「プルースト効果」という言葉をご存知だろうか?
ある特定の匂いを嗅ぐことによって、それにまつわる記憶や感情が蘇る現象を指す言葉だ。フランスの作家、マルセル・プルーストの名にちなみ、こう呼ばれているそうだが、なぜ匂いが記憶に結びつくのかという科学的根拠を知りたい人はググっていただきたい。
誰でもこのプルースト効果を体験したことがあると思う。
昔の恋人がつけていた香水の匂いでその人のことを思い出し、線香の匂いで田舎の祖父を思い出す。人それぞれ記憶の奥底に眠る香りを持っているはずである。
旅行もそのひとつ。
「この匂いを嗅ぐと、あの旅先を思い出す」、ということが往々にしてある。
あなたも匂いに紐付いた旅の記憶をお持ちではないだろうか?
僕の場合、フランジパニの香りを嗅ぐとバリ島を思い出す。そしてレモングラスの香りを嗅ぐと思い出すのが、タイだ。
今はタイに暮らしているので思い出すというのは変な言い方だが、旅行でタイに来ていた時、ホテルにチェックインし、ロビーやバスルームでレモングラスの香りを嗅ぐと、「あぁ、またタイに来たんだ」と実感したことを覚えている。
Akalikoって知ってる?
Akalikoターミナル21店
タイに移住する前から石鹸やディフューザーなどのアロマプロダクトは全てレモングラスの香りで統一。レモングラス中毒かと思えるほどあの香りにハマっていた。
僕のようにタイ=レモングラスという人はかなり多いはずで、どのアロマブランドのプロダクトを見てもレモングラスは必ず用意されている。
タイを代表するアロマプロダクトのブランドとしては、HARNN、THANN、PANPURI、KARMAKAMETなどが挙げられ、アロマ好きならずともこれらのブランドのプロダクトを買ったことがある人は多いと思う。
自分で使う以外にも一時帰国のお土産として購入する場合も多いのではないだろうか。
ハッキリ言ってこれらの有名ブランドであれば、どれも香りは良い。それでもKARMAKAMETやPANPURIの香りは個人的には濃厚というか少し重たく感じるので、僕はTHANNの商品を好んで使っていた。
たまには違うブランドの商品も試してみようと思い、先日ターミナル21をぶらぶらと歩いていた時に目にした「Akaliko」というアロマブランドのお店に入ってみた。
意外と言っては失礼だが、このAkalikoのレモングラスの香りが思いのほか良かったのだ。
強すぎず、尖りすぎず、自然な香り
これまでAkalikoの存在を知らないわけではなかったが、一度も商品を買ったことはなかった。調べてみると2004年創業でタイ国内に11店舗を構え、日本でもオンライン販売されている人気のブランドのようだ。
試しにディフューザーやマッサージオイルのレモングラスの香りを嗅いでみると、なかなか良い。
強すぎず、尖りすぎず、個人的にとても好みの香りだ。THANNのように鼻の奥に抜ける爽やかな香りに比べると、Akalikoはもう少し柔らかく、自然な香りという感じがする。
匂いの好みは千差万別だが、“お土産”という視点で見れば、Akalikoのレモングラスは万人に受け入れられそうな、良い意味でクセのない香りと言えるかも知れない。
豊富な品揃えに良心価格
Akalikoをいいなと思ったのは香りだけではなく、豊富な商品ラインナップと良心価格もその理由だ。
ターミナル21店の品揃えの一部をご覧いただきたい。
エッセンシャルオイル
シャワージェル
石鹸
決して広いとは言えない店内にびっしりと商品が並んでいる。石鹸、ディフューザー、アロマオイル、シャワージェル、マッサージオイル、ハンドクリーム、アロマキャンドルなど、品揃えの充実度はなかなかのもの。
またトップブランドに比べて割安な価格設定も魅力。日本での販売価格と比べたら半額以下である。
これだけ商品があるとどれを買えば良いか目移りしてしまう。そこで店員さんに聞いた「日本人に人気の商品TOP3」と「僕が個人的におすすめしたい商品TOP3」をご紹介したい。
まずは人気商品TOP3をカウントダウン形式でお届けしよう!
Akalikoで日本人に人気の商品TOP3
第3位 アロマサシェ
世界各国の花々や天然ハーブのアロマオイルを豊富に使った贅沢な香りの匂い袋。香り袋の中にはアロマオイルを染み込ませた火山石が入っている。補充用のアロマオイルがセットになっているので、香りの強さを調整できるし、長期間使用できるのも嬉しい。
車、クローゼット、旅行バッグなど、どこにでも香りを持ち出せるのが魅力。
- 料金:650B
- 香り:レモングラス、ジャスミン、ラベンダー、ローズ
第2位 ハンドクリーム
これから冬を迎える日本へのお土産には最適と言えるハンドクリーム。肌の潤いと滑らかさを整えるシアバター、オリーブオイル、アーモンドオイル、ホホバオイル、コラーゲンが含まれている。
少量でもよく伸び、べとつきが残らない点も◎
- 料金:490B(80ml)
- 香り:レモングラス、ジャスミン、ラベンダー
第1位 アロマディフューザー
100mlタイプのアロマリードディフューザー
日本人に人気の商品第1位は、アロマディフューザー。100mlで690Bと150mlで1,150Bの2種類のディフューザーがある。
お土産として人気なのは安価で持ち運びやすい100mlのタイプ。小さめだがインテリアとしても使えるし、女性には特に喜ばれるだろう。
- 料金:690B(100ml)、1,150B(150ml)
- 香り:レモングラス、ジャスミン、ラベンダー、ローズ、フランジパニなど
続いて個人的にオススメの商品TOP3をご紹介しよう!
個人的にオススメの商品TOP3
第3位 石鹸
150gの石鹸
Akalikoのナチュラルソープには、バラマキ土産に最適なミニサイズ(50g)と大きめ(150g)の2種類がある。レモングラスの石鹸を買い、実際に使ってみたが、洗い上がりはしっとり系。皮脂を取りすぎないタイプなので乾燥した季節に向いている。
- 料金:85B(50g)、185B(150g)
- 香り:レモングラス、ジャスミン、ラベンダー、ローズ、マンゴー、マンゴスチン、スイートバジル、イランイランなど全16種類
第2位 モスキートスプレー
タイ生活の必需品と言えるモスキートスプレー。休日の時など短パンで過ごす日は必ず出かける前にモスキートスプレーを吹きかけていくし、旅行の際も必ず携帯している。旅先で現地のモスキートスプレーを買うことも楽しみのひとつ。コンビニや薬局で売っているモスキートスプレーよりも匂いは柔らかいにも関わらず、効果は文句なし。
- 料金:200B(50ml)
第1位 マッサージオイル&ボディオイル
自分でマッサージなんてしないし、マッサージオイルなんて使わないでしょ? と思う方が多いかもしれないが、このオイルの使い方は何もマッサージだけではない。下記のとおり様々な使い方があるのだ。
・ボディオイルとして乾燥対策に
・マッサージオイルとしてむくみケアや妊娠線対策に
・ヘアケアオイルとして傷んだ毛先に
・バスオイルとして入浴シーンでのリラクゼーションを
まさに使い方はアナタ次第。
- 料金:690B(250ml)
- 香り:レモングラス、ジャスミン、ラベンダー、グリーンオリーブ
Akalikoはどこで買える?
これから年末年始にかけてタイのデパートではセールが開催される。どのデパートでもアロマプロダクトはセール価格で買えるはずだ。
自分で利用する場合はもちろん、一時帰国のお土産としてもAkalikoをぜひお試しいただきたい。
取材店舗詳細
- 店舗:Akalikoターミナル21店(3階)
- 営業時間:10時~22時 無休
- Facebook:https://facebook.com/pg/Akalikohomespa
- HP:http://www.akaliko.net/
Akalikoのタイ国内11店舗
バンコク都内
- サイアムパラゴン G階 フードセンター前
- サイアムパラゴン 4階 Exotique Thai
- エンポリアム 5階 Exotique Thai
- ZEN@セントラルワールド 7階
- SHOW DC 4階
- ターミナル21 3階
- ドンムアン空港 出発ホール Skyport
プーケット
- ジャンクセイロン(Jungceylon) Bフロア That’s Siam
- セントラルフェスティバル・プーケット Bフロア Home & Living Zone
サムイ島
- セントラルフェスティバル・サムイ G階 Beauty & Cosmetic Zone
チェンマイ
- セントラルフェスティバル・チェンマイ 5階 Home & Living Zone