昨日は一旦中断してしまったが、今日からタイのビジネスビザ(ノンイミグラントB、以下Bビザ)を個人でビエンチャンに取得しに行った際の旅の話を再開する。
これまでの記事はこちらを参照。
個人で行く! バンコクからビエンチャンへBビザ取得の旅
Part 4となる今回は、いよいよBビザの申請についてのお話。
Part 3で日本人はBビザ申請にあたり、TT3(トートー3、詳細はPart 1参照)は必要ないという衝撃の事実が発覚し、翌日改めてタイ大使館領事部へ申請に向かったのである。
※あくまで現在のレギュレーションでは日本人はTT3は必要ないというだけであり、今後どうなるかは不透明である。
ビザ申請に必要な書類
申請の受付は8時半から。9時前に到着し、整理券は22番。金曜日ということもありご覧のようにガラガラに空いていた。
月曜日と木曜日の申請は、ビザ取得ツアーの団体客と重なり大混雑するが、金曜日の申請は受け取りに土日を挟まなくてはならないため、週の中で一番空いているようだ。
Bビザ申請に必要な書類一式は在ビエンチャン・タイ大使館領事部のホームページから確認することができる。
必要書類一式
申請書も同じくホームページからダウンロードできるので事前に記入を済まして持参することも可能だ。
その他必要なものは以下の通り。
- パスポート
- パスポートコピー(顔写真のページとラオス入国印のページ)
- 顔写真2枚(背景白で襟付きシャツ必須)
- 申請料(Bビザは2,000B)
コピーと写真撮影は、大使館向かいの代書屋や大使館の2階でも可能だ。襟付きシャツも貸してくれるので心配ない。
いよいよ番号が呼ばれ、申請の時。
書類審査は、重箱の隅をつつくような感じでいくつか質問をされたが、無事申請することができた。申請後は、隣の建物で申請料2,000Bを支払い引換券を受け取る。
本当にTT3がなくても申請することができた。
Bビザ申請というこの旅最大のミッションを終え、気分よく自転車を漕いで宿へ帰る途中、衝撃的なものを発見してしまった!
ビエンチャンにもアレがあった!
じゃーん!
ん、小さくて分かりづらいかな。
では拡大して。
な、なんとZARAがあるではないか! ビエンチャンにZARAが!
TT3が不要だと知った時と同じくらいの衝撃が僕を襲った。
まだオープン前のようだが、建物自体はほぼ完成しており、オープン間近の雰囲気だった。デカデカと中国銀行が入居してしているので、おそらくこのビル自体も中国資本で建てられたものであろう。
このビルのすぐ隣の敷地もこれから中国資本による開発が始まるようだ。
ここは中国の植民地か?! と錯覚するほど、ビエンチャン中心部はここ最近中国資本による開発現場を目にすることが増えてきた。
現状では、このビルだけが周囲から浮いていて異様な感じではあるが、あと数年もすればビエンチャンの一大ビジネス街になっているかもしれない。
ビルの目の前を走る通り
ちなみにこの場所は、タラートサオ・バスターミナルの前を走るKhouvieng Roadを東に進んだところにある。
ビエンチャンの魅力
待ちゆくラオス人女性の多くは、まだこのような伝統的な巻きスカートを身につけている。
だが、いずれこのような伝統も薄れていき、ZARAのようなファストファッションを身にまとう女性ばかりになってしまうのだろうか。沸騰するASEANの時代に乗り遅れまいとラオスも開発を急いでいる。遅かれ早かれそうなってしまうのは間違いないだろう。
シンガポール、バンコク、ホーチミンシティ、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ。東南アジアの都市の画一化は増々進み、各都市の魅力は徐々に薄れていっていると個人的には感じる。
その中でもまだアジアの原風景が残る素朴なビエンチャンが僕は好きだ。いつかビエンチャンでも何か仕事を作りたいと思っている。
次回予告
さて、ということで、無事にビザの申請も終わり、あとは受け取りだけ。
次回はビザの受け取りからバンコクへの帰路について書きたい。
それではまた来週!