2. リペ島 サンライズビーチ&マウンテンビーチ
リペ島はアンダマン海の南部、マレーシア寄りにあるタルタオ国立海洋公園の51島の群島の一つ。バンコクから最も遠いタイ最南端の島と言ってもいいだろう。
タイには無数と呼べるほど美しい島があるが、最も透明度が高い島はシミラン諸島と言われており異論はないが、宿泊施設がない。宿泊施設がある島の中で最も美しい島は、個人的にはリペ島だと思っている。
そんなリペ島だが、島にはパタヤビーチ、サンライズビーチ、サンセットビーチの3つがある。パタヤビーチは観光客が一番集まるメインとなるビーチであり、レストラン、バーが並ぶ賑やかなビーチでもある。
この3つのビーチの中で、僕がおすすめするのはサンライズビーチだ。
パタヤビーチに比べて観光客も少なく、海も文句なく美しい。砂も真っ白で眩しくて目を開けていられないほどだ。
サンライズビーチの北側の一角にはマウンテンビーチと呼ばれるフォトジェニックなビーチがある。上の写真もマウンテンビーチのものだ。このマウンテンビーチ沿いに立つ唯一のバンガローであるマウンテンリゾートは、ハイシーズンは予約が困難なほど人気がある。一度は泊まってみたいバンガローのひとつである。
サンライズビーチには物売りもほとんどいない。
宿泊施設は、4,000〜5,000バーツクラスの高級バンガローから500バーツクラスの竹で組まれたバンブーバンガローまで豊富にあり、ほとんどがオンザビーチのロケーション。
朝は、その名の通りサンライズビーチの真正面から日が昇る。
サンライズビーチの日の出
夜、バンガローのハンモックに揺られ、波の音を聞きながら読書をしていると完全に都会の生活を忘れてしまう。晴れていれば落ちてきそうなほど無数の星が空一面に広がり、ロマンチック・マクマークである。
ということで、リペ島は一人旅には向かない。恋人同士や夫婦で訪れることを強くおすすめする。
リペ島内の様子
メインロードであるウォーキングストリートには、レストラン、バー、マッサージ屋、雑貨屋が立ち並び夜はとても賑やか。
Wi-Fiフリーのレストランも多く、インターネット環境が必要な方は、ビーチ沿いではなくウォーキングストリート近くに宿を取った方がいいかもしれない。
ちなみに僕が最後に訪れた2年前は、携帯電話はAISしか繋がらなかった。
リペ島の夕陽
サンセットビーチではその名の通り、水平線に沈む夕陽を見ることが出来る。サンセットビーチは、3つのビーチの中でも最も人が少なく、長期滞在のバックパッカーが多い印象だった。まったりしたい方には最適のビーチかもしれない。ただし、海水の透明度は一番劣る。
サンセットビーチ
バンコクからリペ島へのアクセス
- LCCを利用。Air Asiaならハジャイ経由、Nok Airならトラン経由のジョイントチケットになる。いずれも所要時間は6〜8時間程度。
- マレーシアのランカウイ島からスピードボートで1時間。リペ島にイミグレーションがあるので、ここから免税の島・ランカウイ島にワンデイトリップというのもいいかもしれない。