あなたどれくらいの頻度でタイ料理を食べるだろうか?

僕は週に3〜4回、ランチにタイ料理を食べる。ランチなのでワンプレートかせいぜいガイヤーン&ソムタムといった二品程度。

それでももちろん満足なのだが、無性にいろんな種類のタイ料理を腹いっぱいに食べたくなるときがある。

男性の場合、在住者同士の会食は和食になりがちだし、日本からのアテンドが皆無な今、グループでタイ料理を食べる機会が激減してしまった。

タイに住んでいながら思いっきりタイ料理を食べられず、タイ料理ロスになっているのは僕だけではないはず。

そんなとき、スクンビット26にあるタイ料理レストラン「サボイシーフード」からお声がかかった。なんと699Bで食べ放題のブッフェを始めたというのだ。

サボイシーフードとは2016年にオープンしてからのお付き合い。ほぼすべてのメニューを食べたことがあるが、サボイのブッフェなら安かろう悪かろうではなく、本格的なタイ料理が食べられるのは間違いない。

それにしてもサボイのような準高級クラスのタイ料理レストランがブッフェとは驚きである。

しかも699Bと破格。

おそらく通常の客単価は800〜900Bくらいだろうから、それが699Bとは出血大サービス(死語)と言っていい。

はたして人気タイ料理レストランの699Bブッフェとは一体どんなものなのか?

お一人様でも元が取れるのか?

42歳の男性(僕)が一人で挑んできたので、今回はそのレビューをお届けしたい。

  • 日本人同士の会食は和食ばかり
  • 本格的なタイ料理をブッフェで体験したい
  • 一人旅だけど心ゆくまでタイ料理を堪能したい

こんな方はぜひ最後までお読みください!

この記事の目次


料理もドリンクもスイーツも!699Bで2時間食べ放題!

savoey seafood

着席すると、目の前に日本語のメニューブックが置かれている。料理だけでなくソフトドリンクやデザートも食べ飲み放題というのだから驚きである。時間も2時間とたっぷり。

まずは全メニューをご覧いただこう。

savoey seafood

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全メニューはご覧のとおり。より大きな画像で確認したい方は以下のリンクにメニューを掲載した。

定番のプーパッポンカリーやプラーガポンの姿揚げといった大皿の料理から炒めもの、ガパオ、ヌードル、カレー、スープといった王道のタイ料理、イサーン料理、北タイ料理、南タイ料理、そしてタイ中華まで。

「ブッフェだから人気メニューや高単価のメニューはないんじゃない?」という穿った先入観をあっさりと裏切ってくれた。

これだけあれば好き嫌いが激しい人も、辛いのが苦手な人も、なんならタイ料理が苦手な人ですらも満足できる品揃えだ。

日本人同士の会食は和食になりがちとお伝えしたが、サボイのブッフェならご覧のとおりタイ料理が苦手な人でも食べられるメニューが充実。たまには日本人同士の会食でもタイ料理をチョイスしようかと思わされる魅力的なラインナップである。

事実、僕が来店したときも数組の会食と思われる日本人男性グループがブッフェをエンジョイしていた。

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サボイシーフード店内。円卓や大小個室も完備

サボイのほぼすべてのメニューを食べたことがあるとお伝えしたが、このラインナップを見ればサボイが全力でこのブッフェに挑んでいることが分かる。

本来、取材であれば自分が食べたいものよりも、写真映えをするメニューをチョイスするべきだが、今回は忖度なしで僕が好きなものをどれだけ食べられるか挑ませてもらうことにした。

おしゃれカフェのようなソフトドリンクとデザートもサボイの魅力

savoey seafood

見た目も美しいサボイのスイーツ

サボイのブッフェはソフトドリンクとデザートも食べ飲み放題だが、

「ソフトドリンクとデザートが食べ放題なんて他のブッフェでも同じでしょ?」

と思ったアナタ、正解です。

だがサボイのソフトドリンクとデザートは他のタイ料理レストランやブッフェ店と違い、味だけでなく見た目にも凝ったものが多く、おしゃれカフェのような品揃えなのだ。

お酒が飲めない甘党の僕にとって、ソフトドリンクとデザートの品揃えは店選びの上で欠かせないポイント。スイーツ欲まで満たせてしまうのが、僕がサボイを推す理由の1つである。

日本人に人気のスイカシェイク(テンモーパン)やココナッツシェイク、バタフライピーレモングラスソーダなど、ソフトドリンクだけで22種類もある。

デザートはタプティムクローブやチャオクワイ、パンナコッタなどタイ伝統のスイーツからタイ洋折衷のものまで全12種類。大人数グループなら全てのデザートを食べ比べるのも楽しそうだ。

ブッフェメニューの紹介はこんなところにして、そろそろ実食といきましょうか。

699Bブッフェ実食レポート

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僕が選んだのは次の11品。

  • カニのジャンボ肩肉のカレー炒め(プーパッポンカリー)
  • 青パパイヤサラダ(ソムタムタイ)
  • タイ風さつま揚げ(トードマンプラー)
  • レタスのオイスターソース炒め
  • 豚肉のガパオ炒め
  • シーフードチャーハン
  • 鶏肉のココナッツスープ(トムカーガイ)
  • すいかフラッペ
  • 仙草ハーブゼリーとミックスビーンのミルクデザート
  • ココナッツミルクのパンナコッタ タプティムクローブ添え
  • 飲料水

久しぶりのサボイということもあり、張り切って完全に頼みすぎた感はあるが、はたして食べ切れるだろうか。

ちなみに食べ残し、飲み残しは該当メニューの基本料金を追加で支払うというルールがあるので、頼み過ぎには要注意。

その他ブッフェの注意事項は記事の最後にまとめているので、来店前に目を通してほしい。

それではプーパッポンカリーからいただきます!

プーパッポンカリー

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サボイと言えば、プーパッポンカリーというほど、人気のメニューの1つ。デッカい蟹肉がゴロゴロと入っていて贅沢なことこの上ない。

「通常料金ではこれだけで450Bなので、ブッフェ料金の60%以上をこの一皿で元を取ったことになるな。フォッフォッフォッ」

そんな下世話な勘定をしつつ、蟹肉をほおばる。

サボイのプーパッポンカリーの特徴は油っぽすぎないこと。これだけのボリュームを42歳の男が一人で食べても胃もたれしない。

プーパッポンカリー好きだけど油っぽいのがなぁと、いつも手が伸びない方にこそ試してほしい一品だ。

レタスのオイスターソース炒め

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こちらも僕の中ではサボイの隠れ看板メニューと思っているレタスのオイスターソース炒め。シャッキシャキのレタスとオイスターソースの風味が相性抜群。個人的にはキャベツのナンプラー炒めと双璧の野菜炒めだ。

ソムタムタイ(青パパイヤサラダ)

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タイ中華やシーフードのイメージが強いサボイだが、実はイサーン料理も専門店並みにレベルが高い。イサーン料理の中ではラープムーが一番好きなのだが、今回はブッフェということもありよりヘルシーなソムタムタイをいただく。

注文時に辛さも注文できるので、好みの辛さがある人はお忘れなく。僕はいつもプリック3メットか2メット(唐辛子3本か2本)で注文している。

肝心のソムタムだが、お世辞抜きで僕好みのソムタム。塩っぱ過ぎず、甘くない。酸味もほど良く、いい意味でクセがないので、ソムタム苦手という方から大好きという方まで全ての方に注文してほしい一品。

タイ風さつま揚げ(トードマンプラー)

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グループでタイ料理を食べに来ると必ず頼むのが、このトードマンプラー。エビのすり身揚げのトードマンクンと悩むところだが、今回はプラーで。

ご覧のとおりの肉厚感。グループで来ると一切れしか食べられないが、今日は独り占めできると思うと、多幸感がこみ上げてくる。

口にすると、ふわっと魚の風味が香り、香ばしさが鼻から抜ける。やはりトードマンプラーは絶対に外せない一品だと確信。

トムカーガイ(鶏肉のココナッツスープ)

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タイ料理の王様といえばトムヤムクン。それは否定しない。サボイのトムヤムクンももちろんおすすめだが、今回は無性にトムカーガイが食べたくなり注文。(ブッフェだから両方頼めばいいのだがw)

トムカーガイはどこで食べても美味しいものだが、サボイのは特にクリーミーで旨い気がする。しっかりと酸味も効いているが、辛くはない。辛いのが苦手な方にぜひ試していただきたい。

ガパオムーサップ(豚ひき肉のガパオ炒め)

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今や日本人に一番人気のタイ料理と言っても過言ではないほどの地位を築いたガパオ。だが、当たり外れが激しいので意外と自分好みのものに出会えるのは珍しい料理の代表格ではないだろうか。

味の好みは十人十色ということは承知の上で断言するが、サボイのガパオは間違いなく日本人好みの味付け。味濃いめの甘辛いそぼろ、といった味わいで白米が欲しくなる一品。

ガパオライスだけでも食べに来たいと思えるほど、好みのガパオだ。

シーフードチャーハン

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ご飯モノは何にしようかと迷った挙げ句、シーフードチャーハンを注文。これだけでも腹いっぱいになりそうなボリュームだが、ガパオやプーパッポンカリーをかけて食べると、あっという間に完食。

ありきたりな表現で恐縮だが、お米が本当にパラッパラッパーでチャーハンとしての完成度が高い。

料理全7品。さすがにペロッとはいかなかったが、なんとか完食。

最後に甘党っぷりを発揮してデザート2品をいただくことに。

仙草ハーブゼリーとミックスビーンのミルクデザート(チャオクワイプーカオファイ)

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普通の仙草ゼリー(チャオクワイ)もあるが、せっかくなのでサボイオリジナルのチャオクワイプーカオファイを。かき氷なので腹パンでもサラサラと入っていく不思議。

チャオクワイは漢方っぽい体に良さそうな風味なので、罪悪感少なめなのも◎

ココナッツミルクのパンナコッタ タプティムクローブ添え

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タイ料理店では珍しいパンナコッタ。ココナッツミルクとタプティムクローブがタイを感じさせる味わいで、甘すぎないのがいい。

スイカシェイク(テンモーパン)

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食事のお供はテンモーパン。子供かっ!というツッコミが入りそうだが、辛いタイ料理には甘いテンモーパンが最高に合うのだから仕方がない。甘すぎないのが好きな方は注文時に、「ワンノーイ(甘さ控えめ)」と伝えよう。

本当はもっとデザートを頼みたかったが、ダイエット中ということを思い出し、断念。(今さら感)

ドリンク含め全11品を頼んだが、はたして元は取れたのだろうか?

元は取れたのか?

結果は言わずもがなだとは思うが、はたして通常料金はいかほどだろうか。メニューに記載されている基本料金から算出してみた。

  • プーパッポンカリー:450B
  • ソムタムタイ:110B
  • トードマンプラー:155B
  • レタスのオイスターソース炒め:140B
  • 豚肉のガパオ炒め:170B
  • シーフードチャーハン:160B
  • トムカーガイ:165B
  • スイカシェイク:70B
  • 仙草ハーブゼリーとミックスビーンのミルクデザート:85B
  • ココナッツミルクのパンナコッタ タプティムクローブ添え:85B
  • 飲料水:25B
  • 合計:1,615B

合計は1615Bとなり、916Bも得した計算だ。お得感よりも久しぶりに美味しいタイ料理を腹いっぱい食べた幸福感で心も満たされた。

僕が好きな料理ばかり注文したので、あまり見た目的には映えない料理も多かったが、味にはマジで大満足。

もうしばらくタイ料理はいいかな、となると思ったが、また翌日すぐに食べたくなったほど、満足したブッフェだった。

お世辞とか案件とか抜きにこのブッフェはマジでおすすめです。

いつまでこの料金(ここだけの話、某アプリ経由だと値上げ予定)が続くか分からないので、なる早で来店するべし。

ブッフェの予約方法と注意事項はこちら。

ブッフェの予約方法・注意事項について

サボイシーフード店舗への直接予約は日本人のお客様のみの対応となります。ご予約の際はタイ語、英語にかかわらず「日本人」だということを必ずお伝えください。

・Japanese
・Japanese Buffet
・コンイープン(คนญี่ปุ่น)
・ビュッフェサムラップコンイープン(บุฟเฟต์สำหรับคนญี่ปุ่น)

など、どう言った形でもかまいません。

お客様にはご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

ブッフェの予約先(サボイシーフード・スクンビット26店)

どうしても日本語で予約をしたいという方は以下の日本人窓口まで。ただし、予約専用窓口ではないため、電話に出られない場合や早急な対応ができない場合もあるので、予めご了承いただきたい。

ブッフェの注意事項

  • 2時間制(予約時間から2時間)
  • 食べ残しや飲み残しが合った場合には、該当メニューの基本料金を追加で支払う
  • 人数の変更があった場合には来店前に連絡を。
  • 食べ放題プランは他のプロモーションとの併用不可。

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