アフターコロナに入り、タイに移住する日本人が増えている。その目的はさまざまだが、「教育移住」、「親子留学」がここ数年、1つの潮流となっていることはご存知だろうか。

子供をタイのインターナショナルスクールに通学させることを目的に、親子で移住してくるのだ。

なぜタイなのか?

同じ東南アジアでもマレーシアやシンガポールではなく、タイが選ばれる理由とは?

今回はタイへの教育移住を検討しているあなたに向けて、タイが選ばれる理由を探っていこうと思う。

こんな流れで話を進めていくので、ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しい。

  • タイのインターナショナルスクール事情
  • バンコク・インターナショナルスクール研究所の紹介
  • 教育移住でタイ・バンコクが選ばれる3つの理由
  • 生活費と学費を合わせた想定費用を3段階で紹介
  • 実際にタイ・バンコクに教育移住したご家族へインタビュー

この記事の目次


タイには160校以上のインターナショナルスクールが存在

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日本人からの人気も高いアメリカンスクールオブバンコク

まず教育移住や親子留学と聞くと、英語や国際感覚を養うためアメリカやイギリス等の英語圏に行く、というイメージが強いが、実はタイでも欧米人の先生のもと、英語と国際感覚を養うことは可能だ。

タイには約160校、そのうちバンコクには約100校のインターナショナルスクールが存在する。160校と聞いてもそれが多いのか少ないのか、ピンと来ないかも知れないが、その数は日本と比較して人口比で2倍以上になる。

タイは昔から欧米人の居住者が多いため、インターナショナルスクールも多いのだが、最近では中国を始めとしたアジアからの教育移住・親子留学が増加傾向にある。学校によって欧米人が多かったり、日本人が多かったり、タイ人が多かったりと、これだけ学校の数があれば、その特色は多岐にわたる。学費もピンキリ。

せっかくタイに移住してまでインターナショナルスクールに通うのだから、学費だけでなく、ご家庭の教育方針やお子さんに合う学校を選びたいもの。だがこれだけ学校の数があると、なかなか自分では絞りきれない。現地に相談できる友人がいれば別だが、多くの人はそうではないはず。

そこで頼りになるのが、タイのインターナショナルスクール選定にあたってのコンサルティングや入学までのサポートを行うバンコク・インターナショナルスクール研究所の存在だ。

バンコク・インターナショナルスクール研究所とは?

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バンコク・インターナショナルスクール研究所HP

バンコク・インターナショナルスクール研究所では、インターナショナルスクール入学に関する以下4つのサービスを提供している。

  • 学校選定コンサルティング
  • 学校見学手配
  • 出願・入学書類サポート
  • 出願・入学送金サポート

同研究所を運営するのは、Shinyu Consulting社。タイで不動産事業などを展開する心友グループの1社である。心友グループは、タイの不動産売買をベースに、賃貸管理、移住サポート(タイランドエリートビザの取得支援)を行う日系企業。代表の北浦氏は、タイの日本人社会では優れた経営者として知られた存在である。

教育移住を希望する方には、上記4つのサービス以外にも住居の紹介やビザの手配など、心友グループ全体であなたの移住をサポートしてくれる。

「住居の紹介はA社に、ビザ取得はB社に…」というように別々の会社に依頼する必要がないので手間が省けるし、悪徳業者に騙される心配もない。

移住のあれこれをまるっと面倒見てくれるのが心友グループ。その中で教育移住ならまずはバンコク・インターナショナルスクール研究所(Shinyu Consulting)に相談すれば、効率よく移住が進められるだろう。

心友グループについては、以下の記事で紹介しているので、一度目を通していただけたら嬉しい。

続いては、「教育移住でタイ・バンコクが選ばれる理由」についてお話したい。

教育移住でタイ・バンコクが選ばれる3つの理由

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海外への教育移住でタイのバンコクが選ばれる理由には次の3つが挙げられる。

  • 気候の良さ
  • 住環境の良さ
  • コスパの良さ(学費・家賃・生活費)

1つずつ解説していこう。 

気候の良さ

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タイは南国なので気候は一年を通じて温暖。寒さが苦手な人はもちろん、スギ花粉もないので花粉症の人にもパラダイスのような環境である。一応、雨季、乾季、暑季の3シーズンに分かれているが、日本人にとっては年中暑いことに変わりはない。

それでも赤道に近いマレーシアやシンガポールに比べて季節によって寒暖の差や、降雨量の差は大きく、多少なりとも季節感が感じられるのがタイのいいところだ。

一年中Tシャツ一枚で過ごせるのは想像以上に快適で楽ちん。日本では衣替えがあり、冬服には毎年お金がかかっていたが、タイではクローゼットにはTシャツしかない。衣服にかかるコストが大幅に削減できたのは人生にとって大きなプラスだと実感している。

単純に歳をとってオシャレに興味がなくなったからかもしれないが。(笑)

住環境の良さ

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日本人御用達のフジスーパーは来年5店舗目がオープン

住環境の良さは、タイのどこに暮らすかによって大きく変わってくるが、ここでは“日本のような快適さを求める人にとっての住環境の良さ”という視点でお話したい。

タイ全土で8万人、バンコクには6万人弱の日本人が暮らしている。バンコクの中でもスクンビットと呼ばれるエリアに日本人は集中して住んでおり、このエリアで暮らす分には日本と同じような何不自由ない生活が送れる。それどころか最近では日本よりも便利と感じる場面も多い。

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BTSプロンポン駅前にいは大きな公園もある

スクンビットの中でもプロンポン駅を中心としたエリアは、日本人向けのお店やサービスが密集し、世界最大の日本人街を形成している。

タイ人からも日本人街と呼ばれており、道行く人も日本人ばかり。歩いているとバッタリ知り合いに合うことも日常茶飯事。バンコクは“東京24区”なんて言われることもあるが、さもありなんという感じである。

日本からの移住者と話していると、「こんなに便利だなんて想像していなかった!」という人がほとんど。プロンポンは駅直結の3つ目のショッピングモールを建設中で、来年にはさらに便利になる未来が見える。

スクンビットは間違いなく、世界トップレベルに日本人が住みやすい街だろう。

コスパの良さ(学費・家賃・生活費)

DSC09106タワマンの家賃も東京に比べれば格安

「円安だ、インフレだ、タイはもう安くない」と言われているが、家賃のコスパは世界最高レベルだし、生活費も外食を控えめにすれば、日本より高いということはない。

タクシーは都心内の移動であれば数百円だし、マッサージは1時間1,000円を切る店も多い。毎日タクシーに乗って、毎週マッサージに行っても大した出費にはならない。

インターナショナルスクールの学費はピンキリだが、スクンビットエリアの最安値圏の学校なら年間授業料は50万円台(14万B台)から探すことができる。1B=3円の時代なら40万円台だったので、10万円ほど値上がりしてしまったが、日本で年間授業料が50万円台のインターナショナルスクールはない。

年間授業料は最も高い学校で400万円台のところもある。予算が多くても少なくても複数の選択肢から選べるのが、バンコクのインターナショナルスクールが人気を集める大きな理由だろう。

それでは、学費、家賃、生活費はトータルでどの程度かかるのか?

松竹梅の3段階でコストを見ていきたい。

生活費と学費を合わせた想定コストを3段階で

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それでは両親と子供1人の3人家族で移住した場合の、月々のコストをざっくり計算してみよう。

高コストから低コストまで松竹梅の3段階に分けてみた。

  • 学校名:シュルーズベリーインターナショナルスクール
  • 年間授業料:400万円前後(80〜100万B)
  • 家賃:80万円(20万B)
  • 生活費:100万円(25万B)
  • 年間合計:2500万円〜

  • 学校名:アングロシンガポール
  • 年間授業料:200万円〜(50万B〜)
  • 家賃:20〜25万円(5〜6万B)
  • 生活費:20万円(5万B)
  • 年間合計:700万円〜

  • 学校名:エカマイインターナショナルスクール
  • 年間授業料:50万円(14万B)〜
  • 家賃:10万円(25,000B)
  • 生活費:15万円(3万B)
  • 年間合計:350万円〜

松と梅では7倍強の差があるが、月30万円程度からタイへの教育移住が実現できる。

実際には初年度は入学金がかかったり、授業料のほかに送迎バスの費用や保険料がかかったりするケースもあるので、400万円強は見ておいたほうがいいだろう。

両親がふたりとも移住しなくても、片方は日本で稼ぎ、片方が子供と教育移住、というパターンもこれくらいの費用感なら十分に可能だろう。タイでリモートワークができれば最高だ。

ちなみにタイの日系不動産仲介会社は家賃3万B以内の物件は取扱わないことがほとんど。梅のケースでは家族向け物件で3万B以下の物件を想定しているが、大半の日系不動産会社では紹介してもらえないだろう。

3万B以下の予算でも諦めずに、一度心友グループに相談してみて欲しい。

それでは最後に、実際にバンコクへの教育移住を実現したUさんにインタビューをさせていただいた。

実際にタイ・バンコクに教育移住したUさんにインタビュー

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Uさんプロフィール

  • Uさん(48)、奥様(43)、長女(9)、次女(8)、三女(6)
  • 2009年からニュージーランド在住、現地で会社経営。2021年9月、コロナ禍を経て日本に一時帰国。2022年2月、タイランドエリートビザを取得し、家族でタイに移住。

明石:タイに移住を決めた理由は何だったのでしょうか?

Uさん:日本に本帰国後、海外への再移住にあたり、ポルトガルやドバイも候補に上がりましたが、やはり同じアジア圏で親日国家、さらにコロナ禍での入国条件、ビザ取得の容易さなどを総合的に判断した結果、タイ一択になりました。

明石:タイの中でもバンコクに決めたのは、やはり教育が理由でしょうか?

Uさん:そうですね、教育と日本語環境です。娘たちはニュージーランドで生まれ育ちました。家庭内では英語を禁止にし、日本語の本も読ませているのですが、それでも一歩外に出たら英語しか使わない環境でした。

なので次に暮らす街は日本人が多く、日本語を使う環境にしたいという希望があったんです。

それで調べてみると、タイにはバンコクだけでなくシラチャという第二の日本人街があることを知りました。タイ入国後の隔離期間はパタヤで過ごしていたこともあり、そこから近いシラチャに興味を持ち、試しに少し住んでみたんです。

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バンコクから車で2時間のビーチリゾート、パタヤ

明石:最初はシラチャだったんですね。結果的にバンコクを選んだ理由は何だったのでしょうか

Uさん:一番の理由はシラチャはバンコクに比べてインターナショナルスクールの選択肢が少ないということでした。バンコクには100校近いインターナショナルスクールがありますので、我々の教育方針や娘たちに合う学校が見つけられそうだと思ったんです。

明石:100校から絞り込むのも大変だと思いますが、インターナショナルスクール選びの条件をお聞かせください。

Uさん:学校選びに関しての我々の条件はそれほど多くはありません。優先していたのは大きく3つです。

・アットホームな雰囲気(子供を受け入れてくれる雰囲気)

・多様な国籍の生徒がいること(多様性)

・規模が大きすぎないこと(生徒ひとりひとりが先生から注目してもらえる)

そして、バークレイ、セントアンドリュース、アングロシンガポール、ウェールズに絞り込み、最終的にバークレイ・インターナショナルスクールを選びました。

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バークレイ・インターナショナルスクール

明石:4校の中からバークレイに決めた理由は何でしょうか?

Uさん:バークレイは4校の中で私たちが希望していた条件に一番当てはまっていたからです。

・多国籍であること

・少人数クラス(1クラス16人)

・見学に行ったときの雰囲気(校舎、先生、生徒)が良かった。

・校舎が広い

今年の3月から通学していますが、娘たちは学校が大好きで風邪を引いても行きたがるほどです。(笑)

今まで通算で5つの学校に通わせてきましたが、一番気に入っていると言っています。学校ではイベントなどの行事が多いことに加え、座学ばかりではなく、校外学習の機会も多いので、それも気に入っている理由の1つだと思っています。

明石:お子さんに合う学校が見つかるまで転校を繰り返すケースも少なくないと聞きますので、一校目で合う学校を見つけられたのは素晴らしいですね。ちなみにバークレイには日本人の生徒は多いのでしょうか?

Uさん:日本人の生徒は1クラスに1〜2人、全校でも20人前後です。娘たちの一番仲がいい友達は日本人なので、少ないながらも日本人がいてくれてよかったです。

明石:お子さんたちの日本語レベルはバンコクに暮らし始めてから変化はありましたか?

Uさん:ニュージーランドでは日本人学校の補習校に週2回通っていましたが、今のほうが日本語能力は確実に伸びています。娘たちが日本人の友達を作れるように住居はプロンポンの日本人が多いアパートを選びました。毎日のようにアパート内の子どもたちと遊んでいますので、飛躍的に語彙力が伸びています。

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バンコクの家族向け物件は敷地内で遊べる環境が整っている

明石:そういった環境はバンコク、特にプロンポンならではと感じますね。バンコクでの生活面はいかがでしょうか?

Uさん:バンコクでの生活は本当に便利です。今のところ困ったことは全くありません。プロンポンは日本的な生活を求める人には最適な場所だと思います。私たち夫婦はニュージーランド暮らしが長かったこともあり、もっと自然豊かな環境のほうが好みなのですが、今は娘たちの教育環境を重視したいので、しばらくここに住もうと思っています。

明石:バンコクの物価はどう感じますか?

Uさん:日本と同じような生活を求めたらバンコクに限らず海外はどの都市でも日本より高くつくのは当然ですが、バンコク都心部の物価は日本とほとんど変わらないと感じます。これからバンコクに移住する方は、スクンビットなどの都心部で暮らすのであれば、家賃を除いた生活費は日本と同程度の予算を見ておいたほうがいいでしょう。

インタビューは以上。

Uさん、ご協力いただきありがとうございました!

タイ・バンコクへの教育移住を検討している方は、ビザや住居までトータルで相談できる下記バンコク・インターナショナルスクール研究所に問い合わせてみてほしい。初回相談は無料です。

バンコクインターナショナルスクール研究所