今月4日に以下の記事でお伝えしたとおり、バンコク都庁によるプラトゥーナム市場周辺の歩道で営業する露店の撤去計画が進められている。
プラトゥーナム市場周辺の露店が3月8日にも撤去へ! | YINDEED MAGAZINE
上の記事で露天商にインタビューをしたところ、当然撤去には反対しているが、3月8日にも一部の露店の撤去が開始するだろうということだった。
はたして、本当に撤去されてしまうのだろうか?
実は、撤去開始予定日翌日の3月9日にプラトゥーナム市場周辺に様子を見に行ってきたのだが、これまでと変わらず全ての露店が営業していた。一部の露天商に話を聞くと、撤去予定日は3月17日に延期されたということだった。
newsclipによると、露天商たちはプラユット首相宛に露店の営業存続を求める陳情書を提出し、撤去計画の白紙撤回を求めているようだ。
バンコク都庁が都心の商業地区プラトゥーナムの歩道で営業する露店を撤去する計画を進めている件で、露天商の代表30人が14日、営業存続を求める陳情書を軍政のプラユット首相宛に提出した。
都庁は露天商600人に対して、営業許可の取り消しを通告し、17日までに都が用意した郊外の市場などへの移転を求めている。
プラトゥーナムの露店商、撤去反対でタイ首相に陳情 | newsclip
3月17日に延期された撤去計画だが、首相に陳情書を提出しているという状況の中で、計画どおり撤去は行われたのだろうか?
本日18日の正午、再度プラトゥーナム市場周辺に様子を見に行ってきた。
3月18日のプラトゥーナム市場周辺の様子
ラチャプラロップ通り沿いの歩道で営業する露店 3月18日正午
露店が営業を開始するのは午前10時から。僕が正午に訪れると、上の写真のとおりこれまでと変わらず全ての露店が営業していた。まったく撤去が行われる様子もない。
ラチャプラロップ通り沿いの露店の様子
ペッブリー通り沿いの露店の様子
ご覧のとおり、通常営業といった雰囲気だ。
露天商に話を聞いたが、まだいつ撤去されるかは分からないということだった。首相への陳情がどの程度効果があるのかは分からないが、バンコク都内各所で露店や屋台街の撤去が進められている現状では、ここプラトゥーナム市場周辺の露店だけが、撤去を免れることは難しいだろう。
露店が撤去されていく一方で、プラトゥーナム交差点からほど近いラチャプラソン通り沿いにある伊勢丹の真向かいには、ニュー・プラチナムファッションモールの建設が始まろうとしている。
THAILAND LARGEST MARKET IN TOWNの文字が
スカイウォークが間もなく完成
歩道の上に建設中のスカイウォーク
セントラルワールド前からプラトゥーナム交差点にあるプラチナムファッションモールまで続くスカイウォークが間もなく完成する。これまでセントラルワールドからプラトゥーナム方面に向かうためには、交通量が多く、歩道も狭いラチャプラソン通りを歩いて向かう必要があり、これが大変不快な道のりだった。早く遊歩道的なものが出来て欲しいと通る度に思っていたが、ようやく完成する。
スカイウォークはセンセーブ運河の上を通りプラチナムファッションモールへ続く
完成まであと1〜2ヶ月か
露店が撤去されるのは残念だが、このように歩きやすく安全な歩道が整備されることは喜ばしいことである。プラトゥーナム市場周辺の露店の撤去については、今後も引き続き様子を見守っていきたい。状況が変わり次第、またご報告したい。
それではまた来週!
TGIF !!!