バンコクからビエンチャンへ個人でBビザを取得しに行った際の旅の話。
前回は「事前準備編」と題して、タイのBビザ取得にあたり必要な書類や手順について解説をした。
第2回目の今回は、バンコクからビエンチャンまで到着までの移動についての話。ルートは以下の通りである。
- バンコクからウドンタニーまでは空路(タイ・ライオンエア)
- ウドンタニー空港からノンカイ国境までロットゥー(バン)
- タイ側国境からラオス側国境までバス
- ラオス国境からビエンチャン・タラートサオバスターミナルまでバス
それではスタート!
※この記事は2015年3月時点の情報です。
ドンムアン空港からウドンタニーへ
タイ・ライオンエアはドンムアン空港発。機内持ち込みは7kgまで、預け荷物はLCCながら15kgまで無料というのが嬉しい。預け荷物がない場合、事前にスマホやPCからチェックインし、Eチケットをプリントアウトしていけばカウンターに寄る必要はない。
出発コンコース内にはスタバやマック、バーガーキング等飲食店は数軒あるが節約派にはセブンイレブン併設のカフェがおすすめだ。コーヒー一杯35B〜と屋台並みの安さである。
今回が初搭乗となるタイ・ライオンエア。本家インドネシアのライオンエアはあまり評判が良くないLCCとして有名なだけに若干不安を感じながらの搭乗となる。
9時50分、定刻通り離陸。
機材はボーイング737-900ER。座席はブルーのフェイクレザーシートで片側3席ずつの配列。シートピッチはそれほど窮屈さは感じない。
フライトは1時間程なので、多少窮屈だったとしても我慢できる範囲だ。
ウドンタニ空港からノンカイ国境まで
11時ちょうどにウドンタニー国際空港に到着。
到着出口を出ると、すぐ向かいの窓口でノンカイ国境行きロットゥー(バン)のチケット(200B)を販売している。
空港を出てすぐ正面がロットゥー乗り場だ。ある程度人数が集まり次第の出発となる。
待つこと10分、11時15分にノンカイ国境に向けて出発。
タイからラオスへメコン川を渡り国境越え!
乗ること1時間弱、12時10分にノンカイ国境に到着。
この日はイミグレも空いていて、10分ほどでタイを出国することができた。
イミグレを抜け、すぐ右手にあるカウンターでラオス国境行きのバスのチケット(15B)を購入。
この乗り合いバスでメコン川を渡ればラオスへの入国となる。
メコン川
国境越えの動画を撮ってみた。
ラオス側の国境に到着。入り口で通行券(5B)を購入し、イミグレへ。
ラオス側イミグレ
無事ラオスへ入国!
イミグレを抜けるとすぐ左側に両替所がある。レートは街中とほとんど変わらない。ビエンチャン市内はタイバーツが使えるが、念のためラオス通貨のキップも入手しておいてもいいだろう。
乗合バスで国境からタラートサオ・バスターミナルへ
ラオス国境から市内中心部までの交通手段と各料金は以下の通り。
- ①タクシー(300B)
- ②トゥクトゥク(200B)
- ③ロットゥー(バン、乗り合いなら一人あたり100〜200B)
- ④バス(タラートサオ・バスターミナルまで6000キップ≒25B)
節約派の僕はもちろん④で行くことにした。バスは、右前方のバス停から出発する。
目的地のタラートサオ・バスターミナルは終点なのでなにも考えずに乗っているだけで大丈夫だ。料金は乗車後しばらくしてから車掌が回収に来る。
12時40分バス出発。
1時間弱かかり、13時半にタラートサオ・バスターミナルに到着。
ここから宿泊先への移動となる。ナンプー(噴水)広場とメコン川に挟まれたエリアに宿泊する方が大半だろう。このエリアまでならトゥクトゥクで1万キップ(40B)前後が相場。歩いても15分ほどなので、僕はいつも歩いて向かっている。
今回は1週間以上滞在する予定であり、当然仕事をしなければならないので、インターネットには常時接続したい。ホテルやカフェのWi-Fiだけでは心許ないので、まずはスマホとiPad用のSIMカードを買うことにした。
タラートサオ・モールでラオスのSIMカードをGET!
タラートサオ・バスターミナルを出ると正面に「タラートサオ・モール」がある。
このタラートサオ・モールは、言わば「ラオスのMBK」的な存在である。スマホやお土産物などいろんなモノを格安で手に入れることができる。道路を渡り、そのままタラートサオ・モールへ入ると1階にはスマホやタブレット、SIMカード売り場が並んでいる。
今回は、このM Phone(Lao Telecom)のSIMカードを買うことにした。
SIMは3Gと4G(HSPA)の2種類の回線があった。各料金は以下の通り。
3G
- 有効期限7日間
- データ通信量 1.5GB
- 料金:SIMカード代1万キップ(40B)、データ通信代1万キップ 合計2万キップ(80B)
4G(HSPA)
- 有効期限1ヵ月
- データ通信量 10GB
- 料金:SIMカード代10万キップ(400B)、データ通信代10万キップ 合計20万キップ(800B)
4Gがどれほどの速度が試してみたかったが、10倍も差があるので今回は3GのSIMを買った。
開通に必要なアクティベーションは店員がやってくれる。
無事SIMをゲットし、ナンプー広場まで歩いて向かう。途中いたるところにワインを扱うショップやレストランが目につく。
今、ビエンチャンはワインブームのようだ。
タラートサオから歩くことおよそ15分、ナンプー広場周辺に到着。
何件か飛び込みでゲストハウスを探し、ロケーション抜群の「Mixay Paradise」に泊まることにした。
料金はツインルーム・エアコンで14万キップ(580B)。
シングル・ファンなら9万5000キップ(400B)で泊まれるのでより節約したい方にはシングルがおすすめだ。
このあたりはバックパッカー向けの安宿が並んでいるので、当日飛び込みでも部屋が確保できないということはまずないだろう。
ホテル周辺を散策
この時点で時刻は14時。ドンムアン空港を9時50分に発ってから約4時間で到着した。
ちなみに大使館へのビザ申請は平日午前8時半〜11時半まで。観光ビザやEDビザの取得に来る方は早朝のバンコク発の便を利用すれば、10時過ぎにはビエンチャンに到着できるので当日に申請、翌日の受け取りが可能だ。
TT3(トートー3については、Part 1の記事を参照)待ちの僕は、この日は特にやることもないので、ホテル周辺を散策してみることにした。植民地時代の面影が残るコロニアル様式の建物やお寺、雰囲気の良いカフェが立ち並び個人的にとても好きな街並みだ。
バックパッカーが集まるバンコクのカオサン通りのような一角もあり、非常にツーリスティックで観光気分が高まる。もちろん日本食レストランも数軒ある。
僕は、ビエンチャンの1食目には必ずこのカオソーイ食べることにしている。
ピリ辛の肉味噌が乗ったラオス風担々麺的な麺料理でとてもうまい。
ラオスの麺料理といえばカオピヤックも有名である。
店によって味付けも変わるので食べ比べてみるのもビエンチャンの楽しみのひとつ。
次回予告
ということで、今回はバンコクからビエンチャン到着までをお届けした。
次回は、タイ大使館で事前に申請書類をチェックしてもらった際の話。実は、この事前チェックで衝撃の事実が発覚したのだった。
それではまた明日!