初めての国を訪れるとき、最も緊張する瞬間は空港からホテルまでの移動ではないだろうか。

言葉も上手く通じないし、タクシーに乗ればボッタクリに遭うかもしれない。

日中でも神経を使うシーンだが、深夜に到着しようものならタクシーで移動するのも不安である。

特にここタイランドでは、空港タクシーのトラブルは枚挙にいとまがない。

空港から乗ったタクシーでボッタクられたり、事故にあったりすれば、楽しい旅行も大事な出張も台無しになってしまう。

空港からホテルまで安全かつストレスフリーで移動するには、やはり送迎サービスを利用したいところだ。

バンコクには数多くの送迎サービスが存在するが、今回は日本人からの評判も良い「SPリムジン」を紹介したい。

この記事の目次


SPリムジン3つの特徴

送迎サービスとは何か?については説明不要だと思うので、まずはSPリムジンの3つの特徴をお伝えしよう。

①24時間365日対応

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SPリムジン社のカスタマーサービス部

驚くことに、SPリムジンのカスタマーサポートは24時間365日休みなしで対応している。※予約の問い合わせは営業時間内(5時半〜21時半)のみ

「運転手が見つからない」、「追突された」など、不測の事態が起きても常時対応してもらえるのは非常に心強い。

豊富な車種

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VIP1(メルセデス・ベンツ)

SPリムジンの車輌は、VIP1、VIP2、スタンダード、Vanの4つのクラスに分かれている。

  • VIP1:メルセデスベンツ(Eクラス/最大3人)とアルファード(トヨタ/最大4人)
  • VIP2:アルファードに似たヒュンダイH1/最大4人
  • スタンダード:カムリ(トヨタ)/最大3人、ティアナ(日産)/最大3人
  • Van:コミューター(トヨタ)/最大8人

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VIP1(アルファード)

Van以外は全て高級車。スタンダードクラスでも室内は広々としていて、乗り心地も文句なし。

車内には飲料水のサービスもある。

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スタンダード(ティアナ)

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VAN(トヨタ・コミューター) 

③格安な料金

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SPリムジンHPより

24時間対応という付加価値がありながら、料金は他社と比べても安い。

タイでは安かろう悪かろうが当たり前だが、SPリムジンは安いのに高品質なのだ。

日本人の利用が多い区間の料金を日本語で挙げておこう。

スワンナプーム空港発

  • バンコク中心エリア(下記①参照) 片道 
    VP1:2,500B VP2:2,000B スタンダード:1,100B Van:1,500B   
  • バンコク・プレミアエリア(下記②参照)片道
    VP1:2,500B VP2:2,000B スタンダード:1,400B Van:1,700B  
  • パタヤ、アマタ、レムチャバン 片道 ※高速代:130B別途
    VP1:7,000B VP2:6,000B スタンダード:2,500B Van:2,900B   

ドンムアン空港発

  • バンコク中心エリア(下記①参照) 片道 
    VP1:2,500B VP2:2,000B スタンダード:1,400B Van:1,700B   
  • バンコク・プレミアエリア(下記②参照)片道
    VP1:2,500B VP2:2,000B スタンダード:1,400B Van:1,700B  
  • パタヤ、アマタ 片道 ※高速代:130B別途
    VP1:7,000B VP2:6,000B スタンダード:2,700B Van:3,000B   

①バンコク中心エリア:スクンビット、シーロム、サイアム、カオサンなどにあるホテル(チャオプラヤー川沿いのサパンタクシン駅より北側に位置するホテル含む。例:シャングリラ、マンダリンオリエンタル、ロイヤルオーキッドシェラトン)

②バンコク・プレミアエリア:ミレニアムヒルトン、ペニンシュラ、アナンタラリバーサイド、チャトリウムリバーサイドなど(チャオプラヤー川沿いのサパンタクシン駅より南側に位置するホテル)

※大人3名様以上、スーツケース大型2個又は小型3個以上ある場合VIP VAN(アルファード)もしくはVAN(コミューター)をご利用ください。
※荷物の量に関わらず、大人4名様以上でリムジン(乗用車)をご利用することは出来ません。

※行き先の複数設定は出来ません。1件の予約に対し、行き先は1箇所のみとなります。

上記以外にも地方都市プーケット空港⇔プーケット島内および近郊での送迎サービスを行っているので、詳しくはSPリムジンのウェブサイト内「Our Price & Rate」ページをご確認いただきたい。

SPリムジンにできないこと

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日本語対応

残念ながらSPリムジンのサービスは英語・タイ語のみで、日本語には対応していない。

と言っても、ウェブサイトからの予約も当日の乗車も、中学生レベルの英語力で全く問題ない。

それでも日本語対応を望む方は、直接予約するよりも割高になるが、SPリムジンの正規代理店である日系旅行会社を利用したほうがいいだろう。

「SPリムジン」でググれば、日系旅行会社が見つかるはずだ。

長期契約

SPリムジンのサービスは、短期利用のみ。ウィークリーやマンスリーといった長期契約には対応していない。

SPリムジンの特徴をご理解いただいたところで、ウェブサイトからの予約方法を説明しよう。

SPリムジンのウェブサイトでの予約方法

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http://www.splimousine.com/request.htm

SPリムジンのHP内にある予約ページからフォームに必要事項を記入し、送信。

営業時間中なら当日中に、営業時間外であれば翌日には予約内容確認メールが届く。

内容に問題なければ予約を確定させよう。

支払いはクレジットカードか現金の2通り。クレジットカードの場合は予約時にネット決済となり、現金の場合は、送迎当日の支払いとなる。

当日に予約確認書を持参する必要はないが(予約確認書のEメールを見せればOK)、心配な方は念のためプリントアウトしておこう。

<注意>

※Eメールで予約確認書をお受け取りになった時点で予約が確定します

※予約のお問合わせは専用のEメールアドレス「Booking@splimousine.com」へ。(英語・タイ語)

※緊急時の問い合わせ先:+66-81-5132501, +66-2-3270360

実際にスワンナプーム空港からバンコク市内までSPリムジンを利用してみたので、最後に乗車レポートをお届けしよう。

スワンナプーム空港からバンコク市内まで利用してみた

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SPリムジンのスワンナプーム空港の集合場所は2階(到着フロア)の4番出口近く。

税関で入国スタンプを押してもらい、荷物を受け取ったら、4番出口を目指そう。

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4番出口方面へ

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4番出口を過ぎたところにAOTリムジンと書かれた青色のブースがある。

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AOTリムジンブースのすぐ先の左手にSPリムジンのスタッフがネームプレートを掲げ、出迎えてくれる。

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4番出口から外へ

氏名を確認後、スタッフが車まで案内。

タクシーの場合、荷物を持って下階に降りなければならないが、SPリムジンなら到着フロアから移動せず乗車できる。

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今回はスタンダードクラスのティアナ。日本風に言うと黒塗りのハイヤーといったところだ。

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広々とした車内。飲料水のサービスもある

高速代、ガソリン代、空港使用料は全て料金に含まれているので、追加での支払いは一切ない。(バンコク以外の場合は別途高速代がかかります)

タクシーの場合、スピードの出し過ぎで落ち着いて乗車していられないことも多々あるが、SPリムジンならそんな心配は無用だ。

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安全運転で快適そのもの

スワンナプーム空港からバンコク市内まで30分弱で到着。安全運転で乗車中は快適そのものだった。

タクシーよりも値は張るが、ボッタクリや暴走運転の心配もない。車輌も新しく、ドライバーの対応も丁寧で、満足度は非常に高い。

空港から目的地までストレスフリーで移動したい方は、ぜひSPリムジンを利用してほしい。