無数と言えるほどのホテルが存在するバンコク。出張や観光で頻繁にバンコクを訪れる人には、“定宿”と呼べるホテルがあると思う。
5スターが定宿という人もいれば、おしゃれなホステルが定宿という人もいるだろう。
今回は宿泊客の80%が日本人という、まさに“日本人御用達”のホテル「ジャスミンシティホテル(Jasmine City Hotel)」を紹介したい。
立地と日本語サービスを重視する方にはベストといっていいホテルだ。
ジャスミンシティホテルの概要
- 名称:Jasmine City Hotel(ジャスミンシティホテル)
- ホテル公式サイト:https://ja.jasminecity.com/
- 竣工:2004年
- 総階数:地上28階
- 住所:スクンビット・ソイ23
- 最寄り駅:BTSアソーク駅、MRTスクンビット駅の両駅から徒歩3分
- 宿泊料金
スーペリアスタジオ 34㎡ 4,100B
スーペリア1ベッドスイート 58㎡ 4,900B
デラックス2ベッドスイート 108㎡ 10,300B
※すべて朝食込み
ジャスミンシティホテルの立地はバンコク屈指の利便性
スクンビット・ソイ23入口
ジャスミンシティホテルは、BTSアソーク駅およびMRTスクンビット駅から徒歩3分のスクンビット・ソイ23の入口に位置している。
BTSとMRTの両駅が利用できるため、バンコクのどこへでも乗換なしでダイレクトにアクセスできる利便性の高さが魅力だ。
BTSスカイトレイン
ただし、朝夕のラッシュ時(朝7〜8時台、夜17時〜19時)には東京並の混雑が発生するため、その時間帯に電車に乗る際には覚悟が必要である。
特に大きなスーツケースがある人は要注意。ラッシュに巻き込まれないよう早めの移動が吉。
BTSアソーク駅前交差点
ホテルの前を走るスクンビット通りは交通量が多く、タクシーもすぐに捕まえられる。その反面、渋滞も多発するため、夕方の帰宅ラッシュ時には車移動は控えたほうが無難だ。
アソーク駅前交差点の渋滞
通勤・帰宅時間帯はアソークからどこへ行くにも地獄のような混雑だが、まだ電車移動のほうが時間が読めるだけマシ。
バイタクがオッケーな人は、渋滞知らずのバイタクで移動するという選択肢もあるが、自己責任でお願いします。
ちなみに僕は朝夕のラッシュ時にはバイタクで移動している。
陽気なバイタクの運転手たち
Jasmine City Hotelの周辺環境
正面の建物がターミナル21
BTSアソーク駅周辺は、バンコク屈指のオフィス街であり、観光地であり、日本人をはじめとした外国人の居住エリアでもある。
出張・観光のどちらが目的でもアソークに宿を取っておけば間違いないと断言できる。それほど便利なエリアなのだ。
買い物や食事はアソーク駅直結のショッピングモール「ターミナル21」やその隣のロビンソンデパートが便利。
スタバもある
ジャスミンシティホテルと同じビル内には、バンコクの人気居酒屋や24時間営業のスーパー「マックスバリュ」が入居。徒歩でホテルに帰れる居酒屋で一杯やりたいというニーズにもぴったりだ。
マックスバリュ
バンコクで多店舗展開する人気の居酒屋ばんや
ホテル周辺はバンコク屈指の歓楽街という側面も持っている。
深夜まで営業しているバーやレストランも多く、“眠らない街バンコク”を象徴するエリアでもあるのだ。
ナイトライフも充実外国人観光客で賑わう歓楽街ということは、それを狙う輩も多い。親しげに声を掛けてくる人間は無視し、スリやひったくりにも注意が必要だ。
日本のように屋外で泥酔するまで飲酒するのは控えるべきだろう。
ジャスミンシティホテル宿泊レビュー
ホテル入口ジャスミンシティホテルには大きく3種類の部屋パターン(スタジオ、1ベッドルーム、2ベッドルーム)がある。全室バスタブ&キッチン付きなので、マンスリーや年契約の長期滞在者も多い。
今回は21階のスーペリア1ベッドルーム(58㎡) に宿泊したので、そのレビューをお届けしたい。
リビング&ダイニング
明るい日差しが差し込むリビング&ダイニング
58㎡の1ベッドルームということで、リビング&ダイニングも広々。
二人で宿泊してもそれぞれのプライベートスペースを確保できるので、居心地も良い。
僕が宿泊した部屋は西向きに大きな窓があり、午後は日当たりがよくとても明るかった。
バルコニーはないものの大きな窓のおかげで開放感が素晴らしく、また窓から眺める高層ビル群の景色も発展するバンコクを象徴するかのようで美しかった。
インテリアは飾り気のないシンプルそのもの。ラグジュアリーさや、非日常を感じさせるような演出はないが、ビジネスホテル然とした清潔感のある部屋。
テレビは大型でソファは足が伸ばせるL字タイプのもの。
このソファからビルの合間に沈んでいく夕日を眺めた時間が、今回の滞在で一番記憶に残っている。
部屋からの夕日
夜景も美しい
キッチン
今回キッチンは使っていないが、4口電気コンロ、オーブン、電子レンジ、湯沸かしポット、食器・調理器具、と料理に必要なモノはすべて整っている。
長期滞在で自炊をしたい人には不足ない設備だ。
ベッドルーム
ベッドルームも十分な広さが確保されている。クローゼットも大きく、短期滞在なら二人分の荷物も余裕で収納できる。
二人分収納できるクローゼット大きな窓があるのも嬉しいが、残念ながら目の前が隣のビルなので、ここからの眺望は特筆すべきものはなし。
枕元のコンセントもなくてはならない存在
バスルーム
バスルームも大きな窓があり、素晴らしい眺望。だが、さすがに窓を開け放して入浴する勇気はなかった。(笑)
バスタブも大きく、水圧も問題なし。
トイレも簡易ウォシュレットとタイ式のウォーターガン付きで安心。
洗面台も十分な広さ
アメニティは、石鹸、ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、シャワーキャップ、綿棒、ひげ剃り、櫛、歯ブラシ付き。
高級品ではないが、ひと通り揃っているのはありがたい。もちろんドライヤーもある。
部屋の紹介は以上。続いてはファシリティを見ていこう。
プール
プールはビルとビルの間の中層階にあり、緑も多く、都会のリゾート的雰囲気。
都心にありながら、南国感を味わえるのは実に嬉しい。
ジム
長期滞在者が三割を占めるだけあり、ジムの機器も充実している。
ワーキングスペース&ラウンジ
宿泊客は無料でワーキングスペース&ラウンジを利用できる。
ラウンジでは軽食やドリンクのサービスもあり
朝食
朝食はインターナショナルブッフェスタイルで少しだが日本食もあり。
日本食コーナー
まとめ
スタジオルーム
以上、ジャスミンシティホテルのスーペリア1ベッドルームの宿泊レビューをお届けした。
一人で泊まるには十分すぎるほどの広さで非常に快適だった。正直、一人なら↑写真のスタジオルーム(39㎡)でも十分だと思う。
また、今回はご紹介できなかったが、日本人スタッフが常駐していることも特筆すべき点だろう。
なぜ日本人から支持されているのか? 最後にその理由を6つにまとめてみた。
- ビジネス・観光に便利なアソーク駅前という立地
- BTS、MRTの両駅が利用可(徒歩3分!)
- 日本人スタッフ常駐
- 食事・買い物が徒歩圏内で事足りる周辺環境
- 全室バスタブ・キッチン付き
- 充実したファシリティ
ビジネスホテルという雰囲気だが、女子旅的な女性客も多く、変にラグジュアリーさがない分、誰でも利用しやすいのが、ジャスミンシティホテルの良さだと思う。
バンコクで定宿をお探しの方は、ぜひ一度泊まってみてほしい。