016年 元セントフォース所属フリーアナウンサー
  • 2016年9月〜バンコク駐在
  • 2019年4月〜インスタグラム開始

茉莉さんはもともとタイが大好きで、アナウンサー時代から旅行でよくタイを訪れていた。

ご主人のバンコク赴任が決まったときも、「タイなら大歓迎!」と、喜んで帯同を決めたそうだ。アナウンサーとしての活動は一旦お休みして、2016年9月からバンコク生活がスタート。

当時、長男は2歳、長女は生後4ヶ月。右も左も分からぬバンコクで子育て明け暮れる日々だった。

 

長女が幼稚園に通い出し、自分のために使える時間ができた。その頃には駐在期間も折り返しを過ぎていて、「本帰国後はまた仕事がしたいな」と、改めて思ったという。

またアナウンサーとして仕事ができるかもしれない。せっかくバンコクに住んでいるんだから、この経験を仕事に活かせるようにネタ帳を作っておこう。そんな思いで茉莉さんはインスタをはじめた。

 

インスタの初投稿

 
 
 
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「名刺代わりになるネタ帳を作ろうと思ってはじめたインスタですが、ご飯ばっかりになっちゃいました!(笑)」

 

茉莉さんのインスタにはたくさんのレストランが投稿されているが、どこも旨そうだ。

これだけ色んなレストランに行っていたら、とっておきの逸品が絶対にあるはず。それを知りたい。

そう思い、この連載企画のインタビューを申し込んだ。

 

そんな茉莉さんが選んだ本帰国前にもう一度食べておきたい一品とは…

バーンイサーンムアンヨットのソムタム&ガイヤーン

バーンイサーンムアンヨット

バーンイサーンムアンヨットのソムタムタイ

茉莉さんが選んだのは、スクンビット・ソイ31にあるイサーン料理店「バーンイサーンムアンヨット」のソムタムとガイヤーン。

バンコク在住者の中では有名なイサーン料理店だが、行ったことがない人にイメージが湧きやすいように表現すると、食堂以上、レストラン未満の庶民的なお店である。

バーンイサーンムアンヨット

バーンイサーンムアンヨットの店内

有名店を食べ歩き、美味しいものをたくさん知っているだろう茉莉さんにしては、意外なお店のチョイス。だが、それがリアルだと思った。

茉莉さんにとって、このお店はどんな存在なのだろう。

茉莉さん:ムアンヨットはとにかく日常の中にある一番身近にあったタイ料理屋さんで。

「家族で」とか、「家族+遊びに来た親戚」、とか「家族+私の友達」、とかそんな感じでよく行きました。

ガイヤーンとソムタムを食べて、ほろ酔いで家に歩いて帰るそんな日常。

きっとまたバンコクに来ることがあったら、この日常だったムアンヨットのタイ料理が食べたくなる気がして。

もう一度食べたい!というよりは、できるだけたくさん食べ納めて帰りたい!という感じのお店です。

バーンイサーンムアンヨット

バーンイサーンムアンヨットのガイヤーン

誰にでもふらっと気軽に立ち寄れる行きつけの食堂があると思うが、茉莉さんにとってバーンイサーンムアンヨットはそんな存在だった。

確かにこのお店は飛び抜けて美味しいというよりは、何を食べてもハズレがなく、何度でも来たいと思える使い勝手のいいお店だ。

 

取材には二人のお子さんも一緒に来てくれたが、驚いたのはまだ6歳と4歳のお子さんも美味しそうにソムタムやラープムーといったイサーン料理を食べていたこと。

辛くて酸味もあるイサーン料理は日本人の子供にはハードルが高いのかなと思っていたが、ソムタムはお子さんの大好物だという。

茉莉さん:生まれてすぐの頃からバンコクに住んでいるので、うちの子はタイ料理も大好きなんです。

特にこのお店は家族で一番通ったタイ料理屋さんなので、子どもたちの舌にもここの味が刷り込まれているんだと思います。

明石:日本に帰ったら、「ママ、ソムタム食べたいー!!」って言われそうですね。(笑)

茉莉さん:確かに!(笑) 家族みんなでイサーン料理が恋しくなると思います。ガパオとかグリーンカレーは日本でもよくありますけど、ソムタムって日本では意外と簡単に食べられないですもんね!

タイで一番思い出に残っていることは?

 
 
 
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茉莉さんにタイ生活で一番思い出に残っていることを聞いてみた。

 

Q:タイ生活で一番思い出に残っていることは?

 

茉莉さん:何が一番記憶に残っていますか?って、よく聞かれるんですけど、普通の暮らしの中の一瞬一瞬が本当に宝物で。なにげないバンコクでの日常が大好きでした。

 

明石:旅行よりも日常が一番の思い出ということですね?

 

茉莉さん:いっぱい旅行もいかせてもらえたし、いろんなものを見れて楽しかったですが、この日常は日本ではきっと感じられなかったと思います。バンコクでの日常には心地よさや温かさ、優しさがあふれていました。

子育てはすっごくしんどかったけど、本当にすべての人が優しかったんです。

守衛さんも、マンションの管理事務所の人も、道行く人も、病院でも。

タイ人のおおらかさとか温かさに救われて、大変だったけど本当に楽しく子育てができました。

明石:まだお子さんも小さかったですし、子育ては大変だったでしょうね…

茉莉さん:うちはピーさんというアヤさんに週3日4時間ずつ来てもらっていたのですが、それがすごく救われる時間で。子供から手が離れるその4時間に好きなことをやらせてもらえました。

ピーさんがいなかったらバンコク生活は成り立たなかったですね。

ピーさんは私の心の拠り所で、思い出も多すぎて、一番離れるのがつらいかもしれません…

一緒に日本に帰りたいくらいです。(笑)

明石:なるほど。逆に子育てが大変な時期にタイに来てよかったということですね。

茉莉さん:タイの子育ては本当におすすめ!みんな子供が好きだからありがたかったです。こどもたちも人の優しさに触れられたと思います。

子供が小さくて駐在に来る人は不安を抱えていると思いますが、安心してください。タイでの子育ては日本より楽だし、楽しいですよ!

 
 
 
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インタビューは以上。

茉莉さん、最後はこれから来るタイで子育てをする人への応援メッセージまでいただきありがとうございました!

 

茉莉さんが大好きだったバンコクの日常。

その日常の一コマだった、いつものソムタムとガイヤーン。

いつかまたタイに来て食べるのが楽しみですね。

 

茉莉さんは大阪に本帰国後、フリーでの活動を再開するそうだ。

関西圏でアナウンサーやYoutubeなど、茉莉さんにぜひ出演してほしいという方は、下記茉莉さんのインスタまでお問い合わせを!

@mari_bangkok_life