世界的ホテルチェーン「カールソン」系列のフラッグシップブランドである「ラディソンブルー」。
バンコクにも1軒、スクンビット・ソイ27の入口にある。鮮やかなブルーの看板を目にしたことがあるだろう。
先月、初めて同ホテルに泊まったが、実に素晴らしかった。
ラディソンブルー・プラザ・バンコク
出張・観光を問わず、ホテル選びは楽しくもあり、悩ましくもある。
「泊まりたいホテルが多すぎて、選びきれない」
「初めてのバンコクだから絶対に失敗したくない」
と、今まさに頭がパンクしそうになっているあなたのために、「バンコクでホテル選びに悩んだら、ラディソンブルー・プラザ・バンコクに泊まれば間違いなし」と、僕が断言するに至った5つの魅力について語らせていただきたい。
ちなみに5つの魅力とは以下のとおりである。
①立地
②交通アクセス
③部屋
④レストラン&バー
⑤設備
それでは①立地から語っていこう。
魅力①【立地】バンコク屈指のロケーション
ラディソンブルー・プラザ・バンコクはスクンビット通りに面している
都市型のホテルで重要なのは、何よりもその立地。
特に初めて訪れる土地であれば、駅から近いほうがいいし、周辺に商業施設が多いほうが便利だ。
ラディソンブルー・プラザ・バンコクは、バンコクのビジネスおよび観光の拠点であるアソークに位置している。
BTSアソーク駅およびMRTスクンビット駅から徒歩4分、距離にして300mという抜群のロケーション。
BTSアソーク駅前交差点
お隣のプロンポン駅までも徒歩10分(800m)と十分に徒歩圏内である。
プロンポン駅にはエンポリアムとエムクオーティエという2つの大きなデパートがあり、食事や買物には事欠かない。
BTSプロンポン駅前(左手に見えるのがエンポリアム)
ラディソンブルー・プラザ・バンコクは、スクンビット通りのソイ27の入り口に位置し、タクシーでホテルに向かう際には、もしホテル名で通じなければ、「スクンビット・ソイ27」と伝えれば、間違いなく送り届けてもらえるだろう。
スクンビット通りの渋滞
スクンビット通りは交通量が多く、タクシーがすぐに捕まえられるのもメリットのひとつ。
その反面、渋滞が多いのがデメリットでもあるが、そんなときはBTSやMRTで移動すれば問題ない。
BTS、MRT、タクシー。いずれの交通手段でも迷わずにアクセスできる立地の良さが、ラディソンブルー・プラザ・バンコクの大きな魅力なのだ。
魅力②【交通アクセス】アソークに泊まっておけば、ビジネスも観光も間違いなし
BTSアソーク駅からの景色
先程述べたとおり、ラディソンブルー・プラザ・バンコクが位置するアソークは、バンコクにおけるビジネスと観光の拠点となる街。
ビジネス、観光の両面での交通アクセスの良さは、他の街を圧倒している。
各オフィス街へのアクセス
バンコク最大のビジネス街サトーン
ビジネス面で言えば、アソークには日系企業が多く入居するオフィスビルも多く、たくさんの日本人会社員が行き交う姿が見られる。
アソーク以外の各オフィス街へのアクセスも以下のとおり抜群にいい。
- シーロム MRT4駅9分
- チョンノンシー(サトーン) BTS7駅15分
- プルンチット BTS2駅4分
- チットロム BTS 3駅6分
主要観光地へのアクセス
三大寺院のひとつに数えられるワット・アルン
観光面で言えば、今年9月からMRTが中華街やワット・ポー、ワット・アルンがあるバンコク旧市街、チャオプラヤー川西岸方面に延伸し、主要観光地へのアクセスが飛躍的に向上した。
主要観光地へのアクセスは以下のとおり。
まずはMRTから。
チャトチャックウィークエンドマーケット
- パッポン通り・タニヤ通り:MRTシーロム駅 4駅9分
- 中華街 :MRTワット・マンコン駅 7駅16分
- リトルインディア:MRTサームヨート 8駅19分
- 三大寺院:MRTサナームチャイ 9駅21分
- ワット・パクナム(インスタ映え天井画寺院):MRTバーンパイ 12駅30分
- チャトチャックウィークエンドマーケット:MRTガンペーンペット 10駅24分
- タラートロットファイ・ラチャダー:MRTタイランドカルチャーセンター 3駅7分
続いてBTS。
セントラルワールド
- セントラルワールド、プラチナムファッションモール:チットロム駅 3駅6分
- サイアムパラゴン、サイアムスクエア:サイアム駅 4駅8分
- マハナコーンタワー:チョンノンシー駅 BTS7駅15分
- チャオプラヤー川、アジアティーク:サパーンタクシン駅 9駅20分
ご覧のとおり、バンコクの主要観光地にダイレクトアクセスできるのだ。
タクシー移動は避け、できるだけ電車移動で観光をしたい人は、アソークに宿を取っておけば間違いない。
また、バンコク在住の日本人は、大半がスクンビット通り沿い(アソーク、プロンポン、トンロー、エカマイ、プラカノン、オンヌット)に住んでいるので、在住者の友人・知人と会う予定がある場合にも、アソークは便がいい。
ちなみに僕もアソークに住んでいるが、とにかく電車移動が便利なので、ほとんどタクシーには乗らなくなった。
最後に空港へのアクセスも説明しておこう。
空港へのアクセス
ホテルからスワンナプーム空港
- MRTスクンビット駅→MRTペチャブリ駅(ペップリー駅) 1駅2分
- MRTペチャブリ駅からエアポートレールリンク・マッカサン駅に乗り換え(徒歩移動)
- エアポートレールリンク・マッカサン駅→スワンナプーム空港駅 5駅22分
- 徒歩移動や待ち時間を含めて所要時間は約40分
ホテルからドンムアン空港(モーチットからエアポートバスを利用)
- BTSアソーク駅→BTSモーチット駅 11駅20分
- モーチット駅バスのりば→ドンムアン空港(A1&A2) 10〜15分間隔で所要時間約30分
- 徒歩移動や待ち時間を含めて所要時間は1時間強(渋滞に巻き込まれない場合)
空港からホテルへのアクセスはこれの逆になるので、できるだけ電車でホテルに行きたいという方は参考にしてほしい。
魅力③【部屋】全室バスタブ付き! 広さ、設備、デザイン、すべて良し!
宿泊したジュニアスイートのバスルーム
ラディソンブルー・プラザ・バンコクの部屋タイプは大きく以下の4つ。
- デラックス (35㎡〜) 3,200〜3,700B
- プレミアムデラックス(35㎡〜)3,700〜4,200B
- ビジネスクラス(35㎡〜) 4,200〜4,700B
- ジュニアスイート (42㎡〜) 4,700〜5,200B
- 1ベッドルームスイート(70㎡) 7,000〜10,000B
時期によるが、だいたい上のとおりの価格帯。一番安いクラスの部屋なら1万円台で泊まれるのだ。
ジュニアスイート宿泊レビュー
ジュニアスイート
僕はジュニアスイートに泊まったが、広さ、設備、デザイン、遮音性のいずれも申し分なし。
ビジネスクラス以上の宿泊客には、ラディソンブルー特製のウェルカムケーキのサービスがある。この青々しいケーキには驚かされたが、嬉しい気遣いである。
ベッドの上には、花びらで「Welcome Akashi」のメッセージ。
アラフォーの男ひとり旅には不要だが、カップルや女子旅なら嬉しい演出だろう。笑
南向きに窓があるため採光も良好
42㎡という広さがあるだけに、部屋のどこにいてもゆったりと寛げる余裕がある。
内装も華美ではないが、高級感を感じる嫌味のないデザイン。
ソファも三人掛けと一人掛けの2つがあり、二人で泊まっても、お互いのプライベートスペースが確保できるのはありがたい。
窓からの眺望
南に面した大きな窓は採光も申し分なし。
窓の外にはBTSの高架と高層ビル群が広がり、いかにもスクンビット然とした景観を眺められる。
初めてバンコクを訪れた方なら、その都会ぶりに驚くのではないだろうか。
また、この窓は二重窓になっており、遮音性能が高い。
スクンビット通りは深夜でも交通量が多いのだが、部屋の中では騒音は全く気にならなかった。
繁華街や大通り沿いのホテルは好きだけど、騒音が気になるという方にも、安心しておすすめできるホテルだ。
ミニバーなど冷蔵庫周りの設備はこんな感じ。
飲料水2本とコーヒーメーカー
部屋のWi-Fiスピードは以下のとおり。
- ダウンロード:14.1Mbps
- アップロード:18.8Mbps
爆速ではないが、動画をストレスなく見られる速度。
デスクも十分な広さがあるので、問題なく仕事もできる。
夜景を眺めながらのバスタイム
ジュニアスイートのバスルーム
バスルームもホテル選びでは重要なポイント。
ジュニアスイートでは部屋の1/3以上のスペースをバスルームが占めている。
バスルームには、洗面台、バスタブ、シャワーブース、トイレ、そしてクローゼットがある。
アメニティ
アメニティはどこにでもあるようなクオリティのものだったのが残念だが、体重計、ドライヤー、歯ブラシ、カミソリ、マウスフォッシュ、綿棒など、ひと通り揃っているのはポイント高し。
黒い石張りのバスルームは、ラグジュアリーかつスタイリッシュ。カップルならロマンチックな気分に浸れるはず。
バスタブも大きく、身長181cmの僕でもゆったりと足を伸ばすことができた。
夜景を眺めながらの入浴は非日常があっていい。
観光で来ていれば、日本の日常を離れ、至福のひと時を味わえるだろう。
一番安いデラックスでも満足度高し
デラックスルーム
一番安いデラックスの部屋も見せてもらったが、2人でも十分に泊まれる広さだし、雰囲気もラグジュアリーでいい。
デラックスルームのバスルーム
全室バスタブ付きなので、当然デラックスにも付いている。もちろんバスタブとは別にシャワーブースもあるので、使い勝手も申し分なし。
正直、デラックスでも全然問題ない。1万円ちょっとでこのクオリティなら、かなり満足度は高いのではないだろうか。
魅力④【食事】バンコクでトップレベルのレストラン&バー
ラディソンブルー・プラザ・バンコクを語る上で、レストランとバーは欠かせない存在。まずはバーから紹介させてほしい。
ルーフトップのクラフトビアバー「BREWSKI」
BREWSKI CRAFT BEER BAR
屋上(30階)にある「BREWSKI CRAFT BEER BAR」は、バンコクで最も高い場所にあるクラフトビアバーとしてビール愛好家に人気のバー。
クラフトビールのサーバーは、12種類(ベルギー、タイ、アメリカ、ニュージーランドなど)用意されており、100mlから注文できる。ボトルは100約種類常備されているので世界中のビールを飲み比べる楽しさがある。
カジュアルな雰囲気で、肩肘張らずに来店できるのもありがたい。
地上30階に位置しているため、他の超高層ルーフトップバーに比べても絶景という眺望ではないが、ビルの合間に沈むサンセットを眺めることはできる。
ぜひ日没より前に訪れて、暮れゆく夕べの空を楽しんでほしい。
毎日開催! 299Bのビールブッフェ
ルーフトップのひとつ下の階にもクラフトビアバー「BREWSKI Sports Bar」がある。ここでは毎日17時〜22時の間、ビールブッフェが開催されている。
バーカウンターもかっこいい
- 営業時間:月~金:17時~24時、土日:15時~24時
- 料金:2時間299B、3時間399B
銘柄はシンハ、アサヒ、ハイネケンの3種類。ビール党には嬉しいサービスだろう。
ソファ席も多く、くつろげる雰囲気
毎晩、フットボールをはじめとした海外スポーツを放映しているので、スポーツ観戦が好きな人はぜひ来店してほしい。
飲茶ブッフェが超おすすめ! 「China Table」
今回のディナーは3階の中華レストラン「China Table」で飲茶ブッフェを試してみたが、これが大正解!
約50種類の飲茶が食べ放題で、一品一品のレベルも高い。
しかも現在プロモーション中で、平日なら750Bポッキリと、通常価格のほぼ半額だ。
- 平日:月〜金曜
- 料金:750B(税サ込)
- ランチ:11時半〜14時半
- ディナー:18時半〜22時半
- 週末:土日祝
- 料金:850B(税サ込)
- ランチ:11時半〜15時半
- ディナー:18時半〜22時半
スープと麺料理、デザートだけは一人一品までだが、それ以外は好きなだけ食べられる。北京ダックも小籠包も食べ放題だ。
エビのパッポンカリー
北京ダック
どれも美味かったが、特に気に入ったのは、エビのパッポンカリーとエビシュウマイ、北京ダック。あとは大好きなスイーツのごま団子入り生姜スープも。
内装・インテリアはモダンチャイニーズスタイルで、ディスプレイも美しく、洗練されている。
スタイリッシュで嫌らしさのない高級感があり、普通にデートや会食に使いたいと思った。
VIPルームは600Bで利用できるので、ビジネスディナーにおすすめ。
最近、モダンな中華建築に興味があることもあり、ここは本当に気に入った。
トリップアドバイザーでは、バンコクの中華レストラン全685軒中、なんと第6位!
ぜひ一度、プロモーション期間中に飲茶ブッフェだけでも利用してみてほしい。
デートに使いたい!夜景が美しいイタリアン「Attico Cuccina」
Attico Cuccina
28階にはイタリアンレストラン「Attico Cuccina」がある。
今回は写真を撮らせてもらっただけで、実際に食べてはいないが、地上28階からの景色は格別だった。
高層階からの夜景を眺められるイタリアンレストランは、バンコク広しと言えど、そう多くない。
トリップアドバイザーではバンコクのイタリアンレストラン全538軒中19位という上々の評価。
ここはぜひ、デートや女子会に使ってほしい。
種類豊富なスーパーブレックファスト! Twenty Seven Bites Brasserie
Twenty Seven Bites Brasserie
ラディソンブルー・プラザ・バンコクのウリのひとつが、“スーパーブレックファスト”と呼ばれる朝食ブッフェ。
AGODAのレビューを見ても、朝食を評価する口コミが多い。
クラブフロアに3泊しました。 ロケーションや設備、サービスに対する価格については、皆さんが書いてらっしゃるように素晴らしいと思います。特に朝食のバリエーションは素晴らしくここに宿泊の際には朝食付きをおすすめします。
ビジネス ビジネスクラス 2019年7月 | 3泊滞在
- 兎に角朝食が充実しており、設備が整っている。室内がとてもきれいで、テレビも日本の番組が見れる。バンコクの中心にあり、移動も便利り。値段も手頃。次も此処に泊まる。
ビジネス Double or Twin DELUXE – BED AND BREAKFAST 2019年7月 | 3泊滞在
スーパーブレックファストを体験してみたが、インターナショナルブッフェで日本食はもちろん、インド料理まである。パンやドリンク、スイーツ、フルーツも充実しているので、連泊しても飽きることはなさそうだ。
ラディソンブルー・プラザ・バンコクに泊まる際は、朝食付きで予約すべし。
魅力⑤【設備】ジムもプールもスパも不足なし
ラディソンブルー・プラザ・バンコクは5つ星ホテル並みの施設を備えている。
エグゼクティブラウンジ
ロビーラウンジ
プール
ジム
サウナ
スパ
会議室
エグゼクティブラウンジ
29階にあるエグゼクティブラウンジは、ビジネスクラス以上の部屋の宿泊者すべてが利用できる。
席数はそれほど多くなかったので、ハイシーズンは混み合いそうだが、軽食やカクテルアワーのサービスあり。
ロビーラウンジ「B/Sharp」
エントランス階にあるロビーラウンジ「B Sharp」も天井が高く、開放感があり居心地がいい。
アイスアメリカーノは100B台後半なので、このクラスのホテルラウンジのコーヒーにしては手頃な値段。
しかも、毎日17時〜19時の間はハッピーアワーでドリンク(アルコール含む)が半額に。
僕はたまにコーヒーを飲みにここに来るが、だいたい空いているので穴場カフェ的に使えるのが気に入っている。
無料Wi-Fiのスピードも10Mbps以上は出るので、サクッと仕事もできる。
ベーカリーショップ「B/Sweet」
そしてさらに、同ロビー内にあるスイーツショップ「B Sweet」では、19時以降ケーキなど全商品が半額に!
仕事帰りに甘いものが欲しくなったら、ぜひここを思い出して、足を運んでほしい。
ホテル予約サイトの評価
ホテル選びで欠かせないのは、ホテル予約サイトの口コミ評価。
最後に4大サイトの評価をチェックしておこう。
- AGODA 8.7/10
- Booking.com 8.8/10
- エクスペディア 4.4/5
- トリップアドバイザー 4.5/5
ご覧のとおり、いずれも高い評価を獲得している。スクンビットでは、ほぼベストと言って差し支えないホテルだと思う。
バンコクでホテル選びに迷ったら、ラディソンブルー・プラザ・バンコクに泊まれば間違いない。友人が来タイする際にも、そう自信を持っておすすめしたい。
ラディソンブルー・プラザ・バンコク 詳細情報
- ホテル名:Radisson Blu Plaza Bangkok Hotel
- 住所:489 Sukhumvit 27, Khlong Toey, Khlong Toey Nuea, Wattana
- 最寄り駅:BTSアソーク駅、MRTスクンビット駅から徒歩4分
- HP:https://www.radissonhotels.com/en-us/hotels/radisson-blu-bangkok
- TEL:+66-2-302-3333
- E-mail:info.bangkok.blu@radisson.com
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