ここ数年、日本のテレビではタイへの移住を推奨するような番組をチラホラと見かけるし、Twitterでもタイは居住コストが安く、快適! という情報がよく流れてくるが、気軽にタイに移住してしまうと、とんでもないことになる。
警鐘を鳴らす意味を込めて、タイ以外の国、特に日本に住んでいるあなたが、タイに住んではいけない10の理由をお届けしたい。
これを読めば、タイに住もうという気はなくなるはずだ。
理由その1 マッサージが安すぎる
年々、物価が上昇しているバンコクでも最安店では1時間100Bでマッサージが受けられてしまう。タイに一度でも住んでしまうと世界中どこに行ってもマッサージが高く感じてしまうだろう。
理由その2 タクシーが安すぎる
マッサージだけでなくタクシーも世界最安値圏。初乗りはたったの35B(約120円)である。これだけ安ければ、移動は常にタクシーになる。終電の存在なんて誰も気にしないのだ。
日本で終電を気にしながら飲むのが虚しくなってしまうだろう。
理由その3 バイタクが便利すぎる
タイの街ではどこにでもバイタク(バイクタクシー)がある。
徒歩10分ほどの距離ならバイタクに乗る癖がついてしまい、徒歩移動が億劫な身体になってしまうだろう。
理由その4 家賃が安い割にジムとプールが付いてる
バンコク都心でもジムやプール付きのコンドミニアム(マンション)が1万B(約34,000円)程度から借りられる。
東南アジアの他国と比べても家賃のコスパは良く、どこに住んでも家賃が高く感じるようになってしまうだろう。
理由その5 日本食が充実しすぎている
日本以外の国でこれほど日本食が充実していて、かつ日本とそれほど変わらない価格で食べられる国は珍しい。
バンコクはもはや日本の地方都市よりも日本料理店が充実しているといっても過言ではない。
これだけ日本食が豊富な環境に慣れると、タイ以外の外国に住むことが難しくなってしまうだろう。
理由その6 冬がない
タイは常夏の国。暑季、雨季、乾季の違いはあるが基本的には年中暑い。
一年を通して海で遊ぶことができるので、ちょっと疲れやストレスが溜まったときは海でリラックスする癖がついてしまい、日本の冬が耐えられなくなるだろう。
理由その7 花粉もない
タイにはスギ花粉は存在しない。いや、スギ花粉だけなく、ヒノキもブタクサもない。
花粉症の人が一度花粉がない国に住んでしまえば、日本で春を迎えるのが怖くなってしまうだろう。
理由その8 タイ料理が安くて旨すぎる
日本でもすっかり定着したタイ料理。日本のタイ料理も美味しいが、いかんせん高いし、本場タイの味には敵わない。
タイで本物のタイ料理の味、そしてその価格に慣れてしまえば、日本でタイ料理を食べるのがバカバカしくなってしまうだろう。
理由その9 日本で処方箋が必要な医薬品が簡単に手に入る
日本で医師の処方箋が必要な医薬品も、タイでは薬局で簡単に手に入ってしまうものが少なくない。
例えば、シミ取りセーラムや上写真の禁煙治療薬「Champix」などは、処方箋不要で市内の薬局で購入できる。コンタクトレンズもそうだ。わざわざコンタクトレンズを買うのになぜ日本では処方箋が必要なのか、その不便さに憤慨してしまうだろう。
理由その10 旅行しまくり
ベトナム中部ホイアンまでは1時間45分
タイは東南アジアにおけるLCC(格安航空会社)のハブでもある。バンコクからタイ国内はもちろん、周辺国、さらには日本まで格安で移動できてしまう。
日本で新幹線に乗るよりも、はるかに気軽にLCCでタイ国内や周辺国に旅行することができるのだ。
旅行好き、アジア好きの人にとっては天国といえる環境である。この手軽さに慣れてしまうと、日本から海外に行くのが億劫に感じてしまうだろう。
まとめ
以上、タイに住んではいけない10の理由をお届けした。
あなたもこれで、タイに住もうという気がなくなったのではないだろうか。
僕は在住8年目になるが、おかげで日本に帰ろうという気がまったく起こらなくなってしまった。
僕のような人をこれ以上増やさないためにも、「タイに住みタイ!」と思ったときは、この記事を読み返してほしい。