激旨!タイ食堂BANGKOK SAMPOとの共同企画でお届けする週末ナコンパトム1泊2日の旅。今回はその第3回をお届けしたい。
YINDEED MAGAZINEの第1、2回目の記事はこちら。

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前回、バーンルアン百年市場で100年以上代々その地で暮らしてきた中華系タイ人たちの歴史に触れ大満足した我々は、いよいよナコンパトム最大の観光名所である「ワット・プラ・パトム・チェディ」へと向かった。

この記事の目次


世界一高い仏塔 プラ・パトム・チェディ

Phra Pathom Chediプラ・パトム・チェディ

ワット・プラ・パトム・チェディとは、高さ120.45mの世界一高い仏塔プラ・パトム・チェディを抱えることで有名な寺院である。また、タイ国内の王室寺院の中でもわずか6寺しかない最高位の格付けである「第一級ラーチャウォーラマハーウィハーン」に指定される非常に格式の高い寺院でもあり、タイ国内で最も重要な寺院の1つとして王室の保護を受けている。
ワット・ポーやワット・アルンと同じ格付けと言えばその格式の高さがご理解いただけると思う。この6寺については以下の記事を参照していただきたい。

タイで最高位の第一級王室寺院全6選! | YINDEED MAGAZINE

プラ・パトム・チェディの歴史は正確には分かっていないが、4世紀頃に当時このナコンパトムの地を支配していたモン族により建てられたとされている。その後、11世紀にこの地を支配したクメール人によって改修が行われ、ラーマ4世の時代に大規模改修を経て、現在の形になったという。
プラ・パトム・チェディが世界一の高さになったのは、ラーマ4世の時代ということである。

圧倒的な仏塔の存在感

Phra Pathom Chedi街のどこからでもプラ・パトム・チェディの姿を望める

さて、そんな歴史がはっきりとはしないプラ・パトム・チェディではあるが、世界一の高さを誇る仏塔であることに間違いはない。とにかくその仏塔の存在感は圧倒的である。
タイ国鉄ナコンパトム駅前からプラ・パトム・チェディまで続く参道からは、真正面にプラ・パトム・チェディを望むことができる。
参道だけでなく、プラ・パトム・チェディ周辺はどこからでもその仏塔の姿が目に入り、仏塔を中心とした街であることが分かる。常に仏塔に見守ってもらっているような安心感が感じられ、個人的にとても好きな街並みである。

そしてタンブンへ

Phra Pathom Chedi

早速、境内に入りタンブンを行うことにする。まずはメインとなる仏塔の仏像にお参りをする。この黄金の立仏像台座にはラーマ6世の遺骨が納められているという。

Phra Pathom Chedi

実は5年前に祖母が亡くなった際に、プラ・パトム・チェディにお参りに来た。今回はその時以来、2度目となる。
立仏像にお参りを済ませてから、仏塔の周りを一周してみることにした。
それにしてもデカい仏塔である。その全体像をカメラに捉えるのはよほど広角のレンズでないと難しいだろう。

Phra Pathom Chedi

仏塔から流れるお経が、境内全体に響き渡る。仏教に深く帰依していなくても、思わず目をつぶり、手を合わせたくなるような独特な空気に包まれている。

Phra Pathom Chedi

立仏像から右に周ったところには、涅槃仏もあり、たまたまタイの芸能人もタンブンに来ていた。ワット・ポーほどの大きさはないが、かなり立派な涅槃仏である。
プラ・パトム・チェディに来たら、ぜひこの涅槃仏にも訪れて欲しい。

Phra Pathom Chedi

じっくり見て回ると仏塔を一周するだけでも1時間以上を費やした。そろそろ日が沈む時間。夕陽を探しに街へ出ることにした。

週末ナコンパトム1泊2日の旅は、いよいよこれからが本番

Phra Pathom Chedi

ちょうどお堀の奥へ沈む夕陽を見つけることができた。さぁ、ナコンパトムの街はこれからが活気づく時間帯だ。

Phra Pathom Chedi

実は、プラ・パトム・チェディの境内では夕方から夜にかけて巨大な屋台街が出現するのだ。この屋台街から始まる夜の散策が、ナコンパトムの旅を彩る最大の見どころなのである。
週末ナコンパトム1泊2日の旅は、いよいよこれからが本番である。次回は、そのプラ・パトム・チェディ内に出現する巨大屋台街をご紹介したい。

それではまた!

  • 正式名称:ワット・プラ・パトム・チェディ
  • 場所:ナコンパトム県
  • 行き方:国鉄ナコンパトム駅から徒歩10分。戦勝記念塔(バンコク)からロットゥーもあり。
  • 時間:8時〜17時
  • HP:タイ国政府観光庁HPWikipedia