11月23日にチェンマイで開催されるロイクラトン(コムローイ)祭り。参加しよう、しようと思って、ここまでズルズル決められずに来てしまったという方へ。
最大規模のイベントはもうチケットが売り切れになっているようだが、チェンマイ近郊で開催されるコムローイ祭りはほかにもある。
いくつかあるコムローイ祭りの中でおすすめは、JTBタイランド主催の「ワット・ドイ・ティ イーペン・ランナー2018」だ。
昨年11月、JTBタイランドからお声がけいただき、実際にワット・ドイ・ティ・イーペン・ランナーのツアーに参加してきた。
その上で言えることは、このお祭りが向いているのはこんな人だ。
- まだロイクラトン祭りに参加したことがない人
- 過去にチェンマイのロイクラトン祭りに参加したことがある人
- チェンマイ以外のロイクラトン祭りを体験したい人
- はじめてタイやチェンマイを訪れる人
- 旅慣れていない人
- 家族連れ
どれかひとつでも当てはまる人は、この記事を読み進めてほしい。
ツアーに対して、こんなネガティブな印象を持っているあなた!(というか僕)
僕も普段はすべて自分で手配する個人旅行派だが、チェンマイのロイクラトン祭りばかりはツアーがおすすめである。
おすすめとか言って、どうせ広告だからそう言っているだけでしょ?
騙されないぞ!と思われるかもしれない。
鋭い!
確かにこれはJTBタイランドの記事広告である。
だが、昨年実際にツアーに参加して、「ツアー=面倒くさい」という考えを覆すほどの高い満足を得られた。
まさに「百聞は一見にしかず」という言葉がピッタリの体験となったJTBタイランド主催の「ワット・ドイ・ティ イーペン・ランナー」。
今年、チェンマイのロイクラトン祭りに参加したいけど、どれにしようか決めきれていないというアナタのために、僕が「ワット・ドイ・ティ イーペン・ランナー」ツアーの魅力をみっちりとお伝えしたい。
なぜロイクラトン祭りはツアーがおすすめなのか?
個人旅行派の僕が、なぜロイクラトン祭りに限りツアーを勧めるのか?
まずはその理由についてお伝えしておきたい。
チェンマイ近郊でコムローイの打ち上げが行われるお祭りはいくつかあるが、すべてチェンマイ市街中心部から離れた場所で開催される。
火がついたままのランタンが空から落下してくるため、市街地では大規模な打ち上げイベントは開催できないためだ。
では開催場所までどうやって行くのか?
それが問題である。
ツアー以外で参加する人は、
- 車やバイクをレンタルして自分で行く
- トゥクトゥクやタクシーをチャーターして向かう
という方法が一般的だ。
僕が4年前にはじめてコムローイ祭り(イーペン・ランナー・インターナショナル 2014)に参加したときは、レンタルバイクで会場に向かった。
チェンマイ市内では簡単にバイクを借りられるが…
ロイクラトン祭り期間中のチェンマイは、世界中から観光客が集まるため、バイクを借りるのも一苦労。
油断しているとバイクを借りられず会場に行けかなった、なんてことになりかねないので注意が必要だ。
タイ語が不自由しない人や旅慣れている人なら、上の方法で会場に向かうこともできるが、多くの人はそうではないだろう。
ロイクラトンではじめてタイを訪れる人も少なくないはずだ。
そんな人でも確実にコムローイ祭りの会場に到着し、お祭りを満喫するためには、ホテルから会場までの往復送迎が含まれているツアーが圧倒的におすすめなのだ。
ロイクラトンはツアー参加が吉。
ということがご理解いただけたと思う。
それでは続いて本題である、JTBタイランド主催の「ワット・ドイ・ティ イーペン・ランナー2018」を勧める理由を全力でプレゼンしてきたい。
今年のツアー詳細を昨年の体験談をベースにご紹介しよう。
あなたも絶対に参加したくなる! ワット・ドイ・ティ・イーペン・ランナー2018
11月22日(木)午前 バンコク・スワンナプーム空港発 チェンマイへ
昨年はタイ国際航空でチェンマイへ
LCCではなく(←ここがポイント)、タイ国際航空またはバンコクエアウェイズを利用するため、スワンナプーム空港からの出発となる。
ドンムアン空港は中国人観光客で埋め尽くされることが予想されるため、スワンナプーム空港を利用できるのはありがたい。
昨年はタイ国際航空の利用だったが、スワンナプーム空港の国内線はチェックインから搭乗まで非常にスムーズだった。
チェンマイ到着、日本語係員がチェンマイ市内観光へご案内
- ワット・プラシン、ワット・チェディルアン、ワット・スアンドークおよびサンカンペン通りのハンディクラフトのお店へご案内
昨年は以下のルートで回った。
立ち並ぶ白い仏塔が圧巻! ワット・スアンドーク
ワット・スアンドーク境内に並ぶ白い仏塔
1383年、ランナー王朝のクーナ王によって宮殿の庭に建てられた寺院。
ココが見どころ!
- タイ国内でも1、2の大きさを誇る青銅の仏像
- 境内に立ち並ぶ無数の白い仏塔(チェディ)
ワット・スアンドーク本堂
昼食はチェンマイ名物のカオソーイ!
ブッフェなので気に入れば何杯でも食べられる
チェンマイ名物といえば、カオソーイ(カレーヌードル)を置いて他にない。初日のランチで早々にカオソーイを食べられるのはありがたい。
ツアーで使うブッフェスタイルのレストランなので期待はしていなかったが、カオソーイは意外に美味しかった。
インスタ映えスポット! ワット・チェディルアン
ワット・チェディ・ルアンの仏塔
チェンマイ旧市街のほぼ中心に位置し、巨大な仏塔が有名なワット・チェディ・ルアン。
まるで遺跡のような風格のあるレンガ造りの仏塔は、1411年に建てられたもの。1545年に起きた地震でかなりの部分を毀損してしまったが、建築当時は86mもの高さがあったという。
この仏塔を目にすれば、ランナー王朝の栄華がどれほどのものであったかをうかがい知ることができるだろう。
ワット・チェディルアン
インスタ映え的には、本堂でキラキラと光り輝くランナー様式の飾り付けも見逃せない。
遺跡や仏像に興味がなくても、この飾り付けには誰でも心躍るはず。
チェンマイNo.1の格式! 第一級王室寺院ワット・プラシン
チェンマイに無数にある寺院の中でも最も高い格式を誇る「ワット・プラシン」。
1345年に王パーユー王が、父の骨を埋葬するために建立したとされる寺院。ここで見ておくべきものは、本堂よりも礼拝堂(ウィハーン)だ。
本堂の奥にあるウィハーン(礼拝堂)
礼拝堂内にはチェンマイの風俗や歴史を描いた壁画がありタイ北部伝統芸術の傑作と評されている。
ホテル「ル・メリディアン・チェンマイ」にチェックイン
ル・メリディアン・チェンマイ
僕が泊まったル・メリディアン・チェンマイは、ナイトバザールの会場となるチャンクラン通りとチェンマイ随一の繁華街であるロイクロ通りの交差点に位置している。
ここはワット・プラシンがあるお堀に囲まれた旧市街と灯篭流しの会場となるピン川のちょうど中間でもある。
チェンマイ市街の観光においては、お世辞抜きでベストといえるロケーションだ。チェンマイ市街では有数の高級ホテルだけあり、お部屋のクオリティも文句なし。
バスルームも洒落ている
予算が潤沢にある人は、「アナンタラ チェンマイ リゾート&スパ」や「シャングリラホテル チェンマイ」という選択肢もある。
逆に、ホテルは寝るだけだし、もう少し安いほうがいいという方は、ル・メリディアン・チェンマイの向かいに立つ「ドゥアンタワン ホテル チェンマイ」を選んでもいいだろう。
ナイトバザールまで徒歩0分
立地とクオリティのバランスでいえば、僕はル・メリディアン・チェンマイに一票を投じたい。
ホテルチェックイン後は自由行動!
夕暮れ時のチェンマイ
ホテルチェックイン後は自由行動になるので、オプショナルツアー(別料金)を申し込んでもいいし、個人で自由に観光をしてもいい。
僕たちはナイトバザールや旧市街の街歩き、寺院めぐりを楽しんだ。
お祭り期間中のチェンマイ市街は、ランナー様式と呼ばれる北部タイの伝統的な飾り付けが街を彩る。まるで日本の縁日のような雰囲気だ。
ランナー様式の飾り付け
何度でもこの雰囲気を味わいにチェンマイを訪れたい。それほど素晴らしい空気感に街全体が包まれている。
ぜひ、旧市街まで足を伸ばしてほしいし、もし疲労困憊ならホテル周辺だけでも構わないので、散策をしてほしい。
ワット・チェディ・ルアンのすぐ近くにあるワット・パーンタオがおすすめ!
ワット・パーンタオ境内の幻想的な飾り付け
11月23日(金)ワット・ドイ・ティ イーペン・ランナー2018当日
- ホテルにて朝食後、お昼前にランプーンへ出発
- ローカルレストランにて昼食後、ランプーンへ(所要時間:約1時間)
- ランプーン観光
(ワット・プラタート・ハリプンチャイ、ワット・サンパーンヤーンルアン、ワット・プラブッタバート タクパーへご案内)
美しすぎる寺院、ワット・プラタート・ハリプンチャイ
ワット・プラタート・ハリプンチャイ
いよいよワット・ドイ・ティ イーペン・ランナー当日。
昨年は16時にホテルを出発するまで自由時間だったが、今年は会場があるランプーン県の観光がこの時間帯に組み込まれている。
えぇ〜、自由行動じゃないのか…
と残念に思う方もいるかもしれないが、そのランプーン観光で回るのは、ワット・プラタート・ハリプンチャイやワット・プラブッタバート・タクパーというチェンマイの有名寺院に勝るとも劣らない素晴らしい寺院だ。
この2つの寺院は、今年3月にガタさんと一緒に北部タイをバイクで旅した時に訪れている。
動画はこちらから!
(昨日からタイの旅をお届けするYouTubeチャンネル「たびたびマハナコン」をスタートしました。ぜひチャンネル登録お願いします!)
特にワット・プラタート・ハリプンチャイは、個人的にタイ北部の寺院でトップ3に入るほどのお気に入り。
タイ北部で初めて仏陀の髪を収めた黄金の仏塔があり、これはタイ国内最古の仏塔とされている。
ワット・プラタート・ハリプンチャイの仏塔
また、チェンマイで最も有名な寺院ドイステープの仏塔は、この仏塔をモデルにして建てられたと伝えられている。それほど格式高い寺院なのだ。
さらにこのワット・ハリプンチャイ、ロイクラトンの日は境内にランナー様式のランタンが吊るされていてインスタ映え待ったなし!という雰囲気。
惜しむらくはツアーで訪れるのは昼間ということ。この写真のような幻想的な輝きはないが、無数のランタンが並ぶ様は圧巻だろう。これだけでもランプーンを訪れる価値はあると断言できる。
ロイクラトンにチェンマイを訪れる人は多いが、ランプーンを訪れる外国人はほとんどいないはず。
ワット・プラタート・ハリプンチャイのロイクラトンの飾り付けは、これから絶対に人気が出ると思う。
これが冒頭でお伝えした
- 過去にチェンマイのロイクラトン祭りに参加したことがある人
- チェンマイ以外のロイクラトン祭りを体験したい人
にこのツアーを勧める大きな理由だ。
ヘビーリピーターでも訪れたことがある人は滅多にいないであろうロイクラトンのワット・プラタート・ハリプンチャイ。僕が調べた限りにおいて、ロイクラトン当日にここを訪れるツアーは、JTBのワット・ドイ・ティ・イーペン・ランナー2018のみである。
いよいよ会場へ!
会場の待合スペース
17時30分頃、日が沈む少し前に会場に到着。
待合スペースではローカルマーケットやタイ北部民族舞踊を楽しめる。
美しい夕日が見られるかは運次第だが、11月のタイは乾季なので雨の心配はない。
会場で用意されている軽食で腹を満たし、コムローイ打ち上げまで会場散策とお祭りの雰囲気を楽しもう。
一点、注意事項を挙げるとすれば、日が沈んだ会場には蚊が多かった。(タイの地方はどこでもそうだが…)
JTBのスタッフが虫除けスプレーを貸してくれたが、心配なら持参したほうが良いだろう。
幻想的なコムローイの打ち上げ!
コムローイの打ち上げ会場
日が沈んだ19時30分頃からコムローイ打ち上げ会場の指定席へ着席。
僧侶が一堂に会する
僧侶の読経を聞き、しばし瞑想タイム。
瞑想で心を落ち着かせた後、いよいよコムローイを打ち上げ!
3人がかりでコムローイを打ち上げる
僧侶も一緒に打ち上げる
1500ものコムローイが夜空に一斉に放たれる様は、言葉を失うほど幻想的な光景。
その感動的な美しさが写真でも少しは伝わるだろうか。
伝えきれていないかもしれないので、JTB制作の動画もご覧いただきたい。
コムローイは厄払いと徳を積む目的があり、高く上がるほど悲しみを遠ざけ、幸せを呼び寄せると信じられている。
ワット・ドイ・ティ・イーペン・ランナーがどんなお祭りだったか。参加者の笑顔がすべてを物語っている。
もう多くを語る必要はないだろう。
ホテル到着後もまだまだロイクラトンは終わらない!
ピン川では夜遅くまでコムローイの打ち上げが行われている
帰路のバスでもコムローイ打ち上げの興奮が冷めやらぬまま、22時半頃ホテルに到着。
一日観光で疲れているかもしれないが、気力を振り絞ってピン川まで足を運んでほしい。
空に浮かぶ無数のコムローイ
ピン川沿いではコムローイの打ち上げが夜遅くまで行われているし、川面には無数の灯籠(クラトン)が浮かんでいる。
四十歳を再来年に控えたおっさんの僕ですらウットリとしてしまうほど、この川沿いの光景は美しい。
川沿いの露店で灯籠が売られているので、お気に入りのデザインのものをGETし、川に流そう。
もちろんコムローイも売られているので、誰でも自由に空に放つことができる。
クラトン(灯籠)を川に流す
日本から参加している人は、これが最初で最後のロイクラトン祭りかもしれない。
ぜひ、心ゆくまでロイクラトンの夜を堪能してほしい。
11月24日(土) 午後〜夕刻 チェンマイ発 バンコク着
最終日は夕方の便でバンコクへの帰路につくが、それまでは自由時間。オプショナルツアー(別料金)を申し込んでアクティブに観光してもいいし、スパやマッサージで疲れを癒やすのもいいだろう。
僕はハーブサウナとマッサージで疲れを取り、〆に北タイ料理の名店で舌鼓をうった。
ハーブサウナとマッサージの店 Thai Massage Shivagakomarpaj
- 店名:Thai Massage Shivagakomarpaj (Old Medicine Hospital)
- 住所:238/8 Wuolai Road (Opposite Old Chiangmai Culture Center) Chiang Mai
- 営業時間:8時〜19時 無休
- 料金:ハーブサウナ100B、貸しタオル30B
- TEL:053-201-663
- HP:http://thaimassageschool.ac.th/
旧市街にある北タイ料理レストラン フアンペン
- 店名:フアンペン(Huen Phen)
- 住所:112 Ratchamanka Rd, Tambon Phra Sing, Amphoe Mueang Chiang Mai, Chang Wat Chiang Mai
- 営業時間:8時半〜16時、17時〜22時
- TEL:053-277-103
まとめ
以上、ワット・ドイ・ティ イーペン・ランナー2018をご紹介した。
今年、ロイクラトン祭りへの参加を検討しているあなたに、このツアーの魅力が伝わっていれば嬉しい。
「団体ツアーなんて…」と斜に構えている僕のような方にも、「たまにはツアーもいいものですよ!」と声を大にして言いたい。
ワット・プラタート・ハリプンチャイとコムローイ打ち上げを楽しめるのは、「ワット・ドイ・ティ イーペン・ランナー2018」のみ。
はじめてのタイ、はじめてのロイクラトンという方はもちろん、二度目のロイクラトン、チェンマイのヘビーリピーターの方でも間違いなく楽しめると思う。
ツアーの詳細は下記JTBタイランドのウェブサイトをご確認いただきたい。
- 【11月22日(木)発】JTBタイランド主催 ワット・ドイ・ティ イーペン・ランナー2018(2泊3日)
- 【11月23日(金)発】JTBタイランド主催 ワット・ドイ・ティ イーペン・ランナー2018(1泊2日)
チェンマイ現地から合流できる「送迎+チケットのみ」のプランも発売中!
- 11月23日(金) ワット・ドイ・ティ イーペンランナーのチェンマイから会場までの送迎+チケットのみのプラン
- 料金:5,500THB(大人・子供同額) 幼児無料(席なし)
- 詳細はJTBタイランドのHP内の特設ページより
1泊2日や「送迎+チケットのみ」の場合、ランプーン観光はつかない。スケジュールをやりくりして、是が非でも2泊3日のツアーへ参加してほしい。
ツアーのお問い合わせ、お申込みは下記JTBタイランドまで。
JTBタイランド主催 ワット・ドイ・ティ イーペン・ランナー2018
【日程】
2018年11月22日発・2泊3日
11月23日発・1泊2日(売り切れ)
11月23日発・2泊3日
【料金】
11月22日発・2泊3日:2万2300B~
11月23日発・1泊2日:1万8800B~(売り切れ)
11月23日発・2泊3日:2万900B~
(航空券、宿泊代、食事付き)
お問い合わせ:JTBタイランド
- TEL:0‐2344-4688 (エムクオーティエ店)、0‐2344-4666 (シーロム店)
- HP:https://jtbthai.com
- E-mail:bkkoutbound.th@jtbap.com