来月13日より、タイのマルチプルエントリー観光ビザの発給が開始されることはYindeedマガジンでもこれまでに二度記事でお伝えしてきた。
タイのマルチプル観光ビザの発行がついに認可! | 2015年8月7日
タイのマルチプル観光ビザ、11月13日からの発給開始が決定! | 2015年9月23日
【11月11日追記】
タイのマルチプル観光ビザ、日本人は原則日本でのみ取得可能に | 2015年11月10日
上2つの記事ではお伝え出来ていなかったが、マルチプルエントリーの発給開始に伴い、ダブルエントリーが廃止されることが決まった。
11月13日以降、タイの観光ビザは「シングルエントリー」と「マルチプルエントリー」の2種類のみということになる。
シングルエントリーとマルチプルエントリーについて
シングルエントリーの観光ビザ
- シングルエントリー
- 3ヶ月の有効期限内に1回のみタイ入国可)
- 一度の入国での滞在可能日数:60日以内
- ビザ申請料料金
1,000B(在ビエンチャンタイ大使館)
4,500円(在京タイ大使館)
- マルチプルエントリー
- 6ヶ月の有効期限内に何回でもタイ入国可
- 一度の入国での滞在可能日数:60日以内
- ビザ申請料金:
5,000B?(未確定)(在ビエンチャンタイ大使館)
22,000円(在京タイ大使館)
ラオス、ミャンマー、カンボジア、マレーシア、シンガポール、東京の6箇所のタイ大使館のウェブサイトを確認したところ、現時点でマルチプルエントリー観光ビザについての情報を掲載しているのは東京のタイ大使館のみだった。
在住者は、ラオス・ビエンチャンのタイ大使館を利用することが多いと思うので、マルチプルエントリー観光ビザについての情報が掲載され次第、改めてお知らせさせていただく。
タイ政府は不法滞在の取り締まりを強化
タイ政府は、現在タイ国内にいる不法滞在外国人は約80万人いると見ており、不法滞在の外国人の取り締まりを強化している。
今月19〜25日には、タイ警察は、「Good guys in, Bad guys out(いい人は中、悪い人は外)」という不法滞在外国人の一斉取り締まりキャンペーンを実施し、9265人を逮捕した。そのうち9038人はオーバーステイの入管法違反で、18人が刑法違反、その他の法令違反が209人であった。
詳しくは以下の記事より。
入管、オーバーステイの取り締まり強化へ、外国人9265人を検挙! | トンナムのタイ政治経済研究室
不法滞在外国人9000人逮捕、タイ当局が一斉取り締まり | newsclip
なぜ、これほどオーバーステイの外国人が多いのかということについてタイ警察では、オーバーステイの罰則が緩いことが理由だと見ている。現在、オーバーステイは出国時に1日あたり500B(最大でも2万B)の罰金を支払えばよいだけで、再度タイに戻ってくることも許されている。プラユット首相は、今後オーバーステイの罰則を以下の通り厳格化する方向で検討している。
オーバーステイ期間:罰則
90日以上:1年間入国禁止
1年以上:3年間入国禁止
3年以上:5年間入国禁止
5年以上:10年間入国禁止
詳しくは以下より。
現在、プラユット首相が承認を予定している新しい入管規則では、90日を越えるオーバーステイを行った者は、1年間タイに入国させないようにし、1年以上のオーバーステイの場合は、3年間の入国禁止、3年以上のオーバーステイは、5年間入国禁止、5年を越えるオーバーステイは、10年間入国禁止処分にする。
入管、オーバーステイの取り締まり強化へ、外国人9265人を検挙! | トンナムのタイ政治経済研究室
タイに長期滞在を予定している方は、必ずそれぞれ最適なビザを取得し、うっかりオーバーステイになってしまわないようパスポートに押された滞在期限を確認するようにしてほしい。
それではまた明日!