これがHOT STARのXXLチキンだ!
どーん!
本当にデカい。僕の顔と比べても同じくらいだ。顔ほどもあるという口コミに偽りはなかった。
この人にピンときた方は、かなりのYindeedマガジンのファンだろう。
バンコク一、コスパにうるさい男・Mr. Tである。
このZenphone5の記事に続いての登場である。
さて、肝心の味は?
明石:Tさん、お味はどうですか?
Mr. T:ほのかに八角の香りがするね。大陸の香りというか、中国の食べ物って感じだね〜
明石:確かに八角の香りがしますね。細かいですが、大陸ではなくて台湾発ですよ。
Mr. T:あ、そっか。台湾ね。まぁ味は悪くないんじゃない? Nさんはどう?
(もう一人の同行者は、格闘家のNさん)
Nさん:押忍! このチキンはほとんど脂身がないので、衣を剥がせば減量に最適な食べ物だと思います。
明石:さすが格闘家、視点が違う。
(XXLチキン2つで男3人が満腹になった)
明石:そうだTさん、念のため聞いておきますが、コスパ的にはどうですか?
Mr. T:よく聞いてくれた。139バーツで、この大きさならコスパ的観点から言えば悪くないんじゃないかな。
明石:コスパは悪くないならTさん的にはOKですね。でも実際どうですかね? 1時間並んだ結果としては?
さて、HOT STARに対して最終的に3人が下した結論は……
結論
ケンタッキー(KFC)の方が旨い。
以上。
なぜタイ人に流行っているのか?
我々は上記の結論に達したので、タイの友人になぜこんなに流行っているのか聞いてみたのだが、このような意見だった。
「味に関しては賛否両論で、特別美味しいという評価が多いわけでもない。ただ単に巨大チキンと写真を撮って投稿する、というのが一時的に流行っている様ですよ」
「恐らくクリスピークリームドーナツやギャレットポップコーンがタイに初出店した時と同様、初めのうちは行列が出来るほどの人気だけど、暫くすると熱も冷める、というのと同じ現象ではと思います」
的確な分析である。50%引きなどの大幅割引クーポン等で集客をしているというわけではないようだ。
KFCが食事時には常に混んでいるように、タイ人は根っからのフライドチキン好き。
こんなに巨大でインパクトのあるフライドチキンなら誰しも一度は試したい、ということのようである。
思わず写真を撮って、皆にシェアをしたくなる商品。自社で宣伝しなくても、このようにどんどんお客さんが写真を投稿して宣伝してくれる。
Instagramに投稿されている写真
FacebookやInstagramなどのSNS(ソーシャルネットワーク)がない時代だったらこれほどまでの行列にはなっていなかったかもしれない。
SNS全盛の今、若いタイ人客を集客する上では、こういったマーケティングを積極的に取り入れる必要もあるだろう。
今月中には2号店がラチャダーにあるショッピングモール「Esplanade」にオープン予定と聞いている。
果たして一過性のブームで終わるのか? 定着するのか?
1年後にどうなっているかをまた改めてここで紹介したいと思っている。
それではまた明日!