「絶対に乗車拒否しないタクシー」として今年5月にタイのタクシー業界に新規参入したAll Thai Taxi(オールタイタクシー)。乗車拒否やぼったくりタクシーがメディアでも大きく取り上げられ話題になっていた中で、タイで最も人気のある長距離バス会社のナコンチャイエアー社が設立したタクシー会社ということで大きな注目が集まっている。
このAll Thai Taxiの大きな特徴は以下の通り。
- 絶対に乗車拒否しない
- 車両はプリウス
- スマホから専用アプリで配車できる
- クレジットカード決済が可能
- 女性の乗客は女性の運転手をリクエスト可能
ほかにもまだ独自のサービスはあるが、詳しくは以下のDACOさんの記事が詳しいので、興味のある方は一読をすすめる。
【徹底解説】バンコク・タクシー界に革命を起こす!? 乗車拒否なし、クレカ払いOKの「All Thai Taxi」が5月に登場!
サービス開始直後はバンコク都内で100台を走らせ、年内には500台まで増やす計画ということだが、バンコク都内でこのAll Thai Taxiを見かけることは稀だ。
本当にAll Thai Taxiはサービスを始めているのか? 一度アプリを使って配車してみようと思い、まずダウンロードしてみることにした。
ダウンロードは以下より。
iTunesでダウンロード
Google Playでダウンロード
All Thai Taxiアプリを使ってみた
まずアプリを立ち上げ、会員登録から。今回はFacebookログインを利用した。
SMSでコード認証
一番上のAll Thai Taxiへ
現在地が表示される。ピンの位置を正確な現在地にドロップする。
行き先も、検索かピンのスライドさせて設定し、RESERVEへ。
「このエリアには配車できる車両はありません」
ガーン!
なんと配車できず…
これまで3回ほど場所や時間を変えて試してみたが、毎回このメッセージが出て一度も配車に成功したことがない。
本当にアプリでの配車は始まっているのか?
どうやったらAll Thai Taxiに乗れるのか…
ついにAll Thai Taxiを発見!
カラオケ店が立ち並ぶタニヤ通り
すっかりAll Thai Taxiのことは忘れていた先週土曜日25時のタニヤ通り。
カラオケ店が閉まるこの時間帯は、タニヤ、シーロム通りは一斉にタクシーで埋まる。バンコクでも有数のぼったくりタクシーとの遭遇率が高いこの時間帯のこのエリア。
ぼったくりタクシーを避けるには、タニヤから少し離れ、コンベント通りの入口にあるセブンイレブンの前で客待ちをしているタクシーを捕まえるのがいい。ここはメーターを使う運転手が多いのだ。いつものようにセブンイレブン前には、タクシーの行列が。
深夜のシーロム通り
一台ずつ声をかけて行くも、乗車拒否を連発される。
7〜8台ほど連続で拒否され、今夜はツイてないなと思いながら、次のタクシーを見ると、屋根には燦然と輝く「TAXI-METER」の文字が!
しかも黄色のプリウス! これはAll Thai Taxiに違いない!
やはりAll Thai Taxiだ!
「まさか乗車拒否しないだろうな…」と恐る恐る運転手に確認すると…
「クラッポン!」と二つ返事でOK!
さすが、絶対に乗車拒否しないタクシーというキャッチコピーに偽りはないようだ。
ピンク色の制服を着たドライバー
運転手は制服を着用しており、受け答えも丁寧でとても好感が持てる。まるで日本のタクシーに乗っているような気分になる。
初乗りは、他社と同じく35バーツ。アプリで配車した場合は、配車料として20バーツが加算される。同じタクシー配車アプリのGrab Taxiの配車料は25バーツなので、5バーツだけ安い。
Grab Taxiの乗車レポートは以下の記事より。
バンコクでタクシー配車アプリGRAB TAXIを使ってみた。
安全運転でなんの問題もなく、目的地に到着。料金ももちろんメーターの料金のみ。
すべてのタクシーがこれくらいの対応だったら日々のストレスも減るのにな、と思えるほど丁寧な対応だった。
流しでAll Thai Taxiに当たることは稀なので、運良く捕まえられた方はラッキーだ。
今度こそはアプリを使って配車してみたい。配車が成功次第、またここで報告させていただく。
それではまた明日!