「タイ人は行列に並ばない」と言われていたのは一昔前のことで、僕がバンコクに移住した7年前に比べて格段に行列店は増えた。食事時にデパートのレストランフロアに足を運べば、行列ができている店は少なくない。 

だが行列に並んでいる時間ほど無駄なものはない。特に飲食店の場合、ただでさえ空腹イライラしている状態で行列に並ぶのだけは極力避けたい。

スマホ時代の今、アプリ内で番号札を配り、順番が近づいたら通知するようなサービスがあってもいいんじゃないかと思っているアナタのために、今回はドンピシャのアプリ「QueQ」をご紹介しよう。

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さらば行列! QueQ

QueQ

QueQ公式サイトより

「QueQ」とは、一言で言うと番号札アプリである。来店前にアプリ内で番号札を発行し、順番が近づいた時点で来店すれば良いという単純明快なサービスだ。
デパートで買い物をしながら待ち時間を潰せるのがありがたい。

あの行列店で使える!

QueQ

QueQには①レストラン、②銀行・サービス、③イベントという3つのカテゴリーに分かれている。正直まともにお店が揃っているのは①レストランのみ。

そもそも行列ができないような不人気店で利用できても意味がないアプリだが、どんな行列店で利用できるのだろうか? 気になる提携レストランは下記のとおり。(一部のみ)

  • BonChon Chicken(ボンチョンチキン)
  • ニッタヤガイヤーン
  • シズラー
  • まい泉
  • 大戸屋
  • ペッパーランチ
  • Shabusi
  • BARB-Q Plaza
  • Best Beef

ボンチョンチキンとニッタヤガイヤーンで使えるのがデカい。
ボンチョンチキンはタイ人に大人気の韓国風フライドチキンチェーン。大型のショッピングモールであれば必ず出店していて、食事時には必ず行列ができる人気店だ。

Nittaya kaiyang

ニッタヤガイヤーンのガイヤーンは黒胡椒のシンプルな味付け

ニッタヤガイヤーンはラマ4世通りのスアンプルーマーケット内に支店を構えるガイヤーンが有名なイサーン料理レストラン。僕はここのガイヤーンがバンコクで一番旨いと思っていて、月に一度は訪れている。
最近メガバンナーにも出店し、スアンプルーン店の行列が緩和されたような気がするが、食事時に行けば並ぶことは間違いない。

ボンチョンチキンとニッタヤガイヤーン。僕が毎月必ず利用する両店で使えるのは本当にありがたい。
あとはAfter Youなどの行列ができるスイーツ店で利用できれば言うことなしである。

QueQの利用にあたり、ひとつ注意しなければならないのは提携店の近くにいなければ番号札は発行できないという点。家を出る前に発行しておこうといった使い方はできない。

それでは実際にボンチョンチキンのターミナル21店でQueQを利用してみたので、使い方を説明しよう。

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ボンチョンチキンでQueQを使ってみた

QueQ

アプリを立ち上げ、レストランをタップ。ターミナル21で利用できるのは3店舗のみ。今回はボンチョンで利用。

QueQ

テーブル数と人数を選択し、「Get Q」をタップ。11人待ちという状況なのでターミナルをブラブラしながら時間を潰す。

QueQ

待ち人数が減っていき、5人、3人、1人になるとそれぞれ通知が来るので、気がついたら順番が過ぎていたという心配はない。

QueQ

順番が来た時点で店頭へ。座る場所もないほど並んでいた。

QueQ

店員に来店したことを告げ、席が片付くのを待つ間に注文を済ます。

QueQ

相変わらず大盛況のBONCHON

QueQ

ピリ辛でカリカリのチキンは中毒性高し!

ほぼ着席と同時にチキンが運ばれてきた。無駄な時間は一切なし。

QueQはもちろん無料で利用できる。ユーザーにとってはメリットしかない。今後、提携店が増えることを願うばかりだ。

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