タイ在住のみなさんは、年に何回くらい日本に一時帰国するだろうか。
駐在員の方であれば、出張などで頻繁に一時帰国をする方も多いだろうし、お子さんの学校が長期休みに入るタイミングで一時帰国をするという方もいるだろう。
僕はタイに来てからの5年間で日本に一時帰国をしたのは計4回。もっとも間が空いた時は、2年ぶりという時もあった。さすがに2年振りの一時帰国となると、街や人を見る目は完全に観光客目線になる。
2年も間を空ける方はそう多くはないと思うが、年に1度程度の一時帰国でも、ついついタイ基準で物事を見てしまったりするのではないだろうか。
そこで今回は、「タイから日本に一時帰国した際のあるある15選!」と題して、タイ在住者なら感じるであろう「あるある」をまとめてみた。
それでは行ってみよう!

この記事の目次


1. 日本で買うものリスト、やることリストを事前に作る

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Photo : Note Taking (79/365) / Chung Ho Leung

日本に帰ったら絶対にやりたいこと、食べたいもの、タイに買って帰るものを忘れないようにリストを作っておく。会社勤めの方は、タイ人にもお土産をたくさん頼まれるのではないだろうか。バンコクなら手に入らないモノは少なくなったが、やはり日本製品は日本の方が安い。
ちなみに僕の母は、僕がタイに帰る際には必ず「あさげ」などのレトルト味噌汁を持ち帰らせる。(笑)

2. 空港に到着し、「おかえりなさい」の表示にジーンとくる

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Photo :「おかえりなさい」 / rail02000

2年振りに一時帰国した際、空港の「おかえりなさい」の一言に感極まってしまった。
帰るべき場所があるのは本当に幸せなことだと改めて感じた瞬間だった。

3. エスカレーターの速度が遅い

aruaruPhoto : 新丸ビルエスカレーター / Norio.NAKAYAMA

タイのエスカレーターの速度は速い。日本のエスカレーターがとても遅く感じてしまう。
最近では、バンコクのエスカレーターでも急ぐ人のために左側(大阪スタイル)を空けるようになってきている。日本に行くタイ人から、「日本ではエスカレーターのどちら側を空ければよいのか?」 と聞かれたこともある。

4. タクシーのドアを自分で開け閉めしてしまう

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Photo : Taxi / Dick Thomas Johnson

タイのタクシーというか、日本以外のほとんどの国のタクシーは、自動ドアではない。
ついつい自分で開け閉めしてしまい、運転手さんに怒られたことがある方も少なくないのでは。

5. タクシーが安全運転でほっとする

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Photo : 23 12 2010 / eddy_ 

タイのタクシーは、やたらと飛ばす。完全に公道をサーキットと勘違いしている運転手が少なくない。身の危険を覚えるほどのスピード狂にも年に何度かは当たってしまう。
最近では、バンコクでもGrab TaxiやUBER、All Thai Taxiといったアプリでの配車サービスが充実してきているので、安全運転のドライバーを手配したい時は、これらのサービスを利用している。それぞれのアプリの使い方は、Yindeedマガジンの以下の記事で詳しくご紹介している。

バンコクでタクシー配車アプリGRAB TAXIを使ってみた。

バンコクでUBERを使ってみた

絶対に乗車拒否しないと噂のAll Thai Taxiに乗ろうとした結果……

6. 電車の時刻表という存在を忘れている

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Photo : Japan Fireworks / Danny Choo

 タイでも国鉄には一応時刻表はあるが、時間通りに運行されることは稀だ。日常的に利用するBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)には時刻表はない。数分間隔で運行されているためいつ電車が来るかということを気にすることはない。日本も東京や大阪などの大都市の電車は数分間隔で運行されているし、果たして本当に時刻表が必要なのかと思うようになってしまった。

7. バーツ換算してしまう

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Photo : Thai baht / Peter Hellberg 

買い物や食事をする時は、すべてバーツで換算し、高いか安いかを判断する。
これは日本への一時帰国に限らず、タイ国外に行った時は、日本円ではなくバーツに換算してしまう。

8. 徒歩10分以上の距離だとバイタクに乗りたくなる

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特に真夏の東京で徒歩10分以上歩くのはなかなか厳しいものがある。日本に居た時は、10分でも20分でも歩くのが当たり前だったが、バンコクでは徒歩10分以上の距離ならついついバイクタクシーやシーローなどに乗ってしまう怠けた体になってしまった。

9. コンビニの店員さんがやたら丁寧

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Photo : ローソン コンビニ受取りサービス 取材 / Norio.NAKAYAMA 

タイのコンビニは、店員同士がおしゃべりをしていたり、鼻クソをほじったりしているのが日常の光景だが、日本のコンビニの店員さんは、とても丁寧な接客をしてくれる。
ただ、タイの接客スタイルは良くも悪くもフレンドリーなので、店員とお客さんが会話を交わすことも当たり前であり、そこにコミュニケーションの楽しさもあったりする。
日本で店員にうっかり話しかけると、ヘタすると不審者扱いになってしまう。

10. ゴミの分別方法を忘れている

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Photo : 牛乳パックのリサイクル / masato_photo 

タイではゴミを捨てる際、せいぜいビンや缶、ペットボトルを分別する程度。日本の細かいゴミの分別方法は忘れてしまう。日本の「混ぜればゴミ、分ければ資源」という考えは素晴らしいと思うので、ぜひタイでもゴミの分別文化が根付いてほしい。

11. 道がきれいに整備されている。落とし穴もない。

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Photo : 090615 / tamakisono

日本の歩道は本当にきれいに整備されている。バンコクの歩道はデコボコである。つまづいたり、転んだりしそうになることは日常茶飯事だ。女性はヒールが折れてしまうこともよくあるのではないだろうか。
さらに、落とし穴もあったりする。僕も歩道に置かれていた板を踏んだら「ズボッ」と抜けて、泥水の落とし穴に片足を突っ込んでしまったことがある。しかも出勤時に、白パンツで。

12. 酔っぱらいが多い

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Photo : snooze / istolethetv

タイではアルコールの販売時間や広告宣伝が厳しく規制されているため、パブやクラブ、居酒屋などの盛り場以外でおおっぴらに酔っぱらうという人は少ない。ましては酔っ払って道端や駅で寝てしまう人など皆無だ。
僕の日本人の友人は、泥酔してバンコクの路上で寝てしまい、起きたら財布やスマホを盗まれていたという。
日本で路上や駅、電車などの公共の場で寝てしまっている人を見かけると、日本は安全だなと実感する。

13. Wi-Fiが使えるところが少ない

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Photo : Free WiFi / Charleston’s TheDigitel

日本でも最近ではWi-Fiの整備も進んできているが、まだまだフリーWi-Fiは少ない。Wi-Fiがあっても、通信キャリアと契約していないと使えないというところが多い。
日本を訪れる外国人も、日本を旅行する上で不満に感じることの上位に、フリーWi-Fiスポットが少ないということを挙げている。

14. Amazon最強

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タイにはAmazonはない。EC(オンラインショッピング)が普及してきたとは言え、Amazonのように生鮮品から本、家電、衣料までなんでも買えるオンラインショップはなく、配送までも時間がかかる。
日本に一時帰国する直前に、Amazonで欲しい物を注文しておくという方も多いのではないだろうか。

15. タイに帰ってくると妙にホッとする

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Photo : Suvarnabhumi Airport Bangkok / OliverN5 

スワンナプーム空港に到着し、飛行機を降りた瞬間、ムアっとする熱気に包まれると「あぁ帰ってきたな〜」と妙にホッとする。そう感じるあなたは、タイ人化がかなり進行していると言って良いだろう。

以上、タイから日本に一時帰国した際の、あるある15選!をお届けした。
日本も良いが、やはりタイも良い。
お互いないものを補い合う関係だと思う。だからタイ人は日本が好きだし、日本人もタイが好きな人が多いのだろう。
「ほかにもこんなあるあるがあるよ!」 という方はぜひ、Facebookのコメント欄に書き込んで欲しい。

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それではまた!