昨日から始まった新企画「週末パタヤ暮らし」。
第1回目は、バンコクからパタヤまでバスでの行き方についてのお話だったが、第2回目となる今回は、パタヤビーチ内の移動手段についてのお話。
パタヤ市内には、バンコクのようにBTSやMRTといった電車はない。主な移動手段は、以下の4つとなる。
- ソンテウ
- バイタク
- タクシー
- レンタルバイク・カー
それでは各移動手段について説明していこう。
パタヤでソンテウを乗りこなす!
ソンテウ
パタヤ市内での移動手段として最もよく利用するのがこのソンテウになる。ソンテウとはピックアップトラックの荷台に屋根と座席をつけた乗り合いタクシーのような乗り物。
パタヤ市内であれば、どこでも走っているので基本はこのソンテウで移動することになる。
パタヤを訪れた旅行者の大半が滞在するパタヤ・ビーチロードとセカンドロードには、この2つの通りを循環するソンテウが走っている。
この赤い線で囲った道が、ビーチロードとセカンドロード。料金は直線ならどこで乗っても降りても10B。ビーチロードからセカンドロード、セカンドロードからビーチロードというように周回する場合は20Bになる。
セカンドロードを走るすべてのソンテウがビーチロードと循環しているわけではなく、一部は他方面に行くソンテウもあるので、心配な方は乗車前に運転手に行き先を確認しておこう。
ソンテウのルートについては、以下のサイトが詳しいのでソンテウを乗りこなしたい! という方はぜひチェックして欲しい。
パタヤ市内の交通・移動手段 | パタヤの“いま”を発信するLive Pattaya Information
ソンテウの乗り方は簡単。ソンテウが近づいてきたらタクシーと同じように手を下げて停まってもらい、座席に乗り込む。
料金は後払い制。目的地が近づいてきたらベルを押して停まってもらい、運転手に乗車料を支払う。
このベルを押す
ソンテウは流しを利用する以外に、チャーターすることも出来る。料金は交渉制で行き先によって変わるがパタヤビーチ近郊なら120B〜150B程度。連れの人数が多い時などはチャーターを活用しよう。
ソンテウを乗りこなせれば、パタヤビーチ内の移動は快適になる。ぜひ、活用して欲しい。
パタヤのバイクタクシー
バンコクと同じようにパタヤビーチ周辺にはバイタクも多い。ただし、料金はバンコクよりも高めの設定。ソイ内の移動でも20B〜と、バンコクよりも+10〜20Bくらいの感覚だ。
ビーチロードやセカンドロード周辺の移動ならバイタクよりもソンテウをおすすめする。
パタヤのタクシー
パタヤにはバンコクのような流しのタクシーは走っていない。すべて交渉制となる。
近距離でも最低100B〜とふっかけてくることがほとんどなので、おすすめはしない。
僕もまだタイに来たばかりの頃に、パタヤに遊びに来た際、セカンドロードからサンクチュアリー・オブ・トゥルースまでタクシーを利用した。空いていれば10分もかからない距離。往復で200Bという約束だったが、到着してみると片道で200Bだという。話が違うと揉め、結局警察を呼ばれ、言った言わないの押し問答を繰り返し、非常に不愉快な思いをしたことがある。
近距離でなく、たとえばパタヤからスワンナプーム空港まで、というように長距離の移動であればそれほど高くはなく、利用価値は大きい。パタヤからスワンナプーム空港までは1,000B前後だ。
交渉制のタクシー以外では、以前この記事でご紹介したタクシー配車アプリのGRAB TAXI(グラブタクシー)はパタヤでも利用できる。
試しに、セカンドロードのBig Cからサンクチュアリーオブトゥルースまでの料金をチェックしてみた。
GRAB TAXIの場合、185Bのようだ。これにサービス料25Bがかかるのでトータルで210B。残念ながら、GRAB TAXIでも料金設定はバンコクと異なり、パタヤ独自のものになっているようだ。
レンタルバイク・カー
僕はパタヤに来たら必ずレンタルバイクを利用する。
パタヤビーチ周辺ではいたるところにレンタルバイク・カーのお店を目にすることができる。24時間営業のレンタルバイク屋も少なくない。
レンタル料金は、125CCのスクータータイプのバイクなら1日200B〜、車は1,000B〜が相場。
レンタルする際には、パスポート等のIDが必要。お店によってパスポートを預ける場合と、パスポートのコピーだけ取ってデポジット(1,000B)を預ける場合とがある。
パタヤ市内は交通量が多いので、普段バイクに乗らない方は運転には充分に注意して欲しい。また、パタヤビーチ近郊は、警察による検問も多い。ノーヘルの場合、罰金は400B。必ずヘルメットは着用するようにしよう。
ノーヘルで警察の検問で捕まるタイ人
番外編 象
実は、パタヤでは今も象が主要な移動手段として、ローカルの人々には利用されている。
ビーチ沿いでも多くの行き交う象を見ることができる。
というのは冗談で、象はパタヤの街中には歩いていない。
象に乗れる施設はパタヤにいくつかあるが、また別の機会にご紹介したい。
さて、以上4つが、パタヤ市内の主な移動手段である。
僕はいつもバイクを借りてしまっているが、パタヤに来たら一度はソンテウに乗ってみて欲しい。ソンテウで世界各国の旅行者に混じり、パタヤの街中やビーチ沿いを走れば、バンコクから離れた非日常感を味わえるし、心地良い開放感を感じられる。
次回の週末パタヤ暮らしは、パタヤからバンコクまでバスでの行き方についてご紹介したい。
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週末パタヤ暮らしシリーズ
それではまた明日!