「うわぁ、明石さん、これは酷いですね…一発で取れるかなぁ」
僕の背中を触るなり悲壮感漂う言葉を投げかけてくれたのは、バンコクの整体院「あおいニュートンクリニック」の田邉院長である。
慢性的な腰痛と肩こりに悩まされる僕が、あおいニュートンクリニックの門を叩いたのは、バンコクで唯一「KYT治療法」を導入している整体院だからというのがその理由だった。
患部を触らずに痛みを取るKYT治療法
Ken Yamamoto氏
KYT治療法とは、世界的に有名な腰痛治療家であるKen Yamamoto氏が考案した治療法。「患部に触らずに、痛みの原因を見つけ出して治療する」根本治療だ。
Ken Yamamoto氏は、「世界から腰痛をなくしたい」という理念のもと、世界中を周りながら腰痛患者の治療にあたっている。また同時に世界中のセラピスト向けにKYTメソッドのセミナーを実施し、治療家の育成にも注力。
あおいニュートンクリニックの田邉院長は、Ken Yamamoto氏の解剖学、運動学への深い造詣と世界屈指の治療技術に感銘を受け、Ken Yamamoto氏主催のセミナーでKYTメソッドを習得した。
僕はKen Yamamoto氏とは面識はないが、Facebookでは2年前から友達になっている。治療家として世界を飛び回る彼の活動をFacebookで見ていて、天才的な治療家がいるものだなぁと興味を持ち、一度は施術を受けてみたいと常々思っていたのだ。
KYTは他の治療法とどこが違うのか?
田邉院長とタイ人セラピストのガプークさん
KYTとはどんな治療法なのか? 一言で言うと、「全身の骨格を人間本来の正しい位置に戻すことで患部の痛みをとる」というもの。特に骨盤のゆがみをなくし位置を正しくすることに重点をおいた治療法である。
骨盤がずれていると腰痛や首、肩の痛みやコリ、膝の痛みなど様々な症状が出てくるため、まずは骨盤を正しい位置に戻す治療を行う。
直接、患部にフォーカスするのではなく、全身の骨格を人間本来の正しい位置に戻すことにより、痛みは自然と消滅していくという理論である。
一般的な治療では、患部の緊張している筋肉をマッサージしたり、超音波などの電気治療や温熱療法をしたりすることが多い。また病院では痛み止めの薬や注射をすることもあるが、根本的な治療にはならない。
一にも二にも、骨盤。ということなのだ。
骨盤が大事だということは分かった。だがそれだけで本当に痛みが取れるのか?
論より証拠。
あおいニュートンクリニックでKYTメソッドを導入した治療を受けてみることにした。
あおいニュートンクリニックは、2023年6月にスクンビット39のバイオハウス5階に移転いたしました。
新店舗の詳細はこちらの記事をご覧ください。
検査で痛みの原因を探る
まずは田邉院長による体の検査から。
前屈、後屈、捻転、側屈の順番で体を動かす検査を行い、どの動きでどのような痛みが出るのかをチェックする。これでどの筋肉が原因で痛みを生んでいるのかを把握することができるという。
体を前屈したときより、後ろに反らした時(後屈したとき)に痛みが強い。
→これは太もも前面の筋肉が緊張している可能性が高い。
体幹を回旋させた時、左方向にはしっかり捻転できるが右には捻転しづらい。
→これは右の太ももの前面の筋肉が異常に緊張している可能性が高い。
次に座って腰の背骨の横の筋肉(脊柱起立筋)の左右差をチェック。
背骨の横の筋肉(脊柱起立筋)の左側が盛り上がっている。
→これは背骨に軽い側弯症があるというサイン
冒頭の「うわぁぁ、明石さん、これは酷いですね…一発で取れるかなぁ」という言葉は、この脊柱起立筋の検査時のものである。
最後にベッドに寝て左右の足の長さをチェック
→これで左右差がある場合は骨盤がゆがんで正しい位置にないということ。
僕の場合は右が長足で左が短足だった。これは本当に足の長さが左右で違うのではなく骨盤の位置が悪くなることによって左右差がでてくる現象。この検査で骨盤がどのように歪んでどの筋肉が異常緊張を起こしているかを正確に把握することができる。
“治療家 VS 痛み”の真剣勝負
実際の治療はタイ人スタッフが担当する。高い技術力に、女性とは思えないほどの力強さ。田邉院長が一番信頼を置いている同クリニックのエース的存在だ。
これまで様々な整体治療を受けてきたが、これほど熱のこもった施術は初めてだった。もう施術中からバシバシと筋肉に効いていることを実感できるのだ。
「絶対に痛みを取ってやる」、という情熱がこちらまで伝わってくる。“治療家 VS 痛み”の真剣勝負が繰り広げられているかのようだった。
そういうと物凄く痛そうなイメージを持つかもしれないが、僕にとってはベストと言える力加減で施術中の痛みは全くない。
真剣勝負が繰り広げられること45分。どうやら戦いが終わったようだ。
はたして痛みを全滅させることができたのだろうか…?
そこに痛みがあるのなら、取れるまでやったろう
ひと通りの施術が終わり、再び治療前と同じ検査を行う。すると施術前には痛みを感じた動きも、ほぼ痛みがなくなっている。
だが、まだ少し気になる痛みがあったので、それを田邉院長に伝えると、
「よし、ではもう少しやってみましょう!」
と、再び治療が始まった。
「えっ? まだやってくれるの?」と、正直驚いた。
これは珍しい対応ではないだろうか。
ひと通りの施術が終了したら、痛みが残っていようがその日はそれで終わり。続きの治療は、また次回となるのが普通だ。
だが、あおいニュートンクリニックは違う。痛みが取れるまで最大限の治療を行ってくれるのだ。
実際、僕の肩と腰の張りは一回で取れてしまった。(本当です)
もちろん、これで腰痛と肩こりが完治したわけではない。
日々努力して姿勢の改善やトレーニングをしていかなければすぐに再発するだろう。
だが、「今すぐ痛みを取って欲しいときに、確実に痛みを取ってくれる」整体院があるのは非常に心強い。
腰痛・肩こりの110番的存在
あおいニュートンクリニック新店舗
一回で痛みを取ってしまうというのは、商売としては上手いやり方ではないのかもしれない。
だが、「そこに痛みがあるのなら、取れるまでやってやろう」と、情熱を掻き立てられるのだという。
そんな田邉院長は、本物の「治療家」なのだと思わずにはいられなかった。
「まだKen Yamamotoさんのように、どんな症状でも100%痛みを取れるというところまでは至っていません。でも、今の僕が持てる技術と知識を全て投入して患者さんの痛みに挑んでいます」と田邉院長は話す。
あおいニュートンクリニックは、ぎっくり腰などの重症患者もウェルカム。むしろ重症であればあるほど燃えるのだという。また激痛で来院出来ない人向けには往診も可能だ。
まさに腰痛・肩こりの110番的存在なのである。
清潔な新店舗の施術室
「Yindeed見た」で初診料300Bが無料に!
「Yindeedを見た」で初診料300Bが無料になるプロモーションを実施中だ。特に期限はないので、初診の方は忘れずに「Yindeedを見た」と伝えて欲しい。
宣伝が上手いとは言えず、地味で目立たない印象のあおいニュートンクリニック。だがその技術はピカイチと断言できる。
「今すぐこの痛みを取ってほしい」と苦しんでいるアナタにぜひ来院してもらいたい。
あおいニュートンクリニック店舗詳細
- 営業時間:月〜金曜:9:30-12:30、15:00-19:00(最終受付) 土日:8:30-12:30、15:00-18:30(最終受付)
- 定休日:水曜
- 住所:スクンビット・ソイ39 Bio House 5階
- MAP:https://goo.gl/maps/2RWQu3Hmd6YcH1hD6
- 最寄り駅:BTSプロンポン駅から徒歩11分
- 料金:初診料300B、手技治療2,000B/回 回数券(5回券7,500B、有効期限6ヶ月)、レディースコース(5回)6,500B、有効期限3ヶ月。
- 電話番号:081-413-5411(日本語)
- LINE ID:@590zsqnz
- HP:https://www.aoinewton.com/