コスパが良いことで知られるFacebook広告。タイでも飲食店から自動車メーカーまで多くの企業に利用されている。今現在もFacebook広告を利用しているという方も少なくないだろう。
Facebook広告には、「ウェブサイトへのアクセスを増やす」、「Facebookページを宣伝」、「アプリのインストール数を増やす」、「クーポン取得を増やす」、「動画の再生数を増やす」など全9種類のメニューが用意されている。今回は、ただでさえコスパの良いFacebook広告の中でもオススメな「カルーセル広告」を紹介したい。
カルーセル広告とは?
昨年7月に「マルチプロダクト広告」の名称でリリースされた、1つの広告ユニットで複数の画像やリンクを紹介できる広告フォーマットのこと。
5月21日のFacebookアップデートにより、モバイルアプリインストール広告およびモバイルアプリエンゲージメント広告もカルーセル形式で配信できるようになった。また、対応広告枠もこれまでのモバイルとデスクトップのニュースフィードからモバイルアプリ内でのニュースフィード広告、デスクトップの右側広告枠もにも対応した。
さらに、CTA(コールトゥアクション)ボタンの追加も合わせて発表された。これで、「詳しくはこちら」や「購入する」というボタンが追加できるようになった。
カルーセル広告の作成は、現在、リンク広告についてはパワーエディタとFacebook API経由でのみで利用できる。モバイルアプリインストール広告およびモバイルアプリエンゲージメント広告については現在、広告API経由でのみ出稿可能だ。
詳細は、以下Facebookニュースを参照。
キャンペーンのパフォーマンスをさらに高めるカルーセル広告
最大5つまで広告を表示できる!
カルーセル広告では、1つの広告で最大5枚までクリエイティブを表示し、それぞれに個別のリンクを添えることができる。ようは1つの広告枠に5つまで広告を掲載することができるということだ。
昨年7月のリリース以来、多くの企業が利用し、パフォーマンス面では、単一画像のリンク広告と比較してコンバージョン単価で30~50%、クリック単価で20~30%のコスト削減につながっているという。
実際にどのような広告で利用され、どの程度のパフォーマンスを上げているのか? Facebookのウェブサイトで紹介されているカルーセル広告の事例を3つお知らせする。
foodpandaの事例
以前、Yindeedマガジンでもご紹介したフードデリバリーサービスのfoodpanda(フードパンダ)もモバイルアプリのインストール広告に利用している。
バンコクでフード宅配サービス foodpandaを使ってみた。
foodpandaでは、アプリ広告にカルーセル形式を採用した結果、CTR (クリックスルー率)が180%増加し、CPI (インストール単価)は39%削減されました。
MINIの事例
MINIは、ストーリーを伝えるキャンバスとしてカルーセル広告を採用し、新しく発売された「MINI 5 DOOR」のバーチャルギャラリーを演出しました。
ダイレクトレスポンスを求める広告以外に、このようにブランディング広告にも活用できる。
Neiman Marcusの事例
Neiman Marcusは、シューズとハンドバッグの春コレクションを数々の美しいイメージ写真で紹介する手段としてカルーセル広告を採用し、Facebook上に商品カタログを展開しました。結果、CTRが85%向上し、コンバージョンは3倍に増えました。
5つまで画像とリンクを掲載できるのでこのようなEコマース事業者や飲食店等、商品が多い企業にはとても有効である。
いかがだろうか、カルーセル広告。すでに利用しているという方もいらっしゃると思うが、これからFacebook広告を始めたい、もしくはもっとコンバージョンを上げたい、という方はぜひ利用してみてはいかがだろうか。
うーん、よく分からん! という方はYindeedが広告の代行をさせていただくことも可能である。
明日は実際にカルーセル広告の作成から配信、そしてその結果までをご紹介する。
それではまた明日!