前回第7話で、バンコクからシンガポールまで陸路で行くマレー半島縦断の旅は完結した。
第1〜7話まで記事は以下より。

最終第8話となる今回は、このマレー半島縦断の旅にかかった費用の総額を公開したい。
旅の予算は10,000B程度と考えていたが、実際はどうだったのか?
以下、費用の内訳と総額をどうぞ!

この記事の目次


マレー半島縦断の旅の費用

旅の期間:2015年7月29日〜8月2日 3泊5日(車中1泊)

7月29日 1日目(バンコク〜ハジャイ)

  • バンコク南バスターミナルでの夕食 128B
  • コンビニ 256B
  • 夜行バス(バンコク南バスターミナル〜ハジャイ) 800B
    (車中泊)

7月30日 2日目(ハジャイ〜ペナン)

  • ハジャイへ向かう途中のパーキングでの食事 90B
  • ハジャイバスターミナル〜ペナン行きロットゥー乗り場までのバイタク 50B
  • ペナン行きロットゥー 400B
  • 昼食 45B
  • 食費等 60.7RM(リンギット)
  • マレーシアのSIMカード総額 26.5RM
  • マラッカ行きのバス 50RM
  • ペナン宿泊費2泊分(Red Inn Penang) 1,546B

7月31日 3日目(ペナン)

  • 食費等 85.5RM
  • 交通費 6RM

8月1日 4日目 ペナン〜マラッカ

  • 食費 14.5RM
  • シンガポール行きの長距離バス 26RM
  • マラッカバスターミナル〜オランダ広場までのバス 2RM
  • 食費等 18.5RM
  • マラッカ宿泊費(River One Residence) 950B

8月2日 5日目 マラッカ〜シンガポール〜バンコク

  • オランダ広場〜マラッカバスターミナルまでのタクシー(4人でシェア) 5RM
  • 食費 13.5RM
  • シンガポール・ゲイラン〜チャンギ国際空港までのタクシー 19.3SG$
  • シンガポールーバンコク 航空券(タイガーエア) 129SG$

総額

  • バーツ 4,265B
  • リンギット(RM) 308.2RM(1RM=8.3B)=2,556B
  • シンガポールドル 148.3SG$(1SG$=25.3B)=3,752B
  • 合計:10,573B(≒35,431円)

総額は、10,573B(≒35,431円)

10,000Bを少しオーバーしてしまったが、ほぼ予算通りという結果だった。
帰路のシンガポールーバンコク間の航空券を2日前に購入したため、129SG$(=3,263B)かかってしまったが、もう少し早めに購入していれば、2,000B程度で抑えられたはず。
宿をゲストハウスではなく中級のホテルにしたとしても、5万円前後で十分に足りるだろう。
これから陸路でマレー半島を縦断してみようと計画している方の参考になれば幸いだ。
それでは、最後に旅行中のお金の管理について少しお話したい。

旅行中のお金の管理について

moneyPeter Clark via Compfight

マレー半島縦断は3カ国にまたがる旅となり、当然各国で通貨は異なる。両替も複数回必要となる。
バーツをリンギットへ、余ったリンギットをシンガポールドルへと両替していく度に手数料で目減りしていく。
海外では現金もできればあまり持ち歩きたくない。
現金は最低限だけ所持し、出来るだけクレジットカードで決済すべきか? それもひとつの方法だろう。
だが、スキミングなどの被害も少なくなく、海外でクレジットカードをあまり使いたくないという方も少なくないはず。
そこでおすすめしたいのが、国際キャッシュカードだ。

国際キャッシュカード

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僕の場合、海外旅行の際は、現金は必要最低限だけ財布に入れ、国際キャッシュカードで現地のATMで現地通貨を引き出すようにしている。
タイの銀行で発行されるキャッシュカードは基本的にすべて国際キャッシュカード。
上の写真のPlusのマークがついているATMであれば世界中どこでも現金を引き出すことができる。ATMは24時間利用できるので、持ち歩く現金は少額で済む。両替所を探す手間もかからない。
盗まれたり紛失したりしたとしても、クレジットカードのように悪用される可能性も低い。(もちろん紛失した場合はすぐにカードを止める必要はあるので、コールセンターの番号はどこかに必ずメモっておこう)

だが、国際キャッシュカードだけあれば良いというわけでない。
LCC(格安航空会社)やホテル予約の際にクレジットカードは必須となるため、できればVISAとMaster各1枚ずつは持っておきたい。
国際キャッシュカードを持っていない方は、クレジットカードのキャッシング機能で、現地通貨を引き出すという方法もおすすめである。

カードの飲み込みにご注意!

atm

国際キャッシュカードやクレジットカードを使いATMで現金を引き出す際に、注意したいのがATMでのカードの飲み込みについて。
日本のATMでは滅多に起こらないと思うが、海外のATMではカードが飲み込まれて戻ってこないという話はたまに聞く。
飲み込まれてしまったらATMに記載のコールセンターに電話する必要があるが、当然言語は英語か現地語となる。言葉に問題がなかったとしても、それが土日や祝日、夜間だった場合、すぐに対応してもらえる可能性は低い。
カードの飲み込みに関わるトラブルを防ぐためには、ATMはでるきだけ銀行内もしくは銀行併設のものを営業時間中に利用することだ。万が一飲み込まれてしまっても、すぐに行員が対応してくれるだろうし、銀行のATMであればスキミング等の被害にある恐れも少ない。

USドルがあればなお良し

万が一のために、100USドル程度財布に入れておきたい。
空路で入る場合は、空港なら確実にATMがあるので心配はいらないが、陸路で深夜に到着し、現地通貨もなく、ATMも見つけられない場合、US$があればなんとかなる。
こういった時はやはり円よりもUSドル。基軸通貨の威力を発揮してくれる。

ということで、旅行中のお金の管理は

最低限の現金+国際キャッシュカード+クレジットカード+US$

という4種がおすすめである。

来月に入るとそろそろ年末年始の旅行の計画を立て始める時期。各旅行会社も年末年始のプロモーションを一斉に出し始めるタイミングだ。旅は計画を立てている時が一番楽しい。
1週間程度の休暇が取れるのであれば、このマレー半島縦断ルートをゆっくり廻ってみるというのはいかがだろうか。
東南アジアは暑さもやわらぎ、旅のベストシーズンに突入するのでぜひおすすめしたい。

さて、以上で全8話となったマレー半島縦断の旅の話もこれにてすべて完結。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

それではまた明日!