いよいよ明後日2月14日は、バレンタインデーだ。学生時代、バレンタインデー当日は、「何個チョコをもらえるかな。一個ももらえなかったら恥ずかしいな」と、期待と不安でドキドキしながら登校したことを覚えている。あぁ懐かしき青春の日々…
日本では、女性から男性にチョコレートをプレゼントをするが、タイでは男性から女性にバラの花とプレゼントを渡す習慣がある。バラを渡す相手は恋人や意中の人だけで、義理では渡さない。
僕もタイ人の彼女がいた時は、毎年バラの花束と簡単なプレゼントを渡していた。今年はプレゼントをする相手すらいないのは情けない限り…
バレンタインデー当日のバンコクは、街の至るところにバラを売る屋台が出現し、否応なしにバレンタインの雰囲気が盛り上がる。非リア充にはツラい一日だ。
バラの価格はバレンタインデーの2〜3日前から上がりだし、当日は屋台でも一輪100Bにまで暴騰する。
男性陣は、今年はどこでバラの花を買おうかと考えているころではないだろうか。
バンコクで花といえば、「パークローン市場」を置いて他にない。バンコクのみならずタイ最大の花市場である。
バレンタインにバラを贈る相手はいないが、この乾いた心をせめて花でも見て癒やされようと思い、昨夜パークロン花市場に行ってきた。
それでは今回は、バレンタインデーが間近に迫ったパークローン市場の様子を動画と写真でお届けしたい。
タイ最大の花市場 パークローン市場に行ってきた
行き方と地図は最後にお伝えするが、まずはざっくりと場所だけご紹介しておこう。
パークローン市場は、いわゆる旧市街にあり、中華街(ヤワラート)の西、ワット・ポーの南に位置する。ほぼチャオプラヤー川沿いと言って良いロケーションで、ショッピングモール「ヨートピマン・リバーウォーク」やサパーン・プットのすぐ側にある。
パークローン市場は24時間営業だが、夜から深夜にかけてが最も活気がある時間帯だ。
僕が到着したのは、21時頃。パークローン市場周辺の通りは、荷台に花を満載した車や台車がひっきりなしに行き交い、辺り一帯は花の香に包まれている。
花を満載にした台車が行き交う
それでは、まずは動画でパークローン市場をご覧いただきたい。
続いては、写真でパークローン市場の様子をお楽しみいただきたい。
パークローン市場写真レポート
バレンタインデーが間近ということもあり、普段数十バーツで売られているバラの花束も300〜400Bという店がほとんど。一番高いお店では美しくアレンジしたバラの花一輪350Bというものもあったがバラ以外の花は、値上がりしている様子はなかった。
色鮮やかなカーネーション
ブーケ専門店もある
バラ、蘭、カーネーション、かすみ草など色鮮やかな花が、通りの両端にところ狭しと並ぶ。特に買うつもりはなくても歩いているだけでも充分楽しめる。花の香に包まれるとはまさにこのことだと実感できる。
お供え用の花も売られている
大きな花束を抱えて帰る人も少なくない
花だけでなく、グリーンも取り扱っているバレンタインデーが近いからか、タイの若者の姿を多くみかけた。みな意中の人にプレゼントするのか、バラやブーケを真剣な目で選んでいたのが微笑ましかった。
最後に、市場の端で超巨大なバラの花束を目撃した。
これがその花束だ。
なんと200本のバラの花束。値段は2,000B。
プロポーズ用だろうか。成功を祈る。
以上、タイ最大の花市場「パークローン市場」のバレンタインデー直前の様子をお届けした。
花を買うつもりはなくても、歩いているだけでも充分に楽しめるが、贈る相手がいればより一層楽しめることは間違いない。次に来るときは、プレゼント用の花束を買いに来よう誓った一夜だった。
パークローン市場
- 24時間営業
- BTSで行く場合:サパーンタクシン駅からチャオプラヤーボートに乗り、サパーンプット(Saphan Phut)船着場で下船。徒歩3分。(夜間はボートが運航していないので注意)
- MRTで行く場合:フアランポーン駅からタクシーで50B程度。
- タクシーで行く場合:アソークから100B前後
サパーンプット・ナイトマーケットに寄り道
サパーンプット・ナイトマーケット
近くのサパーンプットの橋の麓では、ナイトマーケットが開かれいてる。タイの若者向けのマーケットなので、目ぼしいものはないと思うが、パークローン市場に来たついでに寄る分には面白いかもしれない。
洋服やスニーカーなど若者向けのアパレル製品の露店が多い。
KFC的なKFL
ただし、若者が多いため特に深夜はあまり治安がいいとは言えない。女性ひとりで夜遅くには行かない方が良いだろう。
それではみなさん、良い週末を!
TGIF!!!