先週既報の通りついにグローバル化&無料化されたLINE@。
■LINE公式リリース
公開型アカウント「LINE@」をグローバルでオープン化 法人・個人問わず、月額無料でLINEを対外的なコミュニケーションやビジネスに利用可能

タイ版のアカウント開設手順は、こちらを参照。
LINE@アカウント※タイ版 を開設してみた。

LINE@自体は、2012年に始まったサービスであり、日本国内ではすでに10万件以上のアカウントが発行されている。(2014年9月時点)
line@

画像は©LINE Corporation 媒体資料より

LINE@公式ブログでは、アカウント開設手順からメッセージ配信、友だち集め、導入事例などのノウハウが掲載されておりとても参考になる。LINE@を利用する方は必ずフォローすべきブログだ。

さて今回は、そのLINE@公式ブログ内のコンテンツである導入企業への「オーナーインタビュー」から業種別に活用事例を抜粋して紹介する。
きっとあなたのビジネスにも活用できるヒントが見つかるはずだ。
それでは行ってみよう!

この記事の目次


小売業の事例

line@
画像:http://blog.lineat.jp/archives/39421447.html

■女性向けアパレルブランド『ANAP』の事例
メッセージ配信後はアクセス集中! 導入後1年で15万以上の友だち数を誇るアパレルブランド「ANAP」のLINE@活用術。

――効果はどのように感じられていますか。
LINEでメッセージを配信しますと遷移先のホームページのアクセス数がダントツ伸びます。内容にも寄るのですが、一瞬、サイトがつながりにくくなる程です(笑)
最近も、送料無料のクーポンを配信しましたところ、オンラインショップにアクセスが集中する…ということがありました。メッセージ配信後、サイトに影響がでるほどアクセスされていることを感じるって凄いですよね。メルマガよりも会員数は少ないのに、LINE@経由できていただいている数がものすごく多いんです。

■『はろうきてぃ茶寮』の運営会社である㈱寺子屋の事例
海外のお客様が来日前にクーポンゲット?! ターゲットを意識したLINE@活用術とは?

――オンラインメディアを駆使したPRを行っていると伺いました。
当店のターゲットを分析していくと、国内だけでなく海外のお客様も日本の「かわいいカルチャー」を目当てに来られる方が多いことに気づいたんですね。そこで、国内外のお客様がそれぞれのSNSから事前に当店の情報を入手できるように、弊社のオフィシャルサイトにLINE@を含む複数のSNSを集約して情報を拡散したところ、LINE@で配信したクーポンを日本へ観光に来る前に入手し、来店してくださるお客様が多かったんですよ。LINE@は特にアジア圏のお客様のご利用が大きいと感じました。

■原宿・竹下通り商店街の事例
商店街全体の活性化を目指して…LINE@ハロウィン開催の「原宿・竹下通り」インタビュー

――これからLINE@をはじめる方へアドバイスをお願いします。
同業主としてあえて商店街に言うのであれば、各商店街でホームページなどはどこも開設されているかと思いますが、ホームページは「守りの媒体」です。情報は掲載しただけでは誰にも見ていただけないので、そこで、「攻めの媒体」である「LINE@」を使用していったらよいのではないでしょうか。

■札幌にお店を構える創業122周年の文房具専門店『大丸藤井セントラル』の事例
若い世代の集客に! 創業122年の老舗文房具専門店のLINE@活用術

LINE@のポイントまとめ
・若いお客様に来てもらいたいということでLINE@を活用
・若い人に合ったメッセージを心がけることで開封率20%を達成
・開設後、1週間から10日ほどで設定から初回配信ができた
・オリジナルPOP、ポスター、店内モニター、チラシ等、様々な方法でLINE@開設を告知
・予めメッセージを作成し、複数人でチェックすることで配信ミスを防止
・求人情報を掲載することで実際に応募があった

■ネイル関連商品を扱う『TAT』の事例
友だち集めに成功し、クーポン配信で売上倍増! TATに学ぶ「できるLINE@活用術」とは

――他のSNSやメルマガとの使い分けはどのようにされていますか。
LINE@の特徴は、メッセージ配信後の反応がとても早いですね。クーポンを配信した場合、1時間で300人もの方に開封してもらうなど、効果が即座にあらわれます。
メルマガや他のツールだと、配信から1日経ってようやく開封されるので、配信内容が伝わるまでに時間を要します。この特徴を踏まえて、早めにレスポンスがほしいものに関してはLINE@で告知し、そうでないものは他のツールから行うというように使い分けをしています。

飲食業の事例

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画像:http://blog.lineat.jp/archives/39421447.html

■らーめん『一風堂』の事例
10人に1人ラーメン進呈! 『一風堂』の親近感ある活用法をインタビュー

―友だち集めはどのようにされていますか?
谷上:友だち数が1000人達成した店舗からは、「麺友1000人達成記念クーポン」を配信しているのですが、中でもハーフ餃子のプレゼントは反応がよく、クーポンを使用された方が多かったです。クーポン内容も、ファミリー層が多ければチャーハンにしたりと、店舗のロケーションによって変えています。
山口:あとは友だち追加時に、抽選型の「10人に1人ラーメン進呈クーポン」を配信しています。10人に1人といううたい文句がいいのか、自分も当たるかもと思ってくれる方が多いですね。

■札幌の人気カフェ『NUTS CAFE TRIP(ナッツカフェトリップ)』の事例
LINE@は他サービスと比較して圧倒的に取り入れやすい! 札幌から最新トレンドを発信する飲食店のLINE@活用術

LINE@のポイントまとめ
・特典付きのオリジナルPOPを各テーブルに置いて友だちを募集
・他の媒体ではない、LINE限定のクーポンの作成を心がけている
・クーポンに必ず画像や絵文字を付ける事で内容に興味をもってもらうよう工夫
・段落などメッセージを見た人が読みやすいように工夫している

■人気立ち食い寿司屋『魚がし日本一』の事例
顧客の来店頻度を上げるには効果検証と意識合わせ! 人気の立ち食い寿司店にLINE@運用法を学ぶ

――導入してみて一番効果があったと思う出来事を教えてください。
LINE@導入と同時期に店舗のHPもつくって、その認知度も上げていきたいという希望があったので、LINE@のメッセージにHPのURLを貼り、促していました。やはりLINE@のメッセージを配信した日はPVが格段と上がりますので効果を実感しますね。
また、魚がし日本一道玄坂店をLINE@お店ガイドに掲載いただいた際、友だち数が導入してから3カ月で約300人でしたのに、1日で約700人増加し、システムが故障してしまったのかと思いました(笑) SNSの一般的な効果を知っているつもりでしたけど、やはり拡散の力がすごいと体感しました。

■高級焼肉店『ニクゼン』の事例
週末予約の6割はLINE@から! 高級焼肉・ニクゼンの鮮度にこだわるメッセージ配信

――LINE@を使用するメリットはどういったところでしょう。
「お店を気に入ってくださったお客さまが、LINE@の友だちになり、その方達にお得感がある内容のメッセージを配信していく」という流れに魅力を感じています。
コストの面でも、紙面に1回掲載すると考えますと10万円程の費用がかかってしまいますので、その1回分のコストでLINE@は、1年間以上PRができるので、普通に考えたら凄いことです。

美容業の事例

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画像:http://blog.lineat.jp/archives/39421447.html

■エステ・まつ毛エクステ・ネイル・ヘッドスパなどのビューティサロン『ベルフルール
1度の配信で3件の予約! だから毎日配信ービューティーサロンの度肝を抜くLINE@運用

――LINE@の効果はいかがでしょうか。
毎日メッセージを配信しているなかで、どれ位LINE@からの流入があったのか数字を図っておりますが、ヘッドスパを例にあげますと、1メッセージ配信後に2~3件の予約が入っている状況です。ヘッドスパの70分コースは通常6300円ですが、キャンペーン価格で3300円とした場合、「1配信につき、約1万円の売り上げ」になります。月額約5000円の販促ツールとしましては、かなりコスパがいいです。

■美容整体・エステの両面から、女性のキレイをお手伝いしている名古屋の『スマイルボディー』の事例
1カ月あたり約30人が来店! 名古屋の美容整体サロンのLINE@活用術

・マニュアルを利用することで、2週間で運用開始ができた
・クーポンを配信した結果、1カ月あたり約30人が来店しクーポンを利用
・他のSNSに比べターゲット層に合致しているということもあり1ヵ月あたり150人~200人友だちが増加
・主に店内にLINE@開設告知を掲載し、登録した際の特典を”声がけ”することによって1300人の友だちを獲得
・メッセージ作成のコツは「文章を優しく書くこと」ターゲットに合わせた文章を心がける
・LINE@は来店されたお客様をフォロー、再来店を促すツールとして位置付けている

■渋谷・新宿・表参道に3店舗を構える、まつ毛エクステ専門サロン『Diamond Lash』の事例
必要な情報を必要な時に…まつ毛エクステ専門店の空き枠をうめるLINE@活用術

・当日の空席情報をLINEでお知らせすることにより、実際に空席がうまっている
・抽選型クーポンは、「当たった」というお客様の心理に働きかけ効果が高い
・会計時に声かけを行い、まずは友だちを獲得
・LINE@のオススメ機能をメルマガで紹介し拡散させている
・簡単に運用ができるよう、本部で作成したメッセージを現場で使用している
・メッセージは一目で見られる文量を心がけ、通知(配信件数)も少なくなるよう気をつけている

スクール・習い事関係

line@
画像:http://asue.jp/blog/?p=614

■新潟にあるサッカーの総合専門学校『JAPANサッカーカレッジ』の事例
学校でもお店トークを有効活用! JAPANサッカーカレッジのLINE@運用法とは

――最後にLINE@を検討している方へアドバイスをお願いします。
藤田:LINE@は学生に効果的なアプローチが出来るというのもあるのですが、「若い担当者が失敗を恐れずに利用できるツール」かなと思っています。学校で作成するDMやパンフレット、ホームページ等は費用もそれなりにかかってしまいますし、まだ若い担当者が自分たちの目線で作って、自分たちで配信するということが難しいです。でも、LINE@であれば費用も安いので、若い担当者でも試行錯誤を繰り返し、勉強しながら使えるツールだと思います。配信結果も数値ですぐに分かり、効果検証もしやすいので、若い担当者の方にどんどん使ってもらいたいですね。

■中学・高校・大学受験を対象とした学習塾「早稲田アカデミー」の事例
学習塾のLINE@活用術に迫る! イベント集客をバックアップ

―LINE@の効果を感じたエピソードを教えてください。
斉藤:夏フェスですね! 「実際に学校へ行ってみよう」というイベントなんですが、LINE@のメッセージからイベントページにアクセスされた方がとても多かったんです。配信日だけで440件、トータルで836件のアクセスがありました。イベントの集客自体も、例年より数は増えたので、LINE@の効果もあったと思います。

旅行関連業界の事例

 line@
画像:http://hansokujp.com/socialmedia/lineat-sns-promotion2/

■海外渡航者向けに、WiFiルーターのレンタルサービスを提供している『グローバルWiFi』の事例
お店トークでカスタマーサポート! WifiレンタルサービスのLINE@活用術

―LINE@導入の経緯を教えてください。
海外でのネット環境提供をサービスとしている弊社のお客さまは、元々SNSをご利用されている方が多かったのですが、アンケートをとってみると、LINEの使用率が圧倒的に高い状況でした。以前から気軽にお客さまをバックアップできる方法を探していたので、LINE@はピッタリだと思いスタート。WiFiレンタル期間中の充実なサポート体制こそが、リピートにつながるだろうと考えており、LINE@を使ってサポートに注力していこうと思いました。

■H.I.S北海道の事例
お客様からの反応は瞬時! H.I.S北海道にLINE@活用を学ぶ

LINE@のポイントまとめ
・LINEでメッセージを配信することで、瞬時にお客様の反応が返ってくる
・LINE@はお店のファンに向けて確実に早く情報を届けられるツール
・自社ウェブサイトでのご案内、店舗・イベントでの告知で友だちを獲得
・メッセージ内容を変化させることで、飽きさせない工夫をしている
・1配信について1つのテーマを決め、内容がぼやけないように気をつけている
・配信頻度はどんなに多くても週2回を目安に

自治体の事例

 line@
画像:http://blog.lineat.jp/archives/24559673.html

■LINE@をはじめ、7種類のSNSを活用している福岡市の事例
SNSを大いに活用! 政令指定都市初のLINE@導入「福岡市」に学ぶ

――LINE@を運用する中で気を付けていることはありますか。
「福岡市(行政)」からの配信として、固くなりすぎず、かといって砕けすぎない様に文章の書き方には気をつけています。時々絵文字も使って、見やすさも考えています。
あとは、メッセージとタイムラインの使い分けですね。メッセージは、基本的に「PM2.5予測情報」のみ配信しています。その他の情報は、タイムラインで配信してブロックされないようにしています。

 ■名古屋市の事例
「市長の椅子に座れる」クーポン引っさげ運用スタート! 名古屋市にインタビュー

――今後、どのようにLINE@を使用していかれますか。
事業のひとつとして、市政の知っ得情報を配信していく予定です。暮らしに役立つ情報を配信することによりLINE@の友だち数も増え、それに比例し、名古屋市に興味をもってくださる人が増えるという流れをつくっていければと思っております。

以上。
いかがだろうか? すでに様々な業界で活用されているこのLINE@。
タイでも今後、Facebookページに次ぐコミュニケーションツールとして、爆発的に普及していくと予想している。
ぜひ、今年はLINE@を活用し、お客様とより緊密なコミュニケーションを図ってみてはいかがだろうか?

それではまた!

明石
バンコクでLINE@を活用した集客ならYindeed