パイナップルの中にチャーハンが入ったタイ料理「カオパット・サッパロット」。
トロピカル料理とでも言えばいいのか、とにかく見た目からして南国感がハンパではない。

和食とはかけ離れた美学を持つタイ料理の中でも、日本人からすると“キワモノ的存在”ではないだろうか。
僕も旅行でタイに来たときに食べたことがあるが、バンコクに暮らし始めてからの9年弱、一度も口にしていない。

パイナップルの中に入ったチャーハンをわざわざ食べる必要も、理由もないからだ。

だが、約10年ぶりにカオパット・サッパロットを食べる機会が訪れた。

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10年ぶりにカオパット・サッパロットを食べることに

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サボイレストランのカオパット・サッパロット

パイナップルはパイナップルで、チャーハンはチャーハンで食べればいい。そう思っていた。

そんな話をサボイレストランのタイ人マネージャーと話していたら、

「そんなことは言わずに、ぜひ一度うちのカオパット・サッパロットを食べてみてください。日本人にもきっと気に入っていただけると思います」

ということで、サボイレストラン・ターミナル21アソーク店で、カオパット・サッパロットをいただくことになった。

ディズニーもカオパット・サッパロットに注目?!

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サボイレストラン・ターミナル21アソーク店

最近、カオパット・サッパロットがよく売れているらしい。

「なぜ今?」

その理由を聞けば、ディズニーの公式YouTubeチャンネルに登場したのだという。

ミッキーとミニーがタイの水上マーケットを舞台にドタバタ劇を繰り広げるショートムービーで、カオパット・サッパロットが誕生するきっかけを創作したもの。

これがそのショートムービーだ。

どういう話かというと、
ミッキーがサッパロット(パイナップル)売り、ミニーがカオパット(チャーハン)売りという役どころ。商売敵のような関係で喧嘩になるが、最終的にサッパロットにカオパットを入れて一緒に売ることで仲直りし、ハッピーエンドという内容だ。

ディズニーが取り上げるくらいだから、カオパット・サッパロットは、世界的にも珍しく、紹介しがいのある料理ということなのだろう。

10年ぶりのカオパット・サッパロットの味は…旨かった!

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それでは、サボイのカオパット・サッパロットを食べてみよう。

甘ったるくて、イマイチだろうなぁと思いながら口に運ぶと…

意外や意外、旨いではないか。

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プリックナンプラーを忘れずに

お米はパラパラに炒められたカレー風味で、カオパットというよりカレーピラフに近い。
気になるパイナップルだが、甘みと酸味がカレー風味を引き立たせるいいアシストになっている。
カニや海老、ポークソーセージといった具材がふんだんに入っているのも◎

savoeyカレー風味が後を引き、あっという間に一人で完食してしまった。
これは間違いなくたまに食べたくなる味だ。

一人でタイ料理を食べに行くときに頼むには勇気がいるが、複数人の場合はここぞとばかりに頼んでしまいそうだ。

カオパット・サッパロットの作り方

カオパット・サッパロットを自分で作ってみたいという人のために、サボイレストランが作り方の動画を作ってくれたので、ぜひご覧いただきたい。
具材は下記のとおり。

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  • パイナップル
  • カレーパウダー
  • ネギ
  • 海老
  • ムーヨン
  • カニの身
  • ポークソーセージ
  • 胡椒
  • 生卵

カオパット・サッパロットを食べたことがない人はもちろん、僕のように何年もご無沙汰という人も、ぜひ久しぶりにトライしてみてほしい。

サボイレストラン ターミナル21アソーク店

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