激旨!タイ食堂とBangkok Sampoとの共同企画でお届けする週末ナコンパトム1泊2日の旅。2月20日にアップした第1回目のターナー百年市場編から1ヶ月も間が空いてしまったが、今回はその第2回をお届けしたい。
YINDEED MAGAZINEの第1回目の記事はこちら。
激旨!タイ食堂の第1回目の記事はこちら。
ナコンパトム ターナー百年市場(ตลาดท่านา)にある創業103年のタイ食堂
Bangkok Sampoによる映像はこちら。
ターナー百年市場での旧日本軍が残した日本刀との思わぬ出会い。旅の醍醐味を存分に味わった我々3人が次に向かったのは、バーンルアン百年市場。
「また百年市場か!」という感じだが、ナコンパトム県にある2つの百年市場をせっかくなら制覇しておこうということになったのだ。
バーンルアン百年市場は、ターナー百年市場から北に50㎞のところに位置し、スパンブリー県との県境にほど近い。ターナー百年市場と同じくターチーン川のほとりにある市場である。
激旨!タイ食堂のバーンルアン百年市場の記事はこちら。
ナコンパトム「バーンルアン百年市場」で見つけた土日だけのクイジャップ店
Bangkok Sampoによるバーンルアン百年市場の4K映像はこちらから。
バーンルアン百年市場へ到着
バーンルアン百年市場の入口
ターナー百年市場を出て約1時間で到着。バーンルアン百年市場の入口の正面がバスターミナルになっているので、ターナー百年市場に比べて、車以外でも交通アクセスは悪くなさそうだ。
市場の入口にある門には、以下のように書かれている。
バーンルアン市場
ラッタナコーシン暦122年
網鑾老市場二四四六
仏暦2446年(今年は2559年)ということは、今から113年前の1903年から続く市場ということになる。
門をくぐると通りの両側には、100年の時の流れを感じさせる味のある木造家屋がずらり並ぶ。日本的に言えば、どこか昭和の香りを感じるような郷愁を誘う雰囲気が漂っている。
バーンルアン市場は、水上交通が盛んだった時代に繁栄したが、その後、鉄道やバスといった陸上の交通機関が発達したことにより、衰退していった。だが、数年前にTVドラマのロケ地になったことで観光地として注目され、活気を取り戻しているようだ。
規模、雰囲気、活気のどれをとっても百年市場としては、ターナー百年市場よりも勝っていると感じる。先にバーンルアン百年市場を訪れていたらターナー百年市場は少しがっかりしただろう。
バーンルアン百年市場は、百数十年前に中国から入植した中国人により開かれた市場ということで、商店には中国語の看板が目につく。
商店を冷やかしながら歩いていると、どこからか揚げたニンニクの芳ばしい香りが漂ってきた。店先で大量の刻んだニンニクを揚げている一軒の食堂を見つけた。
どうやらクイジャップ屋のようだ。小腹も空いていたので、クイジャップを一杯食べていくことにした。
塩味のスープにガッツリ入った揚げニンニクが食欲をそそる。店主はやはり中華系タイ人で、父の代に移住してきた移民2世のようだ。
TVドラマのロケ地になった際に、この家がメイク室として使われていたということで、店内には芸能人との記念写真が飾られていた。
市場の先には水上レストラン
市場の先、ターチーン川沿いにはレストランがあり、ゆったりと流れる川を眺めながら、釣ったばかりの川魚を食べられるようだ。観光客向けという感じではなく地元の人向けという趣のレストランだ。
市場の裏手に回ると、中華寺院に渡る橋が架けられている。
バーンルアン百年市場は、観光地ではありながらもこの地で代々暮らしてきた中華系タイ人たちの昔と変わらぬ生活様式を垣間見ることができるというところがその魅力ではないだろうか。
先日こちらの記事でご紹介したパタヤ郊外の中華系移民による百年市場「Ban Chak Ngaeo(バーン・チャック・ンゲーオ)」も近い雰囲気があるが、バーンルアン百年市場の方が商売っ気がなく、よりローカル感を感じられる。
観光地化されすぎた百年市場では物足りない方には、このバーンルアン百年市場はきっと気に入っていただけると思う。
バーンルアン百年市場に大満足した我々は、いよいよナコンパトム最大の観光名所に向かった。
- バーンルアン百年市場
- Soi Thetsaban 3, Bang Luang, Bang Len District, Nakhon Pathom 73190
- HP:http://www.bangluang.go.th/market.htm
- バンコクからロットゥーでの行き方:王宮前広場のプラメートラニ像近くからバーンルアン百年市場前のバスターミナルまで40分ごとにロットゥーあり。プラメートラニ像のGoogleマップは下記を参照。
それではまた次回!