今はどこにいてもオンラインであることを求められる時代。旅行や出張で海外に行く時は、現地で使えるWi-FiルーターやSIMカードを購入し、海外でも常にオンラインでいることが当たり前になった。
日本と違いタイのスマホはSIMロックフリーなので、僕も海外に行くときは、現地の空港でSIMカードを購入し、現地到着後はできるだけ早くオンラインにしている。
東南アジア各国の空港のSIM販売店は24時間営業のお店が多いので、深夜や早朝に到着しても問題なくSIMを購入することができる。
初めて訪れる国の場合、空港からホテルまでの移動がもっとも緊張する時間だが、スマホからオンラインでGoogle Mapなどの地図を確認できれば、迷わずホテルにたどり着くことができる。
これまでガイドブックに載っている地図の範囲内しか行動できなかった旅行者も、スマホが普及し、海外でもGoogle Mapを利用できるようになったことで、行動範囲は飛躍的に広がった。
だが、現地の空港でスムーズにSIMカードをGETできず、ネットにつなげられないケースもある。そうなると、もちろんGoogle Mapは利用できない。
というのは過去の話。実は、Google Mapはオフラインにも対応しているのだ。Google Mapをオフラインで利用したことがある方は、そう多くはないのではないだろうか。
ということで、今回はGoogle Map(アプリ)をオフラインで利用する方法をご紹介したい。
Google Mapをオフラインで利用する方法
Google Mapアプリをインストールしていないという方は、ほとんどいないと思うが念のため、アプリのダウンロードは以下より。
iTunes Storeでダウンロード
Google Playでダウンロード
Google Mapをオフラインで利用するためには、事前にオンラインの環境で、訪れる国(都市)の地図をダウンロードしておく必要がある。
オフラインマップのダウンロード方法
まずは、オンラインで地図をダウンロードする方法をご紹介しよう。今回は、インドネシアの首都ジャカルタの地図をダウンロードしてみる。
アプリを立ち上げ、検索ボックスにダウンロードしたい都市を入力し、画面下に表示される都市名をタップ。
ダウンロードをタップ。
※Google Mapのオフラインに対応していない都市はダウンロードという項目が表示されず、ダウンロードできない。
右下のダウンロードをタップ。
※データサイズは数百MBになるので、訪れる直前にダウンロードすることをおすすめする。
名前を入力し、保存。
ダウンロードが完了すると通知される。
ダウンロードされたオフライン地図は、メニュー内の「オフラインエリア」から確認できる。
オフラインでGoogle Mapを使ってみる
それでは、ダウンロードしたオフラインマップを使ってみよう。
スマホを機内モードにして、オフライン化して試してみる。
アプリを立ち上げ、ジャカルタを検索。
Grand Indonesiaからモナス(独立記念塔)まで、ナビ機能を使ってみる。
ご覧のとおり、オフライン状態でも問題なくナビ機能を使うことが出来た。
以上、Google Mapをオフラインで利用する方法をご紹介した。
事前に地図さえダウンロードしておけばネット環境の有無を気にせず常にマップを確認できるのは非常に心強い。容量を食ってしまうが、ぜひ活用して欲しい。
ただし、まだオフラインに対応していない都市が多い。1月26日時点で、ASEAN10カ国のオフラインマップ対応済みの首都は以下の通り。
Google Map オフライン対応都市
- ベトナム・ハノイ
- マレーシア・クアラルンプール
- フィリピン・マニラ
- インドネシア・ジャカルタ
- シンガポール
Google Mapオフライン非対応都市
- タイ・バンコク
- ラオス・ヴィエンチャン
- ミャンマー・ヤンゴン
- カンボジア・プノンペン
- ブルネイ
肝心のバンコクが対応していないのが残念すぎるが、順次対応都市は増えていっているので期待したい。
Google Mapよりも精度は落ちるが、MAPS.MEというアプリはGoogle Mapよりも多くの都市にオフラインナップに対応している。
iTune Storeでダウンロード
Google Playでダウンロード
MAPS.MEの使い方については、また改めてご紹介したい。
それではまた!